第9週「男は度胸、女は愛嬌?」
あらすじはコチラ→☆
”トラちゃんの出来ることはトラちゃんの好きに生きることです。
また弁護士をしてもいい
別の仕事を始めてもいい
優未のいいお母さんでいてもいい
僕の大好きなあの・・・何かに無我夢中になっている時の顔をして
何かに向けて頑張っていること
いや・・・やっぱり頑張んなくても良い
トラちゃんが後悔せず 心から人生をやりきってくれること。
それが僕の望みです”
優三の言葉を思い出し、ひとしきり大声で泣いた寅子は、帰宅してノートに日本国憲法を書き写す
「ただいまより家族会議を始めます。」
「何か良いことあったのトラちゃん?」
「新しい憲法が公布されるの。
これから私たちはみんな平等なの
男も女も 人種、家柄も関係ない。」
寅子は第13条
「全て国民は個人として尊重される」
第14条
「全て国民は法の下に平等」
を読み上げる。
「ね。素晴らしいでしょう?」
「すごいことなの?」
「そりゃ・・・すごいけど」
口ごもる直明
「自分には関係ないって言いたいの?
直明。
この国は代わるの
私たちは一人一人、平等で尊重されなきゃいけない。
お母さん。
お母さんの幸せって?」
「生活が楽になって
家族みんなお腹いっぱい食べること」
「花江は?」
「子供達が幸せになること。」
「私の幸せは私の力で稼ぐこと。」
ずっと学んだ法律の世界で働く
あいにくどこも私を雇ってくれない
今は仕事も少なく不安定
「それでももう一度法律の世界に飛び込んで人生をやりきりたい。
だから直明
あなたはあなたの幸せの為に大学に行きなさい」
「そんなお金どこに・・・」
「私が稼ぎます。
ずっと離れて暮らしてたから、直明が何が好きで何が得意なのかお姉ちゃんは理解出来ていない
でもあなたがずっと勉強が好きで、知識を得ることに喜びを感じていることは知っている。
大好きな勉強をしてやりたいことを見つける。
あなたが勉強が得意なのは知っている。
あなたが幸せになるところをお姉ちゃんは見たいの。
直明あなたは昔っから出来た弟よ
帰ってきてくれてから、何度も何度も助けられた
でも無理に大人ぶるあなたを見ていると胸がザワザワするの。」
「大人ぶるって僕はもう二十歳だよ。大人だよ」
「二十歳なんてまだ女子部で勉強してたわ。
花江なんてお母さんと折り合いが悪くて、お饅頭作りながら泣いたりして。」
「私から見たらまだまだみんなお子様ですよ」
「今はそんなこと言っていられる状況じゃ。
僕は猪爪家の男として大黒柱にならないと・・・」
「そんなものならなくて良い。
新しい憲法の話したでしょ?男も女も平等なの
男だからってあなたが全部背負わなくて良い
そういう時代は終わったの」
「そうよね。
これからは家族みんなが柱になって支えて行けば良いわよね」
「その通り!さすが花江、良いこと言う。」
「僕、勉強していいの?」
「して良いじゃなくて必死になって勉強しなさい。
わかった?」
「うん。」
1946年
昭和21年11月3日
日本国憲法公布
竹もとのご夫妻もふかし芋を売りながら新聞を読んでいる
昭和22年春
直明は詰め襟に着替える
寅子は直言が集めたスクラップブックを見る。
焼け跡の町を歩く寅子
すべて国民は、法の下に平等であって、
人種 信条 性別 社会的身分 または門地により政治的経済的
または社会的関係において差別されない
司法省を訪れた寅子
「失礼します」
食べかけたふかし芋をやめる桂場
「君か。何か?」
「私を裁判官として採用して下さい。
お願いします。」
「なぜだ
なぜ私が君を採用しなければいけないのか理由を述べなさい」
戦争が終わった。
終戦から時間が経ったけど、やっと寅子が前を向く。
そして戦争が終わったのだと思う。
アバンが長いってか、ラストのオープニングの「米津玄師」
それはそれで新鮮。
金曜日に夢に突っ走る寅子の目の輝きが蘇る
ああ、良かった。
オープニングが無かったことに気付かないほど、見入ってしまったよ。
これで折り返しか・・・と思ったけど、いやいやまだ2ヶ月終わっただけ。
めっちゃ濃密な2ヶ月でしたね。
終戦の最終回。
良かった。
芋の皮、何がどうなってあそこにつくのか!
ちょっと松ケンあざといんだけど(爆)
「鼻に芋の皮が付いているが本人は気づいていない」
副音声で芋の皮に気付いたよ。
竹もとご夫妻もご健在で、そして松ケンはやっぱり竹もとが好きなのね。
包み紙は竹もと。
弟は二十歳で帝大に入学?
帝大だよね。
いくら寅子が稼いだとしても、私大は無理だよなぁ・・・。
んで予告。
発芽玄米が出てんだけど!?
あいつ・・・合格したのか?
ホントに?成績悪かったよね?
めっちゃ気になる発芽玄米。
まだまだ寅子になんか言うてくる気か?
第二部の幕開けかな?
来週が待ちきれんぜ!!
ブギウギの感想はコチラ→☆
主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
佐田優三(仲野太賀)
猪爪はる(石田ゆり子)
猪爪直言(岡部たかし)
猪爪直道(上川周作)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(山田忠輝)
猪爪直治(二ノ宮陸登)
直道と花江の次男。
佐田優未(斎藤羽結)
山田よね(土居志央梨)
轟太一(戸塚純貴)
花岡悟(岩田剛典)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
穂高重親(小林薫)
雲野六郎(塚地武雅)
語り – 尾野真千子
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