第16週「女やもめに花が咲く?」
あらすじはコチラ→☆
「思い出に出来るほどお兄さんの死を受け入れられなかった」
「何年も前に戦死している」
「死を知るのと受け入れるのとは違う
事実に蓋をしなければ生きていけない
だから語りたくないし語られたくない」
「皆、戦争で誰かを亡くしているわけですからね」
何年も前のことだし。
いい大人だし
そこは乗り越えていかないと・・・
「なるほど
そう言われるとわかっているから
彼は乗り越えたふりをするしかなかったんでしょう」
「東京の人はなんだかしゃれてますな
お弁当お楽しみ下さい」
チラリと寅子を見て出て行く次郎
「では書類の確認を・・・」
「自分の話をされているようでした
私も娘に夫の話が出来なくて
娘はまだ赤ん坊だったので夫のこと何も覚えていなくて
話を聞きたがっているのに
でも出来なくて
お恥ずかしい話なのですが
仕事ばかりしていたせいで
娘との間に大きな溝が出来てしまっていて
だから溝を埋められるなら、話たくはないけれど話さなければ」
「僕はどちらかと言えば
溝を自ら溝をつくりに行くタイプです
でも佐田さんは溝を埋めようと必死にもがいている
とんでもなく諦めが悪いですね
あ すみません 褒めたつもりですか」
「あ・・・そうなんですね」
「では諦め悪く頑張って下さい」
と言われクビを傾げて見送る寅子
帰り道
田んぼの脇の木の下で本を読んでいる高瀬を見つける
「本当に本が好きなのね
私の弟もね
そんな目で本を読むのよ
帰り道なの良かったわ」
「謝りませんよ。
ずる休みも昨日のことも
訴えられるなら甘んじて受けます」
「高瀬さん、ごめんなさい。
私、この先きっと波風を立ててしまう。
あなたが嫌でも高瀬さんのために
上司として人としてできることをしたいと思ってしまう」
「変わると思ったんです
勉強を頑張れば
大学に行けば
卒業すれば
書記官になれば周りが
毎日の息苦しさが
らろもどこに行っても同じらった」
一礼しさって行く高瀬
「そんな中でも仕事の手は抜かず
一生懸命頑張ってくれていて、ありがとうね」
「でも面倒を起こして」
「本当にそうよ
高瀬さんがいないと
仕事が回らなくて大変なんだから
だから 明日はちゃんと来てちょうだいね
じゃ」
微笑み去って行く寅子
「ただいま。遅くなってごめんね。
お味噌汁とご飯ありがとう」
優未は味噌汁とご飯の用意をしていた
「あのさ優未」
「いいからね。
もう お父さんのおなかぎゅるぎゅるのことがわかっただけで良い。」
全て一気に解決することは出来ない
でもひとつひとつやっていくしかない
翌日、出勤して庶務室を覗く
高瀬がいた
「高瀬さん、例の調停の件でお願いがあるんだけど
まだ過去の判例など調べがつくせていないことがあると思うの。
資料の保管庫を案内して下さらない?」
快く引き受ける高瀬
昼、図書館から駆けてくる高瀬
「支部長!支部長!
あのあたりの境界線の明和8年の古文書がです。」
「明和8年て・・・江戸時代?」
2人の様子を苦々しく見ている杉田兄弟
数日後 調停
「今日は佐田裁判官から双方に質問があります」
「その前にちょっと良いですか?実は新たな証拠が見つかりました」
太郎が手を挙げる
森口の家の蔵の奥底に協定書が眠っていた。
山林の境界は森口と原の主張とも食い違っている
売買を繰り返され誤った記述になった
森口も原も悪くなく先人達の誤りに翻弄されただけ。
「こちらの協定書の信憑性を確認して・・・」
と寅子は言うが原側はその必要がないと言う
「では条件だけ確認し合って
これにて円満解決ってことで
よかった良かった」
と調停は拍手で終わる
調停後 ぐったりしている寅子。
高瀬がやってきた
「事前に話し合いを済ませてきたということですね
あの人たちがやりそうなことだ
ならなんで調停なんてしたんでしょう。
お互いに旨味のある取引がされたんですかね」
寅子と高瀬が話していると、太郎が入ってくる
「つまり丸く収まったっていがったってことだね
ここ三条の大地主が和解したってことだ
それを喜びましょう」
ニヤニヤ満足げ。
「杉田弁護士はいつからあの協定文書の存在を知っていたんですか」
「都会と違ってココでは人との繋がりが濃い
私はここらのもんがむやみに争わないように平和に生きて行けるよう守っている
この土地流の解決のしかたです
だけぇ、おめさんが訴えられることはねぇ
安心すればいい。
ここでは持ちつ持たれつ
困った時は支え合えばいい」
「いえ いけません
高瀬さんは書記官としてあるまじき行動をした。。
それはしっかり処分されなければ、裁判所の信頼に関わります。」
「彼が訴えられれば良かったと?」
「森口さんにお伝え下さい。
この暴行の一件はこちらできちんと処置しますと
彼のために動いて頂きありがとうございます。
彼にはしっかり反省させますので。」
「せっかく穏便にすませようとしたのに
頭の固い裁判官さんで
おめさんも災難だな」
出て行く太郎
太郎のやり方は・・・クサいものに蓋をして、うわべだけスンっとさせてるだけ。
表面上平和でもフツフツをやりきれなさがたまって・・・いつか高瀬のようにみんな爆発するんじゃないか?
森口さんも原さんも納得できているようには見えなかったけどな。
そもそも森口さんは高瀬を訴えたいと思っているんだろうか。
太郎がまくし立てているだけなんじゃね?
訴えると脅せば、寅子も意のままに動かせると。
あらゆるところでいろんな人物に便宜を図って、恩着せがましくニヤニヤニヤニヤ近づいてくる杉田弁護士
ちょっとギャフンってならんかなぁと。
フラストレーションがたまっちゃう
ワタシのw
盛大にギャフン顔できそうなキャスティングだしさ。
あいつら・・・そんなに尊敬されてないし、そんなに慕われてないぞ!って思い知って欲しいわ~(爆)
処分すると言われて嬉しそうな高瀬w
高瀬さんは仕事が出来るから。
寅子と一緒に東京に異動になればいいのに~。
ま、東京じゃなくても、彼はこの三条から他の土地に異動になればしがらみがなくなって良いかも。
勉強は好きで、大学まで行けたおうちで良かったね。
最初は、兄だけ褒められて腹が立つとかかなぁって思っていたけれど、兄の死を受け入れられないでいるんだなと思うと。
簡単に割り切れるものじゃないのに。
次郎は航一にはやり込められる。
ま、多分、太郎も航一には太刀打ちできない。
寅子に対しては「女だから」って気持ちがあるんでしょうな。
クソ田舎親爺だな←ヲイヲイ
倍返しだ!←違うドラマが
にしても岡田将生が美しすぎない?
あの雑な白髪はなに?
あんな前髪の大正生まれがいる?
色が白くて・・・もうホントに眼福だなぁ。
そして三条の。
高瀬くんが本を読んでいた場所も綺麗なところだったね。
スタジオが多い朝ドラですが、ロケになるとその風景はとても綺麗。
そりゃ、みんなおらが町で朝ドラを作って欲しいわ。
虎に翼の感想はコチラ→☆
主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(山田忠輝)
猪爪直治(二ノ宮陸登)
佐田優未(竹澤咲子)
山田よね(土居志央梨)
小橋浩之(名村辰)
稲垣雄二(松川尚瑠輝)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
大庭梅子(平岩紙)
高瀬雄三郎(望月歩)
深田(遠山俊也)
杉田次郎(田口浩正)
杉田太郎(高橋克実)
語り – 尾野真千子
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