第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」
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轟法律事務所
大鍋を作ったすいとんを子供達に配るよね
小橋はずっと怖がったまま。
「上野はずっとこの有様だ。この寒さでまたたくさんのガキが死んでいくぞ」
轟が叫ぶ
「わかってるだから・・・」
「どうせお前達も他のお役人と一緒さ
役人はずっと机の上で理想をこね回して、子供達を途中で放り出すんだ」
「まさか、そんなつもりは」
「大人はみんなそうだ。
俺たちを虫けらみたいに見てきやがる」
「佐田。お前の言うことはわかる
ただ、頼むから、子どもらに、ここに傷をつけてほしくないんだ」
「勝手に入ってごめんなさい」
「誰だおっさん」
よねが言う
「おっさんと言うヤツに名乗る名前はない」
多岐川が入ってきた
寅子は間に入り多岐川を紹介。
轟とよねを同窓生だと多岐川に紹介
「よねさん・・・」
汐見が反応
「うちの山田が失礼しました。
子供達がつれて行かれても、ひもじい思いをして、次々に脱走します」
「家庭裁判所ができてもどうせ同じ徹を踏むことになるだろう」
とよね
「決してそんなことにならないように誓うわ」
「安易に誓うなんていうな。
お前に何ができる」
「そう私だけでは無理よ。
でもよねさんと轟さんだけでも無理
何万人もの子供達を救えない。」
「君名前は?」
「道男」
「道男君、仲間に伝えたまえ
家庭裁判所は愛の裁判所だ
困っている者に必ず手を差し伸べる
君たちを拒んだりしない。
だからまた会おう」
よねの肩に手を置く多岐川
「地域に根ざした支援」
轟の肩に両手を置く
「素晴らしいじゃないか。」
「帰るぞ、諸」
出て行く家庭局の面々
寅子は壁に大きく書かれた憲法第14条をじっと見ている
「じゃあね」
警察は子供達の一斉補導に乗り出した
施設はすべて一杯で家庭裁判所に丸投げされる。
寅子たちも手配に奔走。
そう簡単に孤児を引き受けてくれる人は見つからない。
ある日、道男とタカシを見つける。
道男には顔に傷があった
「サツのヤツらがみんなの迷惑だからって。
道男兄ちゃんが止めたら。。。あいつら急に・・・」
夕方
廊下に残っているのは道男だけとなった
「今はまだあなたの引き取り先が見つからなくて。
タカシと一緒にところにしたかったんだけど」
「じゃ、もう帰っていいってこと?」
「そう言われた。」
「今度はサツのヤツらを全員とっちめてやるよ。
そしたら少年刑務所だろ
あんたの仕事も減らせるだろうし」
「バカなこと言わないで」
「なんで俺が消えたらうれしいだろ」
「嬉しいわけないでしょ」
「目みりゃわかるよ。
ほっとけ」
「ほっとかないってば」
「何?じゃあんた何してくれんの?
家にでも泊めてくれるの?
ほらなあんた生ぬるいんだよ。
あんなかっこつけてたくせに」
「あんたそこまで私に心を開いてくれていたのね。
いいわよいくらでも泊めてやるわよ」
家族を前に道男が座る
花江や子供達は道男を怖がる。
「それで私たちに相談もなく連れてきちゃったの?」
「何?」
「君ね、それが泊めて貰う人の態度?」
「おばさんは俺がひれふせば満足?」
「僕、こんな人無理だよ・・・」
「泊めて上げなさい。
今夜だけじゃない
必要なだけここにいれば良いわ
人生、持ちつ持たれつ助け合いですよ
お天道様は見てます。
道男、お風呂に入りなさい」
はるがテキパキと家族に指示
直明が道男を連れて行く
「おばさん、よく見たら綺麗な顔してんな!」
「お母さんのことみるな。」
道男の着る服を準備しているはるが寅子に話を聞く
「道男何して捕まったの?」
「スリとか置き引きとか色々
でも生きていくためなの
預け先は必ず見つけるし、早く帰ってくるようにする」
「ああいう子には日本中にいるのよね
この寒い中外で眠っているのね
寅子からずっと話を聞いていたのに
あの子を見るまで他人事だった
子供達を置いてなくなっていった親御さんたちはさぞ無念だったでしょうね」
朝食。
道男は人のご飯を横取り。
あくびをする道男に
「食事の時に大きな口をあけない」
「うるせえな。飯くらい好きに食わせろ」
家族の視線を遺体ほど感じる寅子
よねは相変わらず。
道男と変わらない口の悪さ。
でも30歳を過ぎているんだからさ。
「おっさん」
はないだろ。
よねももう「おばさん」だし。
だから道男はシンパシーを感じているのか?
子供にだけは優しいのか?
多岐川の返しがスカッとしてしまった。
轟がフォローしてちょうど良いのね。
言葉足らずなよねを。
轟・・・苦労するな。
そんな轟だって、行政に不満がある。
孤児たちの現状を端的に説明する轟。
事務所でたきだしをして、でも亡くなっていく子供達を間近で見ている。
辛いなぁ。
轟に同情。
よねは・・・そろそろ全員敵!みたいなところから抜け出さないと、絶対に弁護士にはなれないと思う・・・。
行政が全て助けることはできない。
轟たちだってほんの一握りしか助けられない・・・。
仕方ない
道男は児童ではないし大人でもないし。
一番厄介な年頃。
中学生くらいなのかな?
肉体労働はできそうだし、働くことも出来そうに見えるけど・・・。
一体何歳なんだろ?
きっとはるさんが道男を助けてくれると思うけど。
礼儀を叩きこんで、道男が働けるようになれば・・・。
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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
佐田優三(仲野太賀)
猪爪はる(石田ゆり子)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(山田忠輝)
猪爪直治(二ノ宮陸登)
佐田優未(斎藤羽結)
山田よね(土居志央梨)
小橋浩之(名村辰)
稲垣雄二(松川尚瑠輝)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
穂高重親(小林薫)
星航一(岡田将生)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
星朋彦(平田満)
語り – 尾野真千子
コメント
私も滝川さんのよねさんへの返しにスカッとしてしまいましたw
よねさん、もともとの気質に加えてみちお達の方のマインドにも共感し過ぎてるから、ちゃんと大人で全体が見えてて素直な轟にホッとするw
人間関係の潤滑油ですよ轟は✨笑
みちおを通して猪爪家はどうなるのか、寅子は何を学ぶのか、そしてヒョンちゃんとよねさんの再会はあるのか??
先も気になります♪
ミートゥさん、コメントありがとうございます。
よねさんは、子供達には優しいというか、親身にはなれるんでしょう。
やっぱりどこかで寅子みたいな恵まれた家庭の人とはわかり合えないと思っているのかも。
でも、役人も男もなんでもかんでも敵ってのはそろそろ・・・。
轟は振り切ったよねを軌道修正しつつ、頑張ってますね~。
戦争が終わって生きていた者同士は、轟と稲垣みたいに抱き合うのが一番良いのになぁって思ってしまいます。
道男ははるには頭が上がらなくなりそう。
そしてヒョンちゃんとよね。
汐見さん、「よねさん」って言葉に反応したらダメじゃないかw