虎に翼 第88話 ネタバレ 感想~誤訳は故意か過失か

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第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」


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「全ての裁判で公平でいることは無理です」
もちろん感情が法を超えてはならない
人間だから揺れ動くのは当然だ。
それを踏まえて先人達は合議制を作ったのではないか
と航一が寅子に言う。

「私が中を完全に燃やしてしまったせいで心配をかけただろう」
その一文にひっかかる寅子
「バカですね。
あんな手紙を送るの」
裁判後、入倉が言う
「そうなのよね
わざわざあんな手紙を送るかしら」
「朝鮮語だからわからないと
被告人も何も言わず黙り込んで・・・」

支部長室
文書を持ってきた小野を引き留める寅子
「嫌ならば断ってくれて良いんだけど
朝鮮の言葉で火をつけるとか燃やすってどう書くのかしら?」
メモを渡す小野
「私のこと誰からから訊いたんですよね
なのに・・・」
「小野さん何かればいつでも相談してね」
深くお辞儀をして出て行く小野

小野に書いてもらった朝鮮語の文字と手紙を照らし合わせる寅子

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夕方帰宅すると畳の上で倒れている優未
慌てる寅子だが、今日の登山で疲れてしまい寝ていたのだと言う。
ごはんの準備は何もしていないと優未
寅子も疲れたので、今日は頂いたお菓子にしようかと提案
「夕ご飯にお菓子?」
「いや?」
「ううん!」
お菓子だらけの食卓
「山登りは道だった?」
「その子がね。
負けるのは腹が立つから頂上まで一番に登ろうと言い出して、他の班の子と競争みたいになっちゃった」
すると他の班の子が怪我をして、その嫌われてる子がその子をおんぶして、優未が荷物を持って下山したという
「優しいのね~」
「違うよ
だって困ってるのを助けるのは普通のことでしょ?」
寅子は優未の成長が嬉しい。

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数日後
日曜日に稲に来て貰い、優未を映画につれて行って貰う。
帰りにはライトハウスに寄るという。
寅子はヒャンスクに助けを求めた
汐見夫妻が寅子の家にやってきた。
「失礼なお願いだと思っていた
でもだから引き受けて貰えるとは思わなかった。」
と寅子
「手紙を貰った時は驚いたけど二人で話し合って決めた」
「多岐川さんも薫は見ているから旅行がてら行っておいでと言ってくれた。
それで香子に読んで欲しいという手紙は?」
ヒャンスクが手紙を読んで涙ぐむ。
そして翻訳
先日は差し入れをありがとう
私は健康に過ごしている
迷惑をかけてごめん
私が気を揉ませてしまったでいで心配をかけただろう
「ちょっと待って。
まさにその部分が引っかかっていたの」
小野に書いて貰った文字を見せて、「燃やす」と読むと聞いたが・・・
その文字には燃やすや焼くという意味がある
でもその上に違う文字がつくことで
気を揉ませる
心を苦しめる
と言う慣用句になると言う。
「誤訳していたってこと?」
「ならば被告人自身が反論するんじゃないか?」
と汐見
「諦めちゃったんじゃないでしょうか。
日本で懸命に働いてもずっと異国人扱いで
居場所もなく、
抵抗しても更に悪い事が起きそうでだから。
ごめんなさい
少しだけ自分と重ねてしまって」
「しんど思いさせてしまってごめんなさい
今日は本当にありがとう。」
そこへ小野がやってきた。

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冤罪の話はキツいですね。
これは被告が朝鮮人でも日本人でも同じ。
現代でも冤罪はあるが、戦後の混乱期には冤罪は多かったでしょう。
科学捜査もなかったですしね。

今回の場合、手紙は証拠能力として認められないとは思いたいが、まだまだ他にも証拠があるだろう。
この翻訳が意図的に誤訳されたのか、本当の誤訳か。
そこはわからぬが・・・。

一方で、優未との距離は縮まってきているのが良い。
良い子ちゃんのふりをしている優未より、今の優未のほうが魅力的だし、優未の中の子も生き生きとしているように思う。
山登りに行くのに、崖や川に近づかない。
腹が立っても人を押さない
なんて注意・・・w
小学生の優未に「当たり前じゃない」って言われてしまう。
あれは法律を勉強していたそこそこ大人の寅子がしでかしたことなのにw

夕飯がお菓子。
それはそれで良いじゃないw
たまにはお菓子でも良いじゃない。
楽しい。
事件は冤罪でとてもシリアスだけど、優未や稲さんの存在で癒やされる。
そしてライトハウスに優未が行くのね。
ヒャンちゃんもせっかく来たのだから、涼子様と玉ちゃんと再会して欲しいな。

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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」

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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(山田忠輝)
猪爪直治(二ノ宮陸登)
佐田優未(竹澤咲子)
山田よね(土居志央梨)
小橋浩之(名村辰)
稲垣雄二(松川尚瑠輝)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
大庭梅子(平岩紙)
桜川涼子(桜井ユキ)
高瀬雄三郎(望月歩)
入倉始(岡部ひろき)
深田(遠山俊也)
杉田次郎(田口浩正)
杉田太郎(高橋克実)
小野(堺小春)

語り – 尾野真千子

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