第21週「貞女は二夫に見えず?」
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「今俺がお付き合いしているお方だ!」
「お付き合い?」
「お付き合いだ!」
手を握って寅子に紹介
「出版社で編集をしています遠藤時雄です」
「裁判官をしてます佐田寅子です」
「遠藤さんのご友人を俺が弁護士したことで・・・
いろいろあって」
「突然そんなこと言われたら誰だって戸惑ってしまうよ。
太一くん」
「佐田には時雄さんとの関係を嘘で取り繕いたくなかったんだ」
戸惑う寅子
よねが帰って来る
「なんだまた来ていたのか。」
寅子と遠藤を見てうんざりしたように言うよね
「前々から、時雄さんには佐田を紹介したいと思っていたんだ」
「そうか」
「よねさん。ずいぶん遅くなってしまったけれど。改めておめでとう
よねさんが弁護士になってくれて本当にうれしいの」
花を渡す寅子
「別にお前に喜んで貰う為に弁護士になったんじゃない。」
”私は自分は曲げない
曲げずに合格してみせる”
寅子が合格したときのことを思い出す。
「梅子さんと言い、素敵なお友達ですね」
「こいつが私のところに来る時は自分のことを話したいからだ」
「山田、そんな言い方はないだろう!」
「よねさんって本当に私のことをわかっているのね」
「早く話せ」
「実は私お付き合いをしている人に結婚しないかといわれたの」
「それはおめでとうございます」
と時雄
「だがあまりうれしそうじゃないな?」
と轟
「嬉しいのはうれしいんだけど
でも、思って締まったの。
今更結婚する必要があるのかなって」
子供を作るわけでもない
支え合わなくても経済的に自立しあっている
それぞれの家族もいる
「それなのに結婚する意味を見いだせない」
顔を見合わせ小さく微笑む轟と時雄
「それを私たちに話してなんになる?
相手に今の言葉をそのまま話せ」
「そうよね。そうなんだけど」
「用が済んだらさっさと帰れ」
「轟さん遠藤さん
さっき、私、なんとも言えない顔をしてしまったと思うの。
それにさっき私何か間違えていたようで・・・
いろいろとごめんなさい」
「謝る事じゃ・・・」
「別に謝って欲しいわけじゃない
ただ・・・なぁ?」
微妙な間が出来る
「今日はお会いできて良かったわ。」
帰って行く寅子
遠藤とよねにほほえむ轟
竹もと
「トラちゃん、会ったんですってね
遠藤さんに。
あの二人、良い関係よね。
最初は驚いてしまったけれど。
よく考えれば驚く方がおかしいのよね」
神妙に俯く
航一がやってきた。
「この前して頂いたプロポーズのことなんだけど」
「まあぁ!
あ、失礼しました」
梅子が反応してしまう
「ずっと返事をしていなくてごめんなさい
お返事の前にどうして結婚したいのか聞きたいと思って」
航一さんとの時間がすごく楽しい
確かと一緒に暮らすのはとてもとても素敵なことだ
寅子が法律家を目指したのは、婚姻制度にはて?って思ったのがきっかけ
結婚がいやなわけではない
結婚にこだわらなくてもよいのではないか
永遠を誓わない愛を選んだ
「東京に戻る日までお付き合いをしていたら、結婚を申し込もうと思っていました」
理由その1
新潟では単身での赴任で時間の融通がきいたがが、東京に帰ればそうはいかないから
理由その2
婚姻することによって互いの家族を養い
法的に財産を残せる
我々も良い年だから、お互い旅立ったあとのことを考えると安心できる。
理由その3
民法763条
夫婦は協議離婚できる
「婚姻自体が永遠の愛を誓うのではなく、永遠を誓わない愛であると気づいたからです」
「なるほど」
氷汁粉をたべる二人
猪爪家
直人は司法試験合格を目指して勉強中
花江は直明と玲美の結婚の準備に大忙し。
玲美の母は着物を着て欲しいというが、玲美はウエディングドレスを着たいと言う
「両方着ればいい」
と直明
「予算と相談して」
と花江
直治は「トラちゃんがどどんと出してくれる」と笑う
寅子は弟の結婚を盛大に祝うのは両親への最後の親孝行なんじゃないかと思っていると寛大
「でも予算に限度はあるので
何を優先させるのかちゃんと決めて」
「お姉ちゃんはどうするか決めたの?
航一さんとのこと」
「前向きに検討中です」
星家
子供達は外で夕飯を食べてくると百合が航一を迎える。
「物置になっていたお部屋を片付けました
優未さんにもお部屋がひつようでしょうし。
航一さんや子供達の支えになってくれる人がいることは本当に嬉しいんですよ。」
と百合
なんとも言えない表情の航一
猪爪家
花江は
「ゆっくり考えてトラちゃんのしたいようにすれば良いのよ。
結婚となれば星家に住んで星家の人になるんだから」
「うん」
「そんなんだから星家のお嫁さんが務まるのか心配なのよ」
と寅子に投げかける
「お姉ちゃん?」
「民法750条」
「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。」
直人が答える
「夫婦婦になればどちらかの苗字が変わる」
「星寅子素敵。
星優未も素敵」
「はて?どうして私たちの苗字が変わる前提なの?」
「星さんに佐田になってほしいの?」
「そうじゃない。
玲美さんは猪爪の苗字になりたいの?」
「ええ。」
「苗字が変わって初めて結婚を実感するかも」
と花江
夫婦はどちらの苗字を名乗るのか決めることができる・・・
「トラちゃん?」
「ごめん。寝る。おやすみなさい」
同性婚と夫婦別姓で終盤に向かうのね。
そもそも寅子は結婚に意味を見いだせなかったのに、優三さんと結婚しちゃった。
社会的地位を得るために
だから今更結婚することになんの意味があるのかと悩むのはわかる。
それを結婚していないよねに相談するとは思わなかったけど。
弁護士だから相談したのか。
まさか轟に結婚できない彼氏がいることなんて知らなかったから・・・。
あの場の発言は彼らのことを考えると少々失礼ではあるんだけど。
あの時代、驚かない人はいないし、そこまでの配慮をして生活していないだろうから。
裁判官なら気を遣わなくてはいけない案件なのかもしれんけど。
よねさんによると、遠藤はあの職場にちょこちょこ来ているもよう。
ええ・・・。
職場で・・・
職場に恋人を連れ込んでイチャイチャしているなんて、轟らしくないなぁ。
同性愛とか関係なく、気まずいじゃん。
轟がそんなことをするなんて、ちょっとショックです。
で、この二人は堂々としたいのだろうけど・・・。
ヒャンちゃんと同じで、堂々とできない。
そして結婚もできない。
結婚したくてもできない人たちと結婚に意味を見いだせない寅子との対比?
でもこれは対比できるもんでもないかな。
結婚したくてもできないんだから寅子の悩みは贅沢なんて思えないし。
そこに対して結婚できる人が罪悪感を覚える必要もない。
不妊治療して授かった人が、授からなかった人へ罪悪感を覚えなくても良いのと同じ。
優越感を覚えなければ良い話で。
なんだかな。
轟がプライベートと仕事を分けてないのが残念ってことだけだわ(爆)
まぁ、轟がまだあの部屋に住んでいるなら仕方ないことかもしれないが・・・。
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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
佐田優未(毎田暖乃)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(青山凌大)
猪爪直治(今井悠貴)
星百合(余貴美子)
星朋一(井上祐貴)
星のどか(尾碕真花)
山田よね(土居志央梨)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
大庭梅子(平岩紙)
雲野(塚地武雅)
田沼玲美(菊池和澄)
遠藤時雄(和田正人)
語り – 尾野真千子
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