東京サラダボウル 最終話 ネタバレ 感想~正規のルートで来て帰って

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Love and lettuce!

黒丸『東京サラダボウル-国際捜査事件簿-』

あらすじはコチラ→

鴻田(奈緒)の部屋
情報流出の疑いの目が自分に向けばいいと思った
織田(中村蒼)は有木野(松田龍平)のことを理解しようとして受け入れてくれた
警察を退官してもいいと言ってくれたが、バレるのが嫌
有木野は結婚とか展望は持てない
だから警察ではうまくやっていきたかった
あの時怖くなって あいつを信じてあげることができなかった
だから阿川(三上博史)の内偵のことを話さなかった
警察には未練はなかった
阿川のことは監視し続けようと思った
自分には怒りがない。
阿川と警察と織田を捨てた自分への怒り

鴻田も織田と阿川との過去の記録調べた
最後に一緒に取り調べをしたのは織田が亡くなる10日前
週刊誌が出る直前
最後の取り調べがリンモンチだった。
有木野はその取り調べの映像を見ていない
織田は映像を監察には渡さずまだ持っているのではないか

織田の妹宅へ浮かう鴻田と有木野
有木野が織田にあげたジッポーライターからリンモンチ聴取の映像がでてきた
映像を見た有木野が黙り込む

監察の豊角(三浦誠己)の前にSDカードを置く有木野
リンモンチの聴取を訳す
阿川はボランティアに逮捕された不法滞在者を売り飛ばしている
警察のくせにとんだ人殺しだ。
ばらされたくなかったら早く出してと笑って言うリンモンチに頭を抱える阿川

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リンモンチの取り調べのSDカードが出てきたことを阿川に告げる鴻田
「つながってたんですね ボランティアに」
「想像通りか?」
自分も織田も阿川を信じたかった。
罪を認めてほしい
「ようやく来たかこの日が。
近いと思ったんだ。
ミドリ、お前と出会ってから」
この国には言葉を伝えられずに孤独を抱えている人がいる。
そういう人間を助けたくて国際捜査の刑事になった。
彼らが陥ってしまう闇を理解したいと思った。
理解しようと彼らに飛び込んだ
ほかの刑事が絶対に得られない情報も得られた
しかし手段を択ばなくなった
金も人も渡した
その先の人生がどうなるかあえて想像もせずに
「すまない」
去っていく阿川

日が変わって 東新宿署
鴻田のデスクに阿川からの手紙があった。
駆け出す鴻田
自らの罪を自供するあぐぁ
鴻田がボランティアを追っていると知ったとき、逃れられないと思った。

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ボランティアことシウ(絃瀬聡一)が阿川に初めて接触した日
<これは人助けだよ>
と仕事を持ちかけられる
最初は断った阿川だが、東京と大陸を結ぶ裏社会とのネットワークがある。
阿川が欲しい情報を出せると言われた。
ボランティアに引き渡した不法滞在者は47人
処刑台に送ったも同然。
そしてもう一人
阿川は有木野と織田が付き合っていることを全部ばらすと恐喝した。
織田が下した決断は大切なものを守るためだったと信じている。
「身勝手を承知で私はずっとこの罪を抱え生きていくことが苦しかった。
もう楽になりたいのです。
ボランティアと私は罰を受けます」

阿川は織田の墓参りをしてからボランティアと対峙
「残念だよ。
あんただけはこっちと同じと思ったのに」
「阿川!」
鴻田が叫ぶ
ボランティアが阿川の首を切る
倒れる阿川。
警察署員がボランティアを取り押さえる

病院
有木野がやってきた。
血まみれの鴻田の手をハンカチで吹く
涙があふれる鴻田

取調室
八柳(阿部進之介)と鴻田 有木野が通訳
「阿川さん死んだ?」
「君はボランティアか」
「ボランティアのひとり」
日本語で話し始めるシウ
「お前自分が犯した罪をわかってるのか?」
「あんたらはどうなんだよ
だって僕みたいなやつずっとあんたら無視して生きてきたでしょ
社会に追いやられて零れ落ちた
かわいそうな人間を
僕以外にもたくさんいる
この町で生きてる
あんたならわかるよんな?
全員探し出そうなんて無理だよ」
「無理だとしても
どこに何人いようが探し続けるだけだ
俺たちはそう決めた」
有木野が答えるとため息をつくシウ

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病室に入る鴻田
「川さん 私はあなたを許しません
織田さんや多くの外国人にしたことをあんな手紙で終わりにできると思ったんですか
あなたにはまだやることがある
だからとっとと目を覚ましてください
待ってますから」
阿川は意識不明のまま動かない

手紙を豊角に鴻田
「二人のこと誰かに共有しますか?」
「監察が注目しているのはあくまで阿川とボランティアとの癒着で個人的な関係ではない
これは責任をもって管理する
表に出ることはないだろう」
と答える

ボランティアは完全黙秘
しかし人身売買組織が暗躍しているのは確実
飯山修(皆川猿時)は異動することになった。

織田の墓
「片が付いたら警察を辞めようと思っていた
でも力になりたいと思う人がいるからもう少し続けてみるよ
それでいいかな。
覚、ありがとう」
ボトルを置く有木野

鴻田の部屋
スヒョンの絵をみつめる
「オンニ 私決めたよ」

半年後 警視庁国際犯罪対策課に異動した鴻田
「まさか同じ職場になるとはね」
初日に遅刻するんじゃないかと迎えにきた有木の
「初日の気持ちは?」
「楽しみ」
「アリキーノは?」
「いつも通り」

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シウは身勝手すぎるな。
もちろん阿川も
「自分みたいな人間を無視した」
と言うけれど、ふざけんなですよ。
不法滞在しなければいいと思ってしまうのはワタシだけでしょうか。
不法滞在した人間だから犯罪にかかわらせてそのまま殺してしまっても良いなんて思わない。
でもしかるべき罰を受けて母国に帰らなければならないとは思う。
もちろんいろんな事情があるだろうし、お金を稼がなければいけないことはわかる。
だけど、すべてこの国が悪いのか?
国には国の事情があるが母国も悪いじゃん?
外国人の留学生にいくら税金は使われている。
ちゃんとしたルートで来てくださいよとしか言いようがない。
そして正規のルートで帰国してほしい。
ちゃんとしたルートで来た人たちにどれほどの税金が使われているか。
ただ不法滞在者を低賃金で働かせたり、人身売買する人間に厳罰を!
シウが逮捕されたとしても、シウの代わりなんていくらでもいるからね。
この犯罪は暴けないんでしょうけど…。

あと…少子高齢化だから外国人の労働力が必要って…あの回も
そうなんだけど、それじゃ日本の問題は解決しないのよね。
横から横に人を流しているだけ。
このドラマを見て、弱者に寄り添う社会であってほしいけれど、外国人だからって弱者ではないとも思う。
弱者は日本人にも外国人にもいる。
外国人に特化する物語だから仕方ないけれど。

ちゃんと犯罪者は検挙する。
犯罪者に寄り添いすぎない。
でも犯罪者にも人権がある。
ただすくなくともシウの言い分はおかしい。
締め上げてほしいが、彼が強制退去したらしたで消されてしまうんだろう。

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阿川はなぁ。
どうしようもないよ。
結局自分が選んだ道だ。
そして織田を殺したのは阿川じゃん。
その罪を自覚して楽になりたいと思いながらも、人生の再スタートが切れると思っていたことが浅はか。
ただの保身だ。
ボランティアを逮捕する前に対峙したのは殺されるためでしょ?
死んで楽になりたかった。
どこまでも身勝手でどこまでも浅はか。

「大きな舞台に立つのは悪いことではないし
あなたにはその権利があると
僕は思いますよ
少なくとも俺が知る限り、あなたは最高の警察官だよ」
鴻田にかけた有木野の言葉。

このドラマ、主人公のことはあまりわからなかったな。
過去にオンニがいたというのはわかったけれど。
有木野の物語だったね。

幼少のころから鴻田が外国人とのかかわりにハードルが少なかったことはわかったものの、もっと深部はまだまだ分からない
最終回にして、鴻田のアパートが出てきたけれど…。
彼女のプライベートな部分は全くと言っていいほど謎のまま。
原作を読めばその部分がわかるでしょうか?
読んでみようかなぁ。
少年漫画のタッチは苦手だけどw

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差別とか孤独とか…
それは外国人でなくとも日本人だって遭遇する。
それは大前提で。
ボランティアに利用された不法滞在者は気の毒で、自分が何をさせられているかもわからないから…。
でもそうなってしまわないように…やっぱり正規のルート来日して帰国してほしい。
犯罪に巻き込まれたりしないように。
それがきれいごとだと言われても、そう思わざるを得ない。
貧しい国…それは日本もじゃない?
少なくとも日本に住んでいて、自分が豊かな暮らしをしているとは思えないけどなぁ。
平和ボケと言われるかもしれんが。
南海トラフも怖いし、円安も少子高齢化も…問題は山積みだよ。

それでもこのドラマはわりと没入して見られた。
魑魅魍魎な東京を垣間見た気もしたし。
そして奈緒ちゃんば安定感があるねぇ。
BL?ってか、松田龍平は似合うんだ。
デビュー作から(苦笑)
松田龍平×中村蒼はよいカップルだった。
普通に良いカップルだった。
普通の生活を送る二人の「きのう何食べた?」的な部分も見たかったよww
やっぱり…三上博史が許せんな(苦笑)

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感想はこちら
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東京サラダボウル 第4話 ネタバレ 感想~ボランティアは悪魔
東京サラダボウル 第5話 ネタバレ 感想~外国人技能実習生への嫉妬
東京サラダボウル 第6話 ネタバレ 感想~三上博史登場~!!
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キャスト
鴻田麻里(奈緒)
有木野了(松田龍平)
今井もみじ(武田玲奈)
黒須雄介(関口メンディー)
清宮百合(イモトアヤコ)
杓野玲央(中川大輔)
広田カナ(ノムラフッソ/忠犬立ハチ高)
太良尾保(平原テツ)
飯山修(皆川猿時)
阿川博也(三上博史)
織田覚(中村蒼)
八柳隆太(阿部進之介)
張柏傑(朝井大智)
シウ/ボランティア(絃瀬聡一)
大内田将 (マギー)
王建斌(わん じぇんびん)(張翰)
沈一諾(しぇん いーうぉ)(許莉廷)
キャンディー(喬湲媛)
ティエン(Nguyen Truong Khang)
原嶋幸次(浜野謙太)
鴻田晴海(星野真里)
豊角行広(三浦誠己)

コメント

  1. より:

    こんにちは。いつも共感したり、なるほどと感心したり、興味深く読んでいます。

     今回のレビューも同意や感心することがほとんどです。

    >ちゃんとしたルートで来てくださいよとしか言いようがない。
    そして正規のルートで帰国してほしい。
    ちゃんとしたルートで来た人たちにどれほどの税金が使われているか。
    ただ不法滞在者を低賃金で働かせたり、人身売買する人間に厳罰を!

     同意です。ただ……おそらく、外国人技能実習生のこともよくご存じだと思いますが、敢えてひと言。

     チャンとしたルートで日本に来たはずなのに…という外国人労働者も多いようです。
     送り出し機関、管理団体(仲介業者)、受け入れ企業の3機関が外国人労働者を金儲けの種と思っていないところが多いようです。(私が、特集番組のレポートで知ったのが、おそらく、コロナ前なので、多少改善されているかもしれません。制度が変更されているようです)
     送り出し機関が、旅費や手続き、簡単な日本語学習で多額な費用を取るケース(この時点で技能実習生は多額の借金をします)
     さらに、管理団体が、“管理”とは名ばかりで、企業に送り出し何のフォローもしない。仲介料として国や企業から手数料などを手に入れればいい、あとは知ったことじゃない。
     企業は、文句の言えない実習生を安価でこき使う…大概、いい加減な管理団体はいい加減な企業を紹介する。

     さらに問題なのは、外国人技能実習生の制度は、「外国人を受け入れて働いてもらう」ではなく「日本企業で技術を習得し、本国で活用する」のが目的なので、原則、転職できない。(“ 特定技能外国人”(名称は不確か)なら転職可能)
     なので、劣悪な環境や法外に低い賃金でもその企業で働くしかない。
     で、そこから逃げ出せば、「不法滞在者」となり正規で就職できない…

     そこから犯罪に手を染めるのは、やはり、ダメなのですが……

     国は、少なくとも管理団体の監査監督をしっかりすべきでした。人員、予算面で大変だと思いますが、制度面も含めて、ようやく少し改善されてきているようです。

     余計なコメントだと思いましたが、出しゃばらせていただきました。

     私も誤変換が多いので、指摘する資格はないですし、誤変換でも大した問題ではないと思うことも多いですが、「観察」は「監察」に直した方がいいと思います。

    • tarotaro tarotaro より:

      英さん、お久しぶりです。
      コメントありがとうございます
      誤字脱字、すみません。

      法律には穴があり、そこにつけ込み金儲けする人間はいます。
      このドラマのボランティアはシウだけでなく、またそれを牛耳っているのは裏社会の日本人んなのかもしれません。

      送り出し機関、管理団体(仲介業者)のことはよくわかっていないのですが、受け入れ会社の社長さんが、ワタシの勤める会社の社長と友人で、よく暇つぶしに来るんですよね。
      話している内容と聞くと…。
      なんていうがずさんなんですよね。
      建築会社ですが、ご夫婦以外は日本人が一人。
      「また逃げられた」
      と愚痴ってるんですよ。
      「まぁ、幸せにやってくれたらエエけど」
      みたいな。
      え?っていう。
      逃げられたら、また新しい子を受け入れるだけ。
      日本人の募集をかけても集まらない。
      集まったとしても長く続けてもらえない。
      職人は授業料もないけど、残業手当も出ないって考えで。
      管理能力がない会社には受け入れさせなければいいのにと思うのですが、長く勤めている外国人もいるらしく。
      話を聞いていると社員のことを使用人と思っている感じなんで、さもありなんです。
      制度を作るならブラッシュアップしてちゃんとしたものにしてほしいです。
      問題点があるのをわかっていながら運用しているのは、一種の犯罪の幇助になっていると思うんですけど…。