「黒薔薇～刑事課強行犯係　神木恭子」 ネタバレ 感想～いつもと違う野際陽子さん

ドラマスペシャル　「黒薔薇～刑事課強行犯係　神木恭子」

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黒薔薇～刑事課強行犯係　神木恭子　/ 二上剛清掃会社社長殺害事件の捜査に忙しい東京臨海署刑事課強行犯係に神木（貫地谷しほり）が赴任してきた。

偶然知り合った安本（でんでん）という老人から、神木のもとへ孫のリサ（松尾薫）が失踪したと連絡が入った。
安本は甥っ子の義男（阿部進之介）が連れ去ったに違いないというのだが、その義男は安本のノミを盗んで安本の家から出ていったきりだという。

神木の調べで義男が持ち出したノミの刃型と殺人事件の被害者社長の傷跡とがほぼ一致することがわかった。
義男はビル清掃会社の面接を受け、被害者の社長から不合格にされたことを逆恨みしていた。
義男は刑務所にいたころの仲間・山野井と潜伏していることがわかった。
瀬名刑事部長（中村俊介）の命令で、貫地谷しほりと岸谷五朗は捜査一課の刑事たちと拳銃を携行し現場に乗り込む。
そこで義男とリサを見つけた神木らだったが、傍らには山野井の遺体が。
包丁を手にリサを盾に逃亡しようとする義男。刑事たちと一触即発の状況となるが、折原が義男の足を撃ち逮捕にこぎつける。

義男は素直に社長殺しを自供するが、山野井の殺害に関しては否認。
一課の刑事らはわざと義男を挑発、興奮をさせ正当防衛で義男を殺そうとしたのではないかと神木に告げる。

保護したリサを問いただし、安本の家の床下から成人の白骨死体を2体発見する。

遺体はでんでん（安本の妻）と、義男の母親・野際陽子（茂美）の夫だった。
でんでんは5年前に死亡した義姉の茂美に頼まれ、茂美に暴力を振るう夫を殺害。
その事実を警察に知らせた自分の妻を口封じのために殺害したという。
しかし、野際陽子は、店の客だった瀬名刑事部長の父・瀬名英一郎（津川雅彦）に、隠蔽協力を頼む。
そしたら「デキちゃって」堕ろすと言ったが、子どもがいないので、「産め」と言われてしまった。
生まれたのは双子で、阿部進之介（義男）と中村俊介（瀬名息子）。
津川雅彦は体の大きい方（中村俊介）を自分の子どもとして育てることにして、連れて帰った。
毎月生活費をもらっていた野際陽子。
その役割を部下で貫地谷しほりの父にもやらせていた。
貫地谷しほりの父は、津川雅彦に弱みを握られていて、指示に背いたら家族を殺すといわれていた。

そんな男がもう一人、吹越満の父も瀬名の飼い犬で、良心の呵責にたえられなくなり自殺してしまった。

津川雅彦と中村俊介は保身のために、阿部進之介（義男）もでんでんも取り調べ中に殺した。
そして吹越満も殺した。

山野井を殺害したのは、中村俊介の養母だった。

吹越満は、中村俊介の出生の秘密を養母に話していたのだ。
双子の阿部進之介（義男）が殺人犯であることを知り、このままでは中村俊介の経歴に傷がつくからと、阿部進之介（義男）を殺しに行ったが、顔を知らないので山野井を殺してしまった。←バカ過ぎる。
その一部始終を見ていた吹越満はその証拠写真も撮っていた。
それをネタに津川雅彦をゆするが、消されてしまった。

吹越満も料亭の女将・床嶋佳子も津川雅彦を裏切っていた。
不正の一部始終を記録していた女将と吹越満。
その記録はいまや貫地谷しほりが持っていた。

中村俊介にゆすりをかける貫地谷しほり。
署長のポストを用意すると貫地谷しほりを買収しようとするが失敗。
どうやったらスキャンダルを握りつぶせるかと考える中村俊介。
「自分で考えな！」
と突き放す貫地谷しほり。

津川雅彦＆中村俊介親子は車を走行中、崖から落ちて死亡。

その後、野際さんと東根作寿英も何者かにころされた・・・はず。
一応無理心中として処理していたけど・・・。

事件解決語、辞表を提出する貫地谷しほり。
相棒・岸谷五朗は、その辞表を破る。

たくさん死んだねぇ。

建設会社の社長、でんでんの家の床下に2つの白骨遺体（でんでん妻と野際さん夫）。
でんでん、阿部進之介、津川雅彦、中村俊介、野際陽子、東根作寿英、
野際さんは「やよい」って女性になりすましていたから、やよいさんも死んでいたのかもしれない。
吹越満の父親は自殺だし、貫地谷しほりの父親も死んじゃっている・・・。
監察に回してたってことは、失脚するはずだったのに、その前に親子で海にダイブしたってことかな？

中でも義男の殺し方には驚いた。
犯人はどうみても刑事。
岸谷五朗に足を撃たれた義男。
その足の傷に、取り調べをした刑事がペットボトルに尿を入れて、義男が寝ている間に尿をかける・・・で、細菌が入って、義男死亡。

津川雅彦の悪いこと。
ノンキャリがあそこまで上り詰めるなんて、どんだけ悪いことしてんねん。

津川雅彦は、めっちゃ悪かったけれど、女には弱いってことがわかった最期だった（苦笑）

吹越満が中村俊介の養母をけしかけたのは、なんでしょうな。
義男を殺させたかったのかなぁ。

んで、最期の野際さん。
吹越満を殺した人間の犯行かなと思うが、殺し屋さんなのか？
津川雅彦が亡くなった後だから、他にも黒い人間がいるのね。

結局、津川雅彦＆中村俊介親子は死んだだけで、罪が明るみにでないのがなんとも。
実際、そんなもんなのかもしれないけど。

にしても光彦の中村俊介と野際陽子さんがここでも親子役。
野際さんに「冥土の土産」ってセリフがあって、なんだか切ない。

このドラマは3月に放送されるはずだったのが、渡瀬恒彦さんの追悼番組に差し替えられたの作品。
貫地谷しほりの主演ドラマが渡瀬さんの追悼番組に差し替わるのも運命かなぁ。
そして放送されるまでに野際さんまで亡くなってしまうなんて。

原作が他にあるのかはわからないけれど、続編だったり、レギュラー化だったりの可能性はありそう。

貫地谷しほりはちょっと痩せてキレイになっていたね。
2時間ドラマにカモ～～～ン！！
彼女はシリアスもコメディもできるから重宝されそう。

普段の2時間ドラマと違うラスト。
そしてこのドラマの雰囲気。
中々楽しかったですが、10時からの放送は眠いッス（爆）

 

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「なつぞら」感想はコチラ→ CAST
神木恭子（かみき・きょうこ）……… 貫地谷しほり
折原圭作（おりはら・けいさく）　………　岸谷五朗
瀬名靖史（せな・やすふみ）　………　中村俊介
矢野順一（やの・じゅんいち）　………　西岡德馬
槙　春彦（まき・はるひこ）　………　吹越　満
安本恒吉（やすもと・つねきち）　………　でんでん
神木綾子（かみき・あやこ）　………　丘みつ子
乾　茂美（いぬい・しげみ）　………　野際陽子
瀬名英一郎（せな・えいいちろう）　………　津川雅彦