「正義の天秤」 第1話 ネタバレ 感想~オラ、ワクワクすっぞ!

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正義の天秤/大門剛明

事件の目撃者夫婦は被告・保坂修(筧利夫)が悪いとか被害者の倉橋龍一郎が悪いとか一貫性がない。
その夫妻の息子は事故を撮影していた。
保坂無罪の有力な証拠だと芽依(奈緒)は言うが、鷹野(亀梨和也)はこれは殺人の証拠だと言い放ち
「ワクワクしてきたぞ!」
と話す。

裁判
目撃者が撮影した動画を流す。
この動画では被害者の倉橋社長は自分で波をかぶって沈んだように見えた。
「これであなたは無罪だ。
本当にこれで良いんですか?」

鷹野は保坂の息子の話を持ち出す。
保坂息子は2年前、今回の被害者・倉橋社長の居酒屋に就職し、自殺した。
しかし過労と自殺の因果関係は認められなかった
それからまもなく、海にも釣りにも興味のない保坂がボートの免許を撮り、2時間もかかるボート店でアルバイトを始めた
それは倉橋社長があのボート店の古くからの常連客だったから。
「もう一度お聞きします
あなたが本当に望んでいたのはなんですか?
あなたの犯した罪は浮き輪の奪いあいじゃない。
殺意を持ってわざとボートを転覆させる事だった
本当のことを話してくれませんか?保坂さん」



「奴隷扱いするあの社長が許せなかった。」
最初は殺すつもりなんてなかった。
息子の自殺をどう思っているか聞きたくて二人きりになるチャンスをうかがっていた
息子の名前を出さずにそれとな~~~く聞いて見た
”死んだヤツがバカだ。
ただの負け組。
世の中はますます勝ち組と負け組に別れていくが、ノアの箱舟に乗れるのは俺たち限られた人間だけなんだよ”
笑って話していた社長。
そしてライフジャケットを脱いだ。
それから保坂は危険な海域にわざと入りボートを転覆させた。
「入社して1日15時間労働残業は200時間。
社長に殺されたものだ。」
保坂は息子の遺書を持って会社に抗議し、息子の同僚の協力を得て裁判を起こすつもりだった。
しかし倉橋社長の圧力でその声が届くことはなかった。
「それで社長を超してあなたはどうでしたか?
心は晴れましたか?
救われましたか?」
民事裁判に訴えればよかった。
ブラック企業の実態を明るみに出す方法もある。
「今からでも遅くない俺が全力で応援します
保坂さんあなたにはまだやるべきことがあるそのためには自分の愚か名行為を反省し罪を償うことです。」

裁判が終わると一ノ瀬検事(萩原聖人)が鷹野の目の前に現れた。
「もし被告が自白しなかったらどうするつもりでした
証拠も何もないですよね」
「知ったことか。」
芽依は父がなぜ鷹野を連れてきたのかわかるような気がしていた。
被告を無罪にすることだけが弁護士の仕事ではない。
そして鷹野は裁判の報告を遷延性意識障害の恋人・雨宮久美子(大島優子)に報告していた。



重厚な法廷サスペンスかと思っていたのですが、わりとサクッと見られる仕上がり。
しかい疑問も少し。
なぜ筧利夫は起訴されたんだろう。
「証拠も何もないですよね。」
って一ノ瀬が言っていた。
検事がそこまで言うなら確固たる証拠もないのに起訴したの?
浮き輪の奪いあいで起訴されちゃうの?
あれ・・・なんか見逃している?
警察にはもちろん自供はしていない。
浮き輪を社長に渡して自分が死ねば良かったと・・・。
目撃者の証言もいろいろで・・・自供もなく、しかも目撃者の証言では殺人罪には問えそうもない。
状況証拠だけで起訴したの?



疑問はあるものの法廷モノは大好物なんですよね。
どちらかと言うと検事が主役のほうが好きなんですけど。
最近、弁護士ものが多いですよね。

亀梨くんは日テレ御用達なイメージがあるのでNHKで見るとは新鮮。
主人公のキャラは原作もあんな感じなんですかねぇ。
スゴい作り込んでいるような気もしますが。
「ワクワクしてきたぞ!」
ってちょっとこっぱずかしいw
一話完結でありつつも、これまでの過去や恋人の事故や・・・そういうのが最終回に明らかになっていくのか?
全5話だからそこまで手が回らないのか。



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キャスト
鷹野和也(亀梨和也)
佐伯芽衣(奈緒)
杉村徹平(北山宏光)
桐生実雪(大政絢)
梅津清十郎(佐戸井けん太)
西園寺清隆(竹中直人)
佐伯真樹夫(中村雅俊)
冨野静子(山口智子)
雨宮久美子(大島優子)
一ノ瀬眞人(萩原聖人)

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