第21週「貞女は二夫に見えず?」
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寅子は自分が星姓を名乗るべきか佐田姓を名乗るべきかで悩む。
翌朝、直明が苗字のことはそんなに悩むことかと笑う。
直人は
「婚姻はは両性の合意のみに基いて成立するんだ。」
と言う
直明は「両性ってなんだよ。」
「男女の事だよ」
と言う。
そこで寅子は大事なことに気付く。
轟に時間を取って貰った寅子
「ごめんなさい」
「どうした佐田」
「この前何を間違っていたか気付いた。」
轟さんと遠藤さんの前で何も考えず
「結婚の意味を見いだせない」と言ってしまったことを謝罪
「まあ座れ。
茶でも出そう
話したのか相手と結婚に関して」
「改めていろいろと考え、苗字を変えなければいけないことに引っかかって・・・」
「意外だな。お前が」
よねが口を挟む
「いつでも婚姻関係を結べる者のわがままな悩みかもしれない
今振り返ってみれば、自分事になるまでどちらかが苗字をかえなければいけない意味について考えてなかった
そして男女の恋人のことしか考えていなかった」
「人間なんてそんなもんだ。
今振り返ってみればの連続。
過ぎてからわかる事ばかりだ。」
「今、振り返ってみれば俺は子供の頃から、やたらと「男事らしさ」にこだわっていた
佐賀にいたときも
花岡が学校に行く時間に合わせて俺も家を出た
学校に向かう途中で会えるように話せるように
今、振り返ってみれば
弁護士になる夢を嬉しそうに語る花岡の顔を見て
俺は同じ弁護士になる道を選び
だから同じ明律大学で学べることを喜んだ」
「それはつまり・・・」
「花岡への気持ちを知ったのは
それこそあいつの死をきっかけに自分を振り返って・・・
嫌・・・山田が俺に「私の前では強がらなくて良い」と言ってくれたからだ」
よねを見る二人
「こっち見んな」
「山田と話せていなかったら一人答えも出せずに心が壊れていたかもしれん。
今、振り返ってみれば
自分の気持ちを知ったあとも
どうせ俺のことは世の中にはわかってもらえまいと思っていた
そんな時
友人の付き添いでやってきた時雄さんに出会った
時雄さんに思いを告げて
同じ気持ちでいてくれると知った時は全てを受け止めてもらえた気がした
最初は限られた場所でも時雄さんといられればそれだけで本当に良かった。
でも」
「でも?」
壁に書かれた憲法14条を見る。
「この先の人生お互いを支えられる保証は法的にない
俺らが死ねば
俺らの関係は 世の中になかったことになる
じいさんになって人生を振り返った時、俺は心から幸せだったと言いたいんだ。」
「ありがとう轟さん
またこうして話を聞かせて貰っても良いかしら。
裁判官としても人としても
私に見えてない世の中のこともっと知りたいの」
「ああもちろんだ。」
「別にわがままなんかじゃないだろう
結婚しても苗字を変えたくないと思うこと
当然の権利だろ
誰の顔を気にして弱気になってるんだ」
よねが寅子に声をかける
夜、優未がこっそり星家に電話をしていた。
日曜日、寅子と優未はは再び航一の家を訪れた
シッポからエビを食べる航一
「海老の尻尾は栄養が豊富なんです」
「今度直人兄ちゃんにも食べさせてあげたいね」
「そうね。息抜きにいいかもね」
直人と朋一は同じ年。
「佐田さんの甥っ子さんならきっと優秀なんでしょうね」
朋一が言う
すると百合が
「朋一さんもとても優秀なのよ。大学で一番の成績なんですよ」
と微笑む
「まぁ素晴らしい。」
「お兄ちゃん、百合さんにその話をしてほしくて、その話題を出したんでしょ」
「妹はちょっとひねくれているんです」
「兄妹、仲が良いわね」
「優未さんが加わって三兄弟
もっと仲良く賑やかになるわね」
「百合さん」
「ごめんなさい。私ったら・・・」
「いえ、ちょうど良かったです。
みんなに一度話そうと思っていた
結婚したら、僕が佐田姓になるって
僕は苗字になんのこだわりもない
朋一ものどかも大きくなった
そもそも名字がどうあろうと法的な親族関係は変わらない」
「いけません
そんなこと絶対いけません
亡きお父さんに朋彦さんに顔向けできない
私は絶対に認めませんよ」
「百合さん」
轟が恋人を職場に連れこんでいるのは嫌だけどw
でも戸塚純貴くんはやっぱり良い芝居をするなぁ~って思っちゃうわね。
今の価値観をこの時代に押し込んでいる感は拭えないところもあるけれど。
だけど、まぁ、この時代にも轟のように苦しんでいた人はいたであろう。
今でさえ、いるでしょう。
同性愛については。
夫婦別姓に関しても、昔から面倒な制度だと思う。
バリバリ働いていないワタシでも面倒だったからな。
墓じまいだなんだ今週はやたらニュースで見たけど、もう墓にこだわらないなら名字も別姓でエエやないかって思うけどね。
ただ・・・名字だけでこんなひっぱるとは。
結婚まで面倒だな。
いや、一筋縄ではいかないと思ったけど、名字だけなんだ?って思っちゃったぜ。
原爆裁判はどこへ行った?
と思いつつ。
戸塚純貴くんのプレミアムトーク見ます~!!
今、振り返れば・・・明律大学時代が好きだなw
虎に翼の感想はコチラ→☆
主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
佐田優未(毎田暖乃)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(青山凌大)
猪爪直治(今井悠貴)
星百合(余貴美子)
星朋一(井上祐貴)
星のどか(尾碕真花)
山田よね(土居志央梨)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
大庭梅子(平岩紙)
雲野(塚地武雅)
田沼玲美(菊池和澄)
遠藤時雄(和田正人)
語り – 尾野真千子
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