M-1グランプリ 第14回(2018年)~和牛はなぜ優勝できないのか。

スポンサーリンク

「霜降り明星」が優勝しましたねぇ。
去年は「とろサーモンが優勝しましたねぇ。」との書き出し、1年経っても成長しないw

去年も書いていた「M-1グランプリ。」
なので、今年も書いとこ!!

勢いで優勝した「霜降り明星」。
初出場の強みを生かした優勝です。
こうなると「和牛」は「笑い飯」みたいな「M-1レギュラー」枠に収まってしまった。
気の毒だが・・・・。

和牛は面白いけれど、漫才ではなくコントでもできるよなぁっと思ったのが数年前。
「正統派漫才」ではない印象だったけれど、今年出場したなかでは正統派漫才に見える不思議。
決勝にでてきた3組はそれぞれ個性的だった。

こういう漫才大会では仕方ないのだけど、2回目は難しい。
歌謡大賞ではないので、
「もう一度歌っていただきましょう!」
ってわけにはいかないもんね。
観客も視聴者も審査員も一度見ているから、同じようなネタをやるほうも辛いと思うわ。

結局、1回目の点数がそのまま順位となってしまった。
「和牛」はなぜ優勝できないのか。
順番もあるのかなぁ。
「和牛」の安定感は凄いけれど、ワタシはそこまで彼らの漫才のファンじゃない。
だけど、いつ優勝すんねん!って思うよ。
いや、ただただ気の毒。
別に悪いとこないもんねぇ。

強いて言えば、序盤の笑いが少ないとこが難点かな。
去年のネタのほうが、最初の笑いは少なくとも、あとからどんどん回収していくネタに勢いを感じた。

でも勢いってだんだんなくなるというか、安定感が増して、それはそれで面白いんだけど、コンテストには向かないのかも。
M-1自体が、「15年目」までのコンビが対象になっているので、定感VS勢いになってしまう。
そろそろ「10年目までのコンビ」に対象を戻すのもアリかも。




3位の「ジャルジャル」はラストイヤー。

彼らの漫才は好き嫌いが分れると思うけれど、ここまでずっと貫いたのはエライと思う。
1本目のネタは面白かったもん。普通にw
「ドネシア」が残る、残る。

2本目が問題かなぁ。
2本目の既視感よ。
見たことがあるネタだったってのもあるかもしれないけれど。
ジャルジャルのネタって一番変化がつけやすいと思うんだよねぇ。
勿体ない。

でも、ま、違う路線のネタを持ってきていて芋、よっぽどでないと「霜降り明星」より上には行かなかったかも。
案外もう一度「ドネシア」をやっても良かったのか・・・。
二人とも表面上は笑っていたし、清々しく見えたよ。

あんなに苦手な福徳くんだったのに、彼の笑顔を見てちょっとホッとした自分に驚き。
すっごくアンチが多いコンビだけど、ひな壇でも輝きづらいコンビだけど、なんとか残って欲しいなぁと思うようになりましたw
継続は力なりってこういうことを言うんでしょうか。
ファンになるわけではないけれど、二人とも楽しそうだし。←褒め殺しのつもりはない。心から労っている!!



さて、霜降り明星。
こういう番組の王者にはふさわしいのかもしれないです。
なんてったって、本当の「若手」。
M-1グランプリみたいなコンセプトの番組の王者には、平成生まれ、フレッシュ、勢いが揃っている彼らのキャラクターは喉から手が出るほど欲しかったでしょう。
去年のコンビはラストイヤー!
その前の銀シャリも地味。←銀シャリ、大阪に帰っておいで!!!

それぞれピンで「R-1」に出演している二人。
若手としてはそこそこ達者。
「せいや」を可愛いと思えるかどうかがポイント。
彼の動きは昔のナイナイ岡村みたい。

彼らはバラエティで使い易いと思うんですよ。
それはもう和牛よりはるかに。
とくにせいやはウケてもスベってもなんとでもなりそうだし、動きはお子ちゃまにウケそうだし。
年末年始は引っ張りだこになりそう。
その上、銀シャリと違って、関西での帯レギュラーもない。
準レギュラーがあるくらい。
家族もいない。
なので、東京に出ていきやすい!!
バイバイ、霜降り明星。←え?



決勝に残れなかった「スーパーマラドーナ」。
武智はM-1が取れなかったら死ぬんじゃないかと、もしくは田中を殺すんじゃないかと心配している(苦笑)
なんであのネタやったんやろ・・・。
決勝には残ると思っていたのに。

今回印象に残っている麒麟枠、「トム・ブラウン」。
漫才が終わったあとに大笑いをしてしまった。
なんとも言えない面白さ。
これが漫才か?と言われたらそれまでだけど、決勝に残った3組も王道の漫才ではないし、いまや漫才は漫才ではない。
セットや小道具がないだけで、漫才の中にコントが入っているのだし、漫才は変わりゆくのね。
時代とともに。
そらそうか。

変わらないのは「テレ朝」の煽り。
フィギュアスケートの中継もそうだけど、最初の漫才が始まるまでに1時間弱あるって、どうなん?
ギュッとしたら9時までに終わるやろ!!!

コメント

  1. YOYO より:

    こんにちは。
    いやー、昨日は霜降りの日でした。
    なぜかホラーな暗いネタが多くて
    会場が重くて沈んでましたから
    霜降りの明るさが、せいやのアホさが
    あまりに可愛くて…眩しかったです。

    あんまりホラーな空気すぎて
    中身も毒もなんもないミキが
    通常よりよく見えた!

    私はスーマラに頑張って欲しかったのに…
    考えすぎちゃいましたね。
    でもそれはなんとなく
    和牛にもゆにばーすにも
    言えることかも。
    皆、普段の方が面白い。

    和牛はもう、構成名人というか…
    水田名人ですよね。構成がうますぎて
    そして2人の声、
    川西くんの所作が美しすぎます。
    老女をやらせたら何かもう
    そのうち加藤治子みたいに見えてきます。
    品格もあって素晴らしい。
    ただ、腹抱えて苦しいってほど
    笑かしてほしいな〜って要求には
    今回は応えてくれなかった気がします。

    私、とろサーモンもキライじゃないんですが
    和牛はやはり、去年優勝すべきだったな。
    去年、一本目と二本目、逆にしてたらな…

    せいやと粗品が喜んでるうしろに見切れた
    和牛の2人の顔、なんとも言えませんでした。

    でも明るさ…せいやの明るさって
    何か全ての人が救われるじゃないですか。

    水田のあのイヤな感じのいやらしさがある限りは、底抜けに明るいお笑いには勝てないような気がします。

    結局漫才もフィギュアも、人かな。

    • tarotaro tarotaro より:

      YOYOさん、おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      ほんと、霜降りの日でした。
      順番も良かったと思うんですよねぇ。
      予選で和牛が霜降りの上にいけなかったのも、物語ってますよねぇ。
      若さも明るさも眩しいw

      ワタシもスーマラには頑張って欲しかった。
      昔のモラハラ武智ではなく、二人の関係性も良くなっているような気がして。
      漫才も年々面白くなっているのに。
      40代コンビは考えすぎましたかねぇ。
      でもロケはうまくなっているんですよ。
      ロケならかまいたちより和牛より上だと思います。

      和牛・・・今朝、「おはよう朝日です。」に出ていましたが、もう気の毒で。
      和牛比でいうと、もっと面白いネタがあったと思うんですよね。
      二人とも上手なのに・・・。
      加藤治子!!!
      そう言われたら、そうかも。
      品はありますよね。
      名人芸みたいになっちゃって大笑いするより感心してしまう。
      「うまいなぁ。」
      って思ってしまいます。

      やっぱり和牛は去年取っておくべきでしたね。
      ラストイヤーでしか取れないのかも。
      笑い飯のように「お疲れさん!」ってかんじでしか・・・。
      笑い飯の二人より、繊細そうなので、来年参加するのかどうか・・・。

      霜降りは、とろサーモンより世間にフィットしそう。
      子供のハートをcatchできそうですね。
      ワタシは苦手ですが「トレンディエンジェル」くらいに子供に好かれるんじゃないでしょうか。
      思えば、「トレンディエンジェル」の年に銀シャリが取って、銀シャリの年に和牛が取っていれば良かったのに。←暴言でしたスミマセンw

  2. タテキョーヤ より:

    こんにちは。

    M-1、霜降り明星が優勝しましたね。

    最終決戦を見ると、「霜降り明星」か「和牛」かの2択でしたが、
    僅差で霜降り明星が優勝でしたね。

    霜降り明星は、新鮮さと若さと爆発力で全体的に笑いを誘っている一方、
    和牛は4分間の漫才の構成が上手く使い分けており、
    必ずと言ってもいいほど高評価を得られています。

    そういう意味では、私は今年のM-1の優勝者は「霜降り明星」と「和牛」も比べられない点から、「霜降り和牛」が良いかと・・・(笑)

    それにしても、和牛はどこかしこ大きな笑いをもう少し採り入れたら
    来年こそは優勝できるのかもしれません。

    • tarotaro tarotaro より:

      タテキョーヤさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      和牛は来年出場するのかってのもまだわかりませんが。
      いつも迷っているようですから。
      チャンスはまだありますね。
      M-1の場合、新鮮なほうが評価される傾向がありますから、来年もまた難しいと思います。
      でもここまで来たらラストイヤーまで出てほしいですね。
      ずっと準優勝でもそれはそれでネタになると思います。
      めっちゃ悔しいでしょうけど。