あらすじはコチラ☆
早苗(松下奈緒)の楽譜をもとに音楽会を開く決心をした賢次(阿部寛)
早苗の音楽仲間を訪ね歩く。
チェロの楽譜は見つかった
フルートの楽譜はみつからなかったが、フルート担当の女性の後輩・小林雪乃(キタキマユ)に話を聞く。
先輩は目の前で津波でながされた。
小林はそれからフルートを習っていると聞き、音楽会でフルートを担当してほしいと申し出た賢次。
闘病中の早苗の恩師・菊池先生(加藤登紀子)は楽譜を起こしてくれた。
音楽祭を提案する菊池にピアノを担当してほしいとお願いする。
菊池は賢次に歌詞を作りなさいと言う。
りら(白鳥玉季)は盛り上がる。
りらにはも演奏をするように言う賢次
りらは自分にメリットがないと返す。
そこで…公園のチェロの青年を誘う賢次。
しかし「約束できない」と言われてしまう。
ある日、りらは楽譜をもってもう一度、チェロの青年・及川皇(中川翼)に話しかける。
この間のおじさんと音楽祭をやろうと言っている
「僕は人前で弾けるような人間じゃない」
「海を愛てならできるの?」
東京ではイップスとかジストニアとか言われた。
ここでなら人の目を気にしなくて弾ける
「おじさんから楽譜のことは聞いたよね
王子みたいな人が演奏するべきだと思う」
「王子?
参加したら僕のイップスも治るかもって?」
「それはわかんないけど。
みんな人のためじゃなくて自分のために演奏しようとしている
王子も利用しちゃえば良いと思う」
「最初にこれを弾こうとしてた人は?」
「消防士。今は海にいるんだって
その人王子の演奏ずっと聴いていたんじゃない
もう運命じゃん」
一週間後
及川はここで育った。
震災は9歳
家族で仮設で暮らしていたが、音楽ができない環境を見かねて、東京の親戚に引き取ってくれた
それからずっと大学
震災が人生で一番大きな出来事だと思っていた
コロナ…北陸の地震
この国で生きることが大変なんだとわかってきた。
ぼくらはずっとなんかの災害の最悪のなかで生きてる
賢次は友人の佐々木(菅原大吉)から劇場を紹介される
劇場の遠藤は震災の時、トラックに乗車していて少しながされた。
翌日家に行くと母親が次女を抱いていた。
次女はもう冷たかった。
それから長女、一週間後に長男が見つかった。
その当時のまま13年
子供らが生きてた時間より会えない時間のほうが…長くなってきたので…
「この劇場貸していただけますか?」
「はい。」
りらに呼び出される賢次。
りらは王子に振られたと言う。
画廊に勤めている年上の女だと言う。
自宅につくとりらの父・阿部一樹(山中崇)がいた
一樹はイライラ。
りらもイライラ
「お母さんの悪口ばっかり!」
「母さんの居場所は知っている。
再婚して子供もいる
りらが二十歳になったら会わせることになっている算段だ」
りらは二階に駆け上がる
向かい合う賢次と一樹
「娘の気持ちってわかんない
通じ合えたと思ったらつきはなされる。
本気で腹がたつくらいなことを言われ、親なのにちゃんと傷つく」
「ご心配おかけしてすみません」
賢次はりらのことを娘と重ね合わせていたのかもしれないと言う。
貸しスタジオ
りらは父と話して母親に来てもらうことにした
「わかんないけど気持ちに蹴りが付きそうな気がする
演奏会の日だけはその日だけは私の日
歌、うまくなってきたじゃん」
しかしピアノの席に菊池はいない。
菊池は発熱で入院中なったとメンバーに伝える。
ピアノなしの演奏でいいのかと賢次に聞くりら
奥さんのピアノパートが聴きたかったんじゃないの?
「歌に精一杯で伴奏を聴いている余裕はない」
と答える賢次
演奏会の朝
賢次は妻子に決意表明
父親に演奏会が終わったら海につれていくと約束。
演奏の順番を待っていると…菊池から着信。
どうしても演奏がしたいから迎えに来てと言う。
メンバー全員で迎えに行く。
なんとか「街の小さな音楽会」のトリを務めることができた。
賢次は妻がピアノを弾き、娘が歌う姿を見て号泣
演奏後 及川に「弾けたじゃん」と笑う
微笑み、及川は彼女と行く
りらは母の胸に飛びこむ。
小林はフルートを抱きしめ、先輩を思う。
菊池先生は夫に話しかける。
親父の散骨をすませ墓に来た賢次
りらに「親父、なにか言っているか?」と聞くと「あの能力、なくなったの。大人になったってことかな?」
と笑う。
「じゃ、勉強しなきゃな」
と父親面の賢次
菊池先生にスパルタの指導を受けている賢次。
駆け足でしたね。
これはこれで良いんだろうな。
とは言え‥劇場支配人の遠藤さんの声がやっぱり印象に残ってしまう。
そこだけセリフではなかったんでしょうか
HPでは確認できませんでしたが(見逃しているのかもしれないけど)
あきらかにお芝居じゃなく感じました。
その言葉を聞いていた阿部寛さんも
そしてそこだけが妙にリアリティがあり。
なんていうか、そのためだけにこのドラマがあるような。
本当の声には耳を傾けざるを得ないような。
お芝居とリアルを比べてもどうのこうのいうつもりはなく、あの声をだけでなく。
ほかにもたくさんの被災者に思いをはせることができことで、このドラマが光ったなと。
りらちゃん…今日だけは自分の日ってのがけなげ。
どうにかできなかったのかな。
普通ならグレるよ。
父親もあんなだし、母親が一人娘を置いて出ていくなんて。
新しい家庭があって、二十歳まで会わないってどんな取り決めよ。
勝手に大人同士で取り決めしてさ。
お父さんの言う「親なのに本気で腹が立つ」ってのは理解できるのよ。
でもさ…それでもさ。
父親がりらちゃんを渡さなかったのかもしれないけれど、娘を置いてよく恋愛して子供を産んだなと。
優しそうな母だったが、理解はできない。するつもりもないが。
阿部さんの歌声ですが、「Abe」と言うアルバムを出してますよねぇ~w
「Abe」の中の一曲が、阿部さん主演の「新宿ラブストーリー事件簿 白い粉連続殺人!」で聴けるんですよね。
時々BSの再放送をしているのですが、「硝子のかけら」という楽曲で、阿部さんの声があま~~い。
なかなかよい歌なのですが(作詞は松本隆大先生、作曲はNOBODYさん)、それ以来の歌声??
いや、そんなこたーないか。
今回の枯れた感じの歌声もよかったです。
震災のことは思い出したくないことも覚えていないといけないこともありますが。
それなりに付き合って、悲しみすぎずに前を向く。
ワタシは阪神淡路大震災を経験しましたが、美容院の担当さん、整体の担当さん。
みんな生まれる前の出来事なんですよね。
時々話題にのぼりますが、その時になんとなく伝える。
それだけでいいのかもしれません。
感想はこちら
水平線のうた 前編 ネタバレ 感想~風になった妻子を探す
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援して頂けると嬉しいです。
キャスト
大林賢次(阿部寛)
阿部りら(白鳥玉季)
大林早苗(松下奈緒)
菊池敏子(加藤登紀子)
及川皇(中川翼)
小林雪乃(キタキマユ)
阿部一樹(山中崇)
三好(宇野祥平)
小野寺旬子(松岡依都美)
大谷(山本浩司)
佐々木(菅原大吉)
月野(佐々木史帆)
谷口(前原滉)
コメント
管理人さんが触れたあの場面、阿部さん「素」で男泣きしていましたよね。
どうしても「駆け足」にならざるを得なかったので、阿部さん・お登紀さん、そして白鳥さん意外のキャラの書き込みが不足したのは否めませんが、震災を語るドラマとしてはよく出来ていたと思います。
(NHK版「リバーサルオーケストラ」のような一面も感じました。)
そして、松下さんがトリのように本業のピアニストとしての姿がさすがでしたねw
ノンルールさん、コメントありがとうございます
この作品にはこの作品の味わいがあると思いました。
キャストの皆さんの思いは伝わりました。
いいドラマでした。
阿部さんはもちろんですが、白鳥玉季さんも存在感があって素敵でした。
私も、劇場の方はご自分のことを話されているのではと気になって、調べてみたら、やはりそのようでした。
以下に詳しく載っています。
せんだい・宮城フィルムコミッション https://www.sendaimiyagi-fc.jp/news/20250307/
ポプラさん、コメントありがとうございます。
白鳥さん、大きくなりました~。
子役ちゃんから見ている俳優さんはついつい言ってしまうw
存在感もありますし、これからのご活躍が楽しみですね
劇場の方のお話はセリフというよりインタビューという感じでしたもんね。
しかし本当にぐっときました。