『スカーレット』第8回(第2週)「意地と誇りの旅立ち」
あらすじはコチラ→☆
ドラマガイドはコチラ
水橋文美江 「スカーレット」
草間の行為を受け入れられない常治。
喜美子は常治の行動が納得できない。
殴られた喜美子だが、「なんで?」とにらみつける。
「女にはない意地が男にはあるんじゃ!!
卵もラジオも手袋も欲しい。」
その夜、喜美子はずっと考えた。
お父ちゃんの「意地」についてずっと考える。
夜明け、喜美子は井戸端に立ち、何か思いついた。
縁側にいた常治のもとに行く。
「ずっと考えててん。」
何か閃いた喜美子
「わかってん。」
紙芝居に行ったときのことを話す。
ポン菓子が食べたかった。
お金がないので変えなかった。
直子だけでもと言って頼み込んだ。
だけどダメだった。
紙芝居だけならただで見せてやると言われた。
しかし近所のガキ大将に
「お金無いくせに厚かましい。」
と言われ、カチンときた。
ポン煎餅とちごて紙芝居は只か、見て帰ろうと思ったのに、そのまま紙芝居も見ずに帰った。
「意地や。
ホンマは見たかったからな。
ホンマは凄い見たかった。
みたかってん。
ポン煎餅も食べて見たかった
違う?それやな?
女にもあるでぇ!
お何にも意地と誇りはあるんじゃぁ!!!」
スッキリした顔で笑う喜美子。
お母ちゃんは泣き笑い。
こっそり聞いていた草間も微笑む。
「気のせいや。
なんやそれ。
気のせいや。
女に意地なんてあるかい!!」
と言う常治と涙ぐむマツ
その朝、草間は道場を探す。
そして草間は喜美子に柔道を教えると言う。
喜ぶ喜美子。
女でも教えて貰える。
草間の柔道教室はたちまち子供たちが集まる。
「柔道の心得をしっかり身につけてよう。」
草間の柔道教室は勝ち負けではない。
本当に強い人間を育てる。
人を敬うことの大切さを教える。
まずは道場の掃除から!
柔道教室。
まさかの照子も習うとはw
お父ちゃんの男の意地・・・しょーもな!!
喜美子の女の意地・・・大人(爆)
喜美子がお父ちゃんの意地を理解した瞬間に、喜美子がお父ちゃんを超えた気がするw
喜美子、お父ちゃんよりオトナになったな。
いや、もう大人や。
川原家の誰よりも大人やなぁ。
常治のちっぽけなプライド。
ま、でも明治の男だしね。
いや・・・大正?
どっちでもエエか。
草間が自分とは正反対のインテリだというのもコンプレックスなのかなぁ。
割の良い通訳の仕事なんて、常治は絶対できないからさ。
草間は喜美子の悪いところはズバっと注意してくれるが、喜美子の紙芝居や家族を思う気持ちに心の栄養を取り戻せたこともあるんでしょうな。
で、宿代、食費としてお金を受け取って欲しいという草間。
柔道を教えて貰うってことでチャラにして欲しいという常治。
もろとけ!もろとけ!常治!!
って思うけどね(苦笑)
それで家族が楽になるんやからもろとけよ!
ええカッコすな!!エエカッコしたいんやろうけど。
でもさ
「みっともないとこばかり見せて、ほんまにすみません。」
と男の意地の説明と喜美子を殴ったところを草間に見られていたので、謝罪していたけれど、ずっとずっとみっともないんやから、もうええカッコしないで欲しいと思うわ・・。
ほんま男の意地ってしょうもない。
常治は喜美子を気が強いと言うが、気が強くないと生きていけないではないか。
常治は金にだらしない。
マツもヘラヘラしているだけで家事すらまともにしてくれない。
草間流柔道で喜美子はもっと強くなる。
気だけでなく精神的にも。
もう充分なのに・・・と思わなくはない。
喜美子は充分優しい。
人の作品を「ゴミみたい!」と笑った喜美子はもういない。
でももっともっと強くなるんやろなぁ。
でないと生きていけない。
「スカーレット」感想はコチラ→☆
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援して頂けると嬉しいです。
キャスト
川原喜美子・・・戸田恵梨香(幼少期 川島夕空)
川原常治・・・・北村一輝
川原マツ・・・・富田靖子
川原直子・・・・桜庭ななみ(幼少期 やくわなつみ)
川原百合子・・・福田麻由子
草間宗一郎・・・佐藤隆太
十代田八郎・・・松下洸平
熊谷照子・・・・大島優子(幼少期 横溝菜帆)
大野信作・・・・林遣都(幼少期 中村謙心)
大野忠信・・・・マギー
大野陽子・・・・財前直見
深野心仙・・・・イッセー尾形
庵堂ちや子・・・水野美紀
酒田圭介・・・・溝端淳平
田中雄太郎・・・木本武宏 (TKO)
荒木さだ・・・・羽野晶紀
大久保のぶ子・・三林京子
ジョージ富士川・西川貴教
語り・・・・・・中條誠子アナウンサー
コメント