「心中」
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「昭和元禄落語心中」雲田はるこ
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落語会は終わる。
助六(山崎育三郎)は熱演。
娘・小夏も大満足。
その夜、有楽亭菊比古(岡田将生)の前に、みよ吉が現れる。
こうなったのも自分のせいだと菊比古はみよ吉に謝罪。
見つめ合い、何度も唇を重ねる菊比古とみよ吉。
「いっしょに死のう・・。」
つぶやく、みよ吉。
そこへ胸騒ぎがしたと助六が入ってくる。
「落語はやめてまっとうに働く。
お前と小夏は俺の宝だ。
俺はお前らのほうが大事だ。
やり直させてくれ。」
今日やった芝浜はお前がいなければ出来なかった。
みよ吉は今更なんで・・・と号泣。
窓辺に座っていたみよ吉がバランスを崩し、転落・・・。
助けようと助六がみよ吉を抱きしめる。
んでもって、それを助けようと菊比古が助六の着物を必死で掴む。
「お前は落語をしろ。」
助六は菊比古に自分の着物を離すように言う。
菊比古は力尽き、二人は転落し。
小夏は菊比古が育てることにした。
また捨てられた。
またひとりぼっち。
「父ちゃんがいなければ東京にきた意味がない。」
学校まではだしてやる。
嫌なら出て行けと言われた小夏は。
「出て行かない。
いつかアンタを殺してやるから!」
「殺してくれよ。
せいせいすらぁ」
とつぶやく菊比古。
結局、アタシはたった一人こうして生きて行くしかないのだと。
菊比古、八代目八雲を襲名する。
菊比古とみよ吉のキスを堪能していたら、助六のちょっと待ったタイム。
助六が入ってからは怒濤の展開。
重たい・・・。
重たいわ~。
原作のほうが重たいらしいのですが。
小夏は重荷を背負って生まれてきたんだねぇ。
四国では小夏とうまく行っていたのに・・・。
ま、小夏が菊比古を疫病神扱いするのは・・・わからんでもないよねぇ。
小夏は貧しくても落語をしてくれる父が大好きだった。
でも大きくなったら菊比古を殺す。
「殺してやる」は母の口癖。
みよ吉・・・ホントに死にたかったのかなぁ。
娘にも嫌われて・・・。
みよ吉、可哀想な子だったよ。
六代目八雲が一番罪な気がしてきた。
六代目が先代の助六を追い出さなければ。
六代目が菊比古とみよ吉の仲を裂かなければ・・・・。
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主題歌:ゆず「マボロシ」
キャスト
八代目・有楽亭八雲
(菊比古)……岡田将生
有楽亭与太郎…竜星涼
小夏……………成海璃子
みよ吉…………大政絢
有楽亭助六
(初太郎)……山崎育三郎
七代目 有楽亭八雲
…………………平田満
コメント
こんばんは。
うん。6代目が懐小さい男だったがため、
みんなが不幸になりましたね。
上に立つ人の度量って大事ですよね。
てめえが可愛いだけの人だと
その世界の未来を殺してしまう。
名跡とか、格式とか、
落語も歌舞伎も、生け花とかでもそうだけど
本当に才能がある人が
必ずしも報われることはなく
血縁とかで決まってしまうって世界、
すごい抵抗あります。
原作は読んでないんですが
これはこの先現代まで描かれるのかな?
助六(山崎育三郎)の落語の演技、
聞くのが心地よく中毒になってしまっていたのでこれから寂しいです。
YOYOさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
6代目は5代目の息子でしたね。
歌舞伎は慣らされているのか血縁者が継ぐことに違和感があまりないです。
ま、歌舞伎の場合は養子もあるので、血統はいろいろなんでしょうが。
落語の場合・・・。
血縁でなくても良いよねぇって思います。
歌舞伎には子役が必要ですが、落語に子供は必要ではありませんから、修行年数なんぞ関係なさそう。
芸術の世界って努力と才能でどうにかなるもんではないと思い知らされますね。
ワタシも原作未読なのですが、みよ吉が助六を包丁で刺して、それを見ていた小夏が母を突き落とす。
二人とも死亡。
小夏はその時の記憶を無くし、菊比古が小夏を抱きしめて
「全部アタシのせいだ。」
と言うらしいのです。
で、小夏は菊比古を憎む。
ドラマのほうが救いはありました。
エエのか悪いのか・・・・終わって見なければわかりませんが。
漫画では菊比古の晩年まで描かれているみたいです
助六(山崎育三郎)の落語は楽しいですね。
「わろてんか」でみた、笹野高史や北村有起哉とまた違って、正統派の落語ではないかもしれないですが、めっちゃ楽しい。
笹野高史や北村有起は起用にやるやろな・・・と思っていたけれど、ミュージカル俳優・育三郎がここまで上手だとは思いませんでした。
今回は唄も・・・。
育三郎とはお別れですよねぇ。
成海璃子ちゃんが落語をできるのでしょうか。
心配です。