「昭和元禄落語心中」最終回(第10話)ネタバレ感想~もういちど山崎育三郎の落語が聞きたい。

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「八雲」

原作はコチラ

「昭和元禄落語心中」雲田はるこ
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小夏(成海璃子)はみよ吉(大政絢)と助六(山崎育三郎)が死んだ夜の記憶を思い出す
小夏が八雲(岡田将生)に
「一緒に死んで」
八雲を誘うと歩き出す。
八雲の前に立ったのが助六だった。

母が父を刺すところを見てしまった小夏。
混乱してしまった小夏はみよ吉を窓の方向に突き飛ばしてしまった。

「自分が母を殺した。」

しかし小夏はみよ吉とともに窓から転落して気を失っていた。
助六が抱きかかえた。
その助六を八雲がつかまえ、八雲の足を松田(篠井英介)がつかまえた。
「この子だけは助けて!」
みよ吉が叫ぶ。
小夏を八雲に託し、二人は落下。

小夏の記憶を呼び起こさせないために、八雲は一緒に暮らした。
八雲と小夏の雪解け・・・。



火災のあと日に日に弱る八雲。
とうとうお迎えがきた。
あの世で久しぶりに会う、八雲、助六、みよ吉。

八雲が亡くなって数十年?
与太郎(竜星涼)の髪の毛はグレーに。
信之介は真打に昇進し、「菊比古」を名乗ることになった。
娘も大きくなり、小夏は女流噺家として活躍。
与太郎は三代目助六を襲名し、このたび九代目八雲を襲名することになった。

襲名披露の高座では、九代目八雲が「死神」を披露。
楽しそうに見ている三人(八雲、助六、みよ吉。)
最期のオチ
「死神だよ。」
は八代目と九代目八雲の声がシンクロした。



最期のオチはしびれました。
そしてすがすがしささえ感じた。
成仏できていない助六&みよ吉夫婦が
「おかえりー!」
みたいな軽いのりで。八雲を迎え入れるのも面白かったw

竜星涼の背中は噺家だった。
彼、うまかったねぇ・・・。

無難と言えば無難な最終回。
小夏が信之介の父親が誰かってクチを割るとは思っていなかったので・・・。

でも小夏・・・そんなに落語がうまくなかった。
でも与太郎に教えてたんだよねぇ(苦笑)
ってか、成海璃子ちゃんはいつからお芝居が苦手になったんだろうか・・・。
ちょっとたどたどしい。声質でしょうか。

竜星涼の老けメイク。
死神マスク。
また今週もスタッフさん頑張ったねぇ。
結構、怖い死神のマスクだったわ。

無理矢理でもなく、スッキリと終わらせてもらって感謝です。
だけど・・・山崎育三郎の落語をもっとみたい!
「芝浜」も良いけれど、他の落語も。
魅力的な助六とその高座。
お金を払って見に行く価値があると思う。

次のクールはまたガラッとテイストが違う!!
でも楽しみです。

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主題歌:ゆず「マボロシ」

キャスト
八代目・有楽亭八雲
(菊比古)……岡田将生
有楽亭与太郎…竜星涼
小夏……………成海璃子
みよ吉…………大政絢
有楽亭助六
(初太郎)……山崎育三郎
七代目 有楽亭八雲
…………………平田満

コメント

  1. moon より:

    こんばんは。

    今更のコメントですみません〜…。
    『昭和元禄落語心中』は再放送を録画して
    見ていたのですが、他の録画を消化することに時間を取り、今頃になってしまいました。

    ずっと孤独な道を歩んできて、
    業を背負い続けてきた八雲が
    ラジオから流れてくる
    与太郎の声を聞きながら、
    信之助の遊ぶ姿を眺め、
    小夏のそばで安らかに逝くことができ…
    美しい場面でした。きっと最後は幸せを
    感じられたのではないかな。

    ラストの『死神だよ』と重なるところも
    良かった。余韻が残りましたね。

    正直、信之助の父親については
    見当がついているのですが、
    (助六の血を遺したい、という小夏の願いを八雲が蔑ろにするとは思えないので…)
    曖昧なままで終わって良かったと思います。

    松田さんの年齢は、原作だと95歳
    らしいです。すごい!長生きですねぇ…。
    最後まで生きててくれて良かったです。

    岡田くんは、若者から年老いたところまで
    よく演じきったと思います。
    育三郎さんと、竜星涼くんには
    感心しました。

    毎週濃密で深い時間でした。
    もちろん原作も素晴らしいのでしょうが、
    NHKだからこその完成度の高さだと
    思いましたね。『透明なゆりかご』に続き
    楽しませてもらえて感謝です。
    ただ、私自身落語に詳しくないので
    演目について理解が深ければ、
    より楽しめたのかなぁ、と思うと
    そこは残念です。

    • tarotaro tarotaro より:

      moonさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      八雲の最期が穏やかで良かったです。
      なんと言っても、噺の下げ
      『死神だよ』
      のユニゾン。
      これは良かった。

      結局、信之助の父親についてはわからなかったですが、やっぱり八雲かなと思います。
      曖昧で、視聴者に投げかけるのもアリだと思うので。
      そこも良い点。

      岡田くんは声も顔も美しい。
      もっと器用に演じられる俳優もいるかもしれませんが、今回の八雲はすご~~~く努力されていたのがわかり、魂を実感できました。

      落語に関しては、育三郎&竜星涼の背中が噺家だったなぁとホント。
      所作が良いです。
      ミュージカルをあまり見ないワタシも育三郎の舞台は見てみたいと思います。
      この人は器用ですね。

      『透明なゆりかご』の時は、TBSが「チアダン」という単純なドラマだったのですが、今回はNHKもTBSも入り込んで視聴したいドラマだったので、結構疲れた金曜日でしたw
      ドラマは、裏かぶりしないようにして欲しいなぁと思います。