第19週「悪女の賢者ぶり?」
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寅子は美佐江のことが気になり、入倉から事件の状況を聞く
補導された女子高生二人は、色目を使うおじさんから金を取っただけだ
何が悪い
自分たちは特別だと話しているらしい。
その二人の女子生は「赤い腕飾り」をしていた。
ライトハウスに寅子、航一、入倉。
美佐江は勉強をしにライトハウスにきていると涼子から聞く。
食事をすませ店を出ようとした時に、以前の窃盗事件で怪我をした少年が立っていた。
「美佐江!」
呼びかける。
美佐江は寅子と目が合う。
少年はどこかへ
「こんにちは、美佐江さん」
「こんにちは。佐田先生、星先生
今日はなんだか勉強がはかどりそうです。」
しばらくして、美佐江が寅子を訪ねてきた
「今日はどうしたの?」
これから新潟市の家裁に行く
「ご存じですよね?」
「ええ」
「とんだ災難でした。
学校のお友達と一緒にいたら
おまわりさんに声をかけられて、そしたらなんとそのお友達が・・・」
「その子たちは腕飾りをあげる特別な存在なの?」
「どうでしょう」
「元木くんも赤い腕飾りをつけていたわよね?」
「そろそろ行かないと。
失礼します。」
「待って!」
美佐江の腕を掴む寅子
「こんなこと少年部の裁判官でも
あなたの事件の担当者でもない私がいうことじゃない
でも本当のことを話してくれない?」
微笑む美佐江
「手、痛いです。」
「ごめんなさい
美佐江さん
ここに来たのは本当は全部話したくてきたんじゃない?」
寅子の視線を外す美佐江
「自分でもよくわかっています
私はとても恵まれているって
家庭環境も自分自身も
何もせず誰かが近寄ってくると言うことは
私にそういう魅力があるんでしょう
でも強いて言えば
法律の本を読めば、悪い事をすれば罰せられる理屈や量刑の決め方はわかる
でもそれが何故悪い事に定義されるのかよくわからない
佐田先生は心から納得した答えが出せます?
どうして悪い人からものを盗んじゃいけないのか
どうして自分の身体を好きに使っちゃいけないのか
どうして人を殺しちゃいけないのか」
「答えが欲しくてやっているってこと?」
「やっている?何をですか?
心から納得出来ればきっとスッキリするんでしょうね」
支部長室から出て行く美佐江
追いかける寅子
「美佐江さん。私、今すぐにはあなたがすっきりと納得する答えを出せないと思う。
だから一緒に考えてみない?
週に一度でも二度でも
一緒にいろいろと話して考えてみましょうよ。」
振り返り寅子を見る美佐江
「あ、お母さん」
目が合った美佐江にお辞儀をする優未。
優未をじっと見る美佐江
「図書館に行ってたの。
もしかしたら一緒に帰れるかなぁって思って」
「優未!」
美佐江から隠すように優未を抱き寄せる寅子。
「どうしたの?」
優未が聞くとその様子を見た美佐江は目をそらし去って行く
森口が乗り込んできた。
「昨日、娘が憔悴して帰ってきて、佐田判事に犯罪者みてえな扱いをされたというじゃないですか
ただでさえ警察が間違えて娘を補導して変な噂が立っているのに!」
「どうかもう一度だけ、娘さんと話す機会をくれませんか。
それが無理ならどうか今一度娘さんとじっく話していただけませんか」
寅子を殴りかかろうとする森口
太郎、次郎がやってきた。
自宅に呼び出された時は寅子を訴えると言っていたが、太郎がなんとか押さえたとか。
「あとは親子の問題ですよ
それこそ我々が介入することではない」
年をまたいた昭和28年1月
「佐田さん
森口さんの件は審判不開始
審判は行わないと言うことで片がついたそうです」
「そうですか」
「釈然としませんね」
寅子と入倉
寅子と航一がライトハウスに行くと、美佐江らが勉強していた。
美佐江に教わる生徒に赤い腕飾り。
「明日からみなさん、泊まり込みで東京に行くんです」
と涼子
カウンター席に座る寅子と航一
寅子の背中に不敵な微笑みの涼子
今でいうサイコパスに近い美佐江。
そりゃ優未を守ろうとしちゃうわね。
美佐江からしたら優未は寅子の弱点とでも思うのかしら?
これがホラードラマなら、ある日、優未の腕に赤い腕飾りを見つけるんだろうけど。
ライトハウスで下僕を見つける美佐江
あの真面目そうなメガネ学生も赤い腕飾りをしていた。
一瞬は寅子に心を開きかけた美佐江。
森口のオヤジを見ていると、コイツに心を開くとは思えず。
ってか、高瀬を訴えるってのは暴行行為があったから百歩譲ってわかるとしても、今回の寅子を訴えることはできるのか?
多分、でけへん。
森口、人望はなさそうだし、よほど金を積まなきゃ、誰も味方してくれないだろうな。
美佐江は東京でなんか騒動を起こすのだろうか。
このまま世に放たれることはないと思いたい。
ただね。
美佐江は答えがでないことに対して、自分の手を汚すのではなく、下僕達に罪を犯させるってのがえげつないのよ。
美佐江が捕まらなきゃね。
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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(山田忠輝)
猪爪直治(二ノ宮陸登)
佐田優未(竹澤咲子)
山田よね(土居志央梨)
小橋浩之(名村辰)
稲垣雄二(松川尚瑠輝)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
大庭梅子(平岩紙)
桜川涼子(桜井ユキ)
高瀬雄三郎(望月歩)
入倉始(岡部ひろき)
深田(遠山俊也)
杉田次郎(田口浩正)
杉田太郎(高橋克実)
小野(堺小春)
語り – 尾野真千子
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