3000万 最終話 ネタバレ 感想~嫌な気持ちのまま終わったが満足

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坂本(木原勝利)逮捕。
「今更だけど引き返すなら今だ」
義光(青木崇高)が祐子(安達祐実)
蒲池(加治将樹)に殺されかけてフライパンで殴ったら湖に落ちた。
「正当防衛だった。
でも信じて貰えない」
「自首するって言ってなかった?」
「あの時は全部話そうと思ったの。
でもその後純一とずっと一緒にいるって約束したの。
今日のことがうまくいったら、きっとずっとそばにいられる。
その可能性にかけたい。」
家を出る祐子。

佐々木家の近所に車を駐めた奥島(野添義弘)
佐々木家のゴミ袋を漁り、脅迫状を見つける。
穂波悦子(清水美砂)のマンションに到着。
作業服姿に着替えた祐子、ソラ(森田想)、長田(萩原護)。
オートロックマンションの下を通過。
玄関を突入。
悦子を縛る

防止とマスクをはずすソラ
「わかるよね?
会いに来ちゃった」
「なんの話」
「ビデオ通話の相手だよね。
覚えてないか
殺されかけたこっちは覚えてんだよね」
おどおどした悦子を見張れという祐子に命令する

佐々木家
奥島は脅迫のメモを義光につきつける
「どうしたんだ?」
今は言えないと義光。

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穂波家
「どうしてこんなことはじめたんですか。
いつから?どういうきっかけで?」
「あなた・・・もしかして・・・。
あの子が何言ったか知らないけど、誤解よ。
ちょっと雇われただけ。」
「どこに隠してるんですか?
お金と闇バイトのデータ?」
「いくら払えば助けてくれるの?」
「勝手に話進めないで」
帽子を脱ぎマスクを外す祐子
「全部、終わらせにきたの
お金はいらない。
私は家族を守りたいだけ」
「キッチンの引き出しちょっとあけて」
キッチンばさみで拘束を解いてくれたら、あなたと家族には今後一切関わらない
ソラが入ってくる
「おばさんも手伝ってよ」
「ねえ、一つ聞いてもいい?
どうして警察じゃなくここにきたの?
まっとうな人間なら警察に行くでしょ?
家族を守る為なんてウソウソ
あなたは罪を償うつもりなんてないでしょ
バレなきゃ
みんな綺麗事いう自分が大好き
やってることは真逆矛盾してる
自分のことだけ考えてればいいでしょ
あの子はこっちで始末してあげる
だったら楽になるでしょ?」
悦子に言われ座りこむ祐子
「どうやったらあなたみたいになれますか?」
「え?」

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取り調べ室
野崎春奈(愛希れいか)が坂本を尋問
「あなたは大津を名乗る男と金銭の授受があった」
「矛盾した仕事ですよね?
犯罪がゼロになって一番困るの刑事さんですよね。
犯罪者にメシ食わせて貰ってるくせに、正義の番人みたいな顔して」
「アンガーマネジメントってなにするんですか?」
講座の効果がなかったようですね。
「野崎さんでしたっけ?
俺とあんたは根本的に違う
でっかい警察にいる
こっちはツラもわからねぇ、どこにいるかわからねぇいいように使われる人間の気持ちがわかるわけない」
「何言ってるの?
組織なんてどこもそんなもんじゃない?
怒ってもいいと思う。
でも怒りを闇雲に振り回す限り結局負ける
あなたがムカついてるその上のやつらにも」

穂波家
すでに開き直っている悦子
自動販売機に10円おつりが
「被害者がいるって認識はなかったんですか?」
「私もおつりを取るタイプではなかった
ねぇそろそろ切ってくれない」
悦子の見張りを長田に変わる祐子。

寝室の億に隠し部屋があった。
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ここは悦子の勉強部屋
一旦下におり金庫の番号を聞き、3000万円だけ出す。
残りのお金は長田に。
「返さないと終わんないの」
とソラ。
祐子はお金はとらず自分の身分証明書だけをとる

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下に降りると悦子がいない。
悦子が末次(内田健司)を連れてきた。
末次に殴られ気絶した祐子
気がつくと拘束されていた祐子とソラ
悦子が金の匂いを嗅いでいる
「交渉不成立だったから?」
悦子が微笑み長田が俯く
「どっちから行きます?」
「髪の長い方」
祐子はそれで切りつけたら血が飛び散って掃除が大変ですよと止める。
再びソラを殺そうとする末次
「録音させて貰いました」
スマホからペラペラと自分の犯行手口を話す悦子の声
スマホを取り上げられるが
「夫に送りましたよ。
もしここで開放してくれたら、一生話さない。
でも私と家族、この子に何かあったらすぐ警察に話しますよ」
「うそね
あなたがここに来たことバレちゃう
それこそあなたがやってきたことドボンよ?」
「だったら試してみたら?」

隠し部屋に拘束される祐子とソラ
「ね、彼女の旦那のとこ行ってきて」
長田に命令
「あんたの欲しいものなんて行った?
上にいくこと、重要な初仕事!!」
末次からは
「逃げたり失敗したら坂本の二の舞になっちゃうからね」
と忠告される長田

祐子は隠し部屋にハサミを持ってきていた
拘束を解く。
どうやって逃げるか?
火災探知機を発見
燃やす
”火事です火事です火事です火事です火事です”
末次が消火器を持って上に行く
インターホンが鳴り、大家の対応をする悦子
すでに隠し部屋から出ていた祐子とソラは末次を隠し部屋に閉じ込め
ベッドを重しにして逃げる。

悦子が玄関からリビングへ
末次もリビングへ。
祐子とソラはベランダの避難梯子から逃げていた。

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祐子は義光に電話をして、少し遅くなると伝える
長田は車にいる
「バカばっかり!」
と荒れる

奥島は長田を拘束
そこへのこのこやってきた悦子と末次
「ボス!助けて下さい!」
「ボスどっちだ
そこの二人!」
野崎がやってきた。
悦子だけを拘束し、長田と末次は取り逃がす

ソラは強盗した家に行く。
3000万円を返却する。
気付いた老人がゴルフクラブでソラを襲おうとする。
走り去る車の中からカバンを投げ捨てるソラ

警察署
連行される悦子
「仮に私があなたの考えてる通りの人間だったとして
本当に私一人が悪人なのかしら氷山の一角
また他の誰かがはじめるだけ
エンドレスよ!」
悦子をみる野崎
「エンドレス
それはこちらも同じです
追いかけ続けるだけですから。
あなたの思ってる以上にしつこい刑事もいるんですよ
まずはご自分の心配なさったらどうですか?」
笑う悦子だが、連行される坂本は悦子を見て鼻で笑いムッとした表情になる

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走る車の中
「おばさんはさぁ
やり直せるならどっからやり直したい?」
「先にスーパー寄れば良かった
10分5分でも遅かったら、事故なんくて良かった
そしたらこんなことになってない」
「ごめん。
でもおばさんがとったんじゃん」
「うんそう
私がとった
いっつもガマンして
縮こまってイライラしてそういう生活から解放されたいって
勝てなかった3000万の誘惑に」
「バカだね」
「バカだね
いっぱい嘘ついて純一にも嘘つかせて
普通の会話まで出来なくなっちゃって」
「ムカつくよね
後ろめたいことがあるとさ
言いたいことも言えないし
自業自得だけどムカつく
あいつも湖に沈んだままだし
私かおばさんが言わない限りあそこに沈んだままなんだよね
おばさんはどうする?
帰れる?」
「え?」

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コンビニ弁当を手に警察官が交番に戻ってくる
トイレからソラが出てくる
「交番って不用心だよね?
泥棒入るよ?
自首ってここであってますか?」

佐々木家
電子ピアノを弾く義光
「何してんの?」
純一が聞く
「ごめんな。純一。
そりゃグランドピアノ触れないよな」
「これからどうなるの?」
「え?」
「なんとかなる?
この間、お母さんが言ってたから
お父さんみたいなこと言うって言ったら
すごい嫌そうな顔してたから」
「なんとかするんだよな。祐子は
一言くらい相談して欲しいんだけどな」
「お母さん、帰って来るんだよね?」
「待ってよう。二人で。大丈夫。
絶対なんとななる。」
笑ってうなずく純一

夕焼け空
赤信号で止まる祐子
信号が青に変わるが動かない祐子。
瞬きもしない。
信号が赤になる
動かない
「はあ~」
信号が青になりUターンする

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終わった。
明け方の夢に安達祐実が出てきて。
万引きだか詐欺だかして反省してるのよ。
ドラマなんだけど。
そんな夢を見るほどこのドラマを見るのが嫌でさw
最終回。
終わって・・・清々しいわけではない。
賛否両論ありそう

奥島さんの執念は・・・いわゆる刑事ドラマっぽくて。
野崎さんは良くも悪くも普通の警察官で。
他にも数人の警察官を連れてきたら、長田、末次も逮捕できたのに。
もちろん悦子の部屋からいろんな証拠品はでてくるだろうから、芋づる式に捕まるかもしれないけどさ。
そういうちゃんと一網打尽にできないところはリアルの警察官と一緒

犯罪者なのに坂本にちょっと感情移入してしまって、「バカばっかり!」って長田のセリフが沁みる。
坂本・・・気取ってても、警察に俺の気持ちがわからない!なんて言っちゃう辺り・・・。
ホントにバカで。
アホで。
きっと犯罪に手を染めなかったら、それなりの仕事をしていたんじゃないかな。
上に認められたくて上になる。
そこは末次のほうが上。
末次は最後まで掴みどころがなく、得体の知れない。
悦子なんてペラペラ喋ってやっぱり普通のおばさん。
清水美砂さんがめっちゃお上手
横顔とかやっぱり綺麗で(いや横顔じゃなくてもよ)、普通のおばさんじゃないんだけどさww
ああ、でもこういうボスってもしかしたらいるのかもっていう。
でも案外、末次がボスなのかもっていう・・・。

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で、祐子はどうするんでしょう。
祐子も義光もバカばっかり。
ソラだってバカだけど自首した。
ソラはきっと祐子のことは話さないと思うけど。
祐子の免許証は悦子の部屋から出てこなくても・・・それでも掛け子だってきっと逮捕されるだろうし。
なんせ悦子の部屋の指紋を調べたら、もう終わり。
なんで作業服着ているのに軍手はしてないのよw
強盗犯だって。
長田なんて、車も借りてるんだからさ。
長田はアホだな。

何もかも明るみにしなかったところが、このドラマを毎週見る気持ちとリンクします。
「ああ、嫌なものを見た。
最後もハッキリしないし、全部投げかけられた!」
みたいに・・・。
ソラは蒲池のことを言うのか?
っていう。
蒲池が死んでいるのか、それとも足を洗ってピンピンしてどこかで元気にやっているのか。←ピンピンはないかぁw

こういうドラマはきっとどのような最終回でも不満は出るので、WDR(Writers Development Room)というチームで考えた最後を評価したいと思う←偉そうだなw

この作品は主人公が行き当たりばったりに翻弄されてしまうが、特段フラグがたくさんたっていたわけでもなく、伏線回収がされたわけでもない。
ただ主人公たちの選択が「なんでそっち選ぶ?」の連続でハラハライライラさせられた。
それでもこんなにも見ずにいられないのは、やっぱりWDRチームだったからかな。
朝ドラの『舞いあがれ!』はWDRではないものの複数の脚本家が作っていた。
そうなるとある脚本家は良かったのに、変わった途端おかしいとか・・・。
ま、朝ドラ界隈はどうしても批判されがちなんだけど・・・。
今回の作品も毎週脚本家のクレジットはあったので、リーダーとなって書いた人がいるんだろうけど、チームの影響が色濃くでたのだと思う。
朝ドラ、大河ドラマなど長丁場になるとやっぱりチームのほうが良いかもな。
もちろん、一人で書きたいんじゃ!っていく脚本家さんもいて良いのだけど。
新しい試みの第一弾としては成功したんじゃないかと思います

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しかもキャスティングがとっても良かったです。
安達祐実の眉間のしわ。
これはとっても良かった。
めっちゃ共感したw
苦しみこそ安達祐実の真骨頂じゃない?

そして森田想さんの奔放さ。
各方面で評価されている彼女ですが、見る度に違う人。

下っ端詐欺師たちの矛盾のない演技。
長田の萩原くんはスタダなので、ともかく。←なにがともかくやねんw
まだウィキペディアもない坂本の木原勝利さんはしばらくは悪役が続いたとしても重宝されそう
そして末次の内田健司さんは何者にもどんな役にもなれそうで、映像分野でもその力を発揮しそう。
だらしない夫の青木崇高は・・・やっぱりなぁっていう巧さ。
義光のセリフの数々は青木崇高ではなければもう許せないよ(苦笑)
野添義弘さんは言わずもがなのご活躍。
ちょうど面白い顔してると思わない?←褒めてるよ!
とにかく終わってホッとしましたw

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3000万 第1話 ネタバレ 感想~バカ夫妻の心情を理解できてしまう
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キャスト
佐々木祐子(安達祐実
佐々木義光(青木崇高)
奥島誠吾(野添義弘)
野崎春奈(愛希れいか)
ソラ(森田想)
佐々木純一(味元耀大)
初山譲(持田将史)
橋本舞(工藤遥)
蒲池(加治将樹)
長田(萩原護)
坂本(木原勝利)
末次(内田健司)

コメント

  1. ノンルール より:

    ん?あの供述の中の清水さんの「開き直り」と安達さんの「Uターン」はリンクしているんですかね?
    (これらと「交番」wに自首するソラとの対比も巧み。)

    攻守目まぐるしく変わる展開はよかったですね。
    どの演者の熱演も光っていたし、お腹いっぱいでした。

    (管理人さん言及の野添さんへの誉め言葉のニュアンス、僕、何となくですが理解できますです、ハイ!)

    • tarotaro tarotaro より:

      ノンルールさん、コメントありがとうございます。
      最後は投げ糅てられた気がします。
      この終わり方でよかったと思うし、最後の安達祐実さんの表情が印象的でした。
      引き返したんですかね、祐子は。
      毎回見るのが苦しかったですが、それだけ衝撃的な作品でした。