虎に翼 第89話 ネタバレ 感想~被告人は無罪。埋まらない溝

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第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」


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寅子が汐見夫妻と話しているところに小野が訪ねてきた
二人はなぜ結婚できたのか?と小野が訊ねる。
「親に反対されて
私も普通の生活が壊れるのが怖くて
婚約を解消して
そらからずっと苦しい
そんな時私の周りの普通をおかしいっていってくれる支部長がこの裁判を担当すると聞いて。
苦しくなくなるかもって
自分の選択に納得出来るかもしれないと傍聴に行って
それでももっと苦しくなって
あんときどうせば良かったのか
お二人はどうしてご結婚できたのか教えていただけないでしょうか」
「好きになった相手が日本人だった。
それだけ。」
「僕もです。
ありのままの彼女でいられるために何ができるのか
まだ答えの糸口は見つかっていないけど
でもいつか必ず
だから小野さんも自分に正直に」
「あり~がとございます。」

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寅子は航一に手紙に誤訳があったと報告。
杉田弁護士兄弟に放火事件について大変異例ではありますが、
弁護人、検察側に話をしていると言う
「手紙の翻訳についてどうお考えですか?」

裁判では弁護側が翻訳を朝鮮語のプロに再度依頼したと読みあえげる。
航一、寅子、入倉との協議を重ねる
発火装置も充分に証明できず、発火に使ったとされるライターに被告の指紋は検出されなかった。
放火の原因になった油は鉱物油で、被告のものとされたヒモに染みついていた油は植物油だった。
「被告が放火がなされたとは立証されませんでした。」
と入倉が報告。
寅子たちによる合議が行われ判決
「主文。
被告人は無罪」
被告は土下座して感謝する。
「感謝されることはしていません。」
入倉をにらみつけるように見ている被告人の弟。
目をそらす入倉

この冬、初めて雪が降りました。
控訴の申し立てが出てないか確認しに杉田弁護士兄弟がやってきた。
「ほせばこれで無罪確定でさね」
あの兄弟は近所と諍いを起こし、いろいろと誤解を生んでしまった
家裁で犠牲者がいないことが救いだと寅子、杉田弁護士兄弟。
「入倉さん、おごるから一緒に食べましょう」
入倉に声をかける寅子

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航一、寅子、入倉でライトハウスにやってきた。
先客に杉田兄弟。

「いいですよ説教して
だって結局俺の考えが違ったわけですから」
「そんなことしないわ」
「じゃなんで誘ったんですか」
「法廷でのあなたの顔が 何かに怯えているように見えたから
何かあったのかなと思って。」
「なるほど」
「ええまた溝を埋めようともがいてますよ」
「おせっかいですね
俺はただ納得いかなくて」
被告弟の目。
判決を聞いた時のあいつの目は、俺らをまるで仇でも見るようだった。
「それは今までの歴史が・・・」
「昔のことは知らない!
虐げたことなんてない
ふつうでいるのに敵扱いされて睨まれて
そんなことされたら、印象は悪くなる
頭ではわかっているけど」
「嫌な行動をされて気分がわるいくなるのは当たりまえ
でも入倉さんは踏みとどまれているじゃない」
曇る寅子の顔
「佐田判事?」
次郎が声をかける
「もどかしかったんです
自分の無力さが
14条がうたっている平等とはなんなのか
私に出来ることは何なのか
わかり合えないと思っても
一度じゃ伝わらなくても
諦めずに向き合う
それくらいなのかな
でも一歩ずつでも間に進まないと・・・」
「戦争が終わってまだ10年
平等やらなやらに気が使えるのは学があるか余裕があるかのどちらか
憲法が変わったから変われと言われても、全部なくなるのがおっかない
そういう人間もいるでしょう」
太郎が言う
「ごめんなさい
僕に言えるのはそれだけです」
航一がなぜか謝罪?

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当時、日本人男性に朝鮮人女性が嫁ぐのと朝鮮人男性に日本人女性が嫁ぐのはちょっと違うかも。
そしてヒャンちゃんは通名で過ごして、汐見さんもちょっと訛っているから、東京の人間からしたら、地方出身者な夫婦なのかな?って思われる。
ヒャンちゃんは朝鮮人であることを隠しているしね。
小野さんとは違いすぎる。

入倉の発言はわりとワタシもよく思うことなんだよねぇ。
日本人側からのモヤモヤを代弁してくれたように思う
個人同士ならなんてことはないけれど、国単位になると・・・。
もちろん歴史はわかるけどね。
入倉の疑問はよくわかる。

そしてここんとこ「なるほど」と「ごめんなさい」のセリフが目立つ航一さん。
航一さんの過去はきっと明日わかる。
そろそろ新潟編も終わりかなと思うので・・・寅子と航一の関係性にも変化が生まれるか?
そして・・・美佐江な。
美佐江もやべーまま終わらないだろう。

冬になっちゃったけど、花江家族や直明は新潟に来ないのかなぁ。
お盆に東京に帰らなかったのかなぁ。
花江と稲さんの再会も見たいんだよな~

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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」

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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(山田忠輝)
猪爪直治(二ノ宮陸登)
佐田優未(竹澤咲子)
山田よね(土居志央梨)
小橋浩之(名村辰)
稲垣雄二(松川尚瑠輝)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
大庭梅子(平岩紙)
桜川涼子(桜井ユキ)
高瀬雄三郎(望月歩)
入倉始(岡部ひろき)
深田(遠山俊也)
杉田次郎(田口浩正)
杉田太郎(高橋克実)
小野(堺小春)

語り – 尾野真千子

コメント

  1. ミートゥ より:

    私も思いました。
    入倉の発言、まるで今の日韓関係みたいですよね…

    そして結局、あの火事って放火?それとも自然火災??
    放火であれば、別に犯人がいる筈で…

    もしかしたらあの赤い腕輪の子絡み…
    なんて、ちょっと思いました😅

    明日はいよいよ、岡田くんの「ごめんなさい」の謎ですね。

    • tarotaro tarotaro より:

      ミートゥさん、コメントありがとうございます。

      入倉の発言・・・ホントに現在のようです。
      朝鮮人が一方的に弱者ではないし、だからと言って日本人がいつも加害者じゃない。
      それぞれなんですよねぇ。

      放火の犯人。
      ワタシもやべー女・美佐江が絡んでいるんじゃって思います。

      そして明日岡田将生の過去が?
      しかしあんな美しい裁判官、戦後すぐの日本にいるとは思えない