『おかえりモネ』 第104回 感想~亜哉子さんの痛み

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第104回(第21週)「胸に秘めた思い」

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ガイド本

「龍己さんは家業を整理してようとしているんですね」
朝、菅波と電話しているモネ
「私が簡単に口だしできることではない」
「離れていた人間にとやかくいわれたくないでしょうしね」
「先生・・・言葉がきついです」
「でもあなたが一番感じているいることでしょう。」
「一度離れたから、それでもどったから感じていることもあって
みんな、ここでずっとふんばってなんとかやってきた人たちだから
逆に言えないこととかまだたくさん抱えてる。
痛みはきっと何年経っても消えなくて。」
「うん」
「言って欲しいって言ってもわかるわけないって・・・そうだと思う
でも痛みを抱えたまんま平気な顔で居続けるのはつらいでしょ。」
「まずはここが痛いって言わせてあげるあだけでいいんじゃないですか
ここが痛い。まだ痛むって口に出させてあげることが本人も心を軽くします
解決はまだでもそれで糸口が見つかるということになる。」
「・・・・・」
「ん?」
「先生の言葉は時々キツいけど、私にはないと困る。」
「これも重荷になる言葉かも知れないけど・・」
「ん?」
「頑張れ」
「はい」



その日の朝の放送で、海にけあらしが出ていること、朝日がキレイなことを話すモネ。
そして気象と心にまつわる話をする。
低気圧で体が重くなったり、頭痛がしたりすることを気象病と言う。
今日みたいな日はふだん忘れていた痛みがぶり返したりする。
そしてそれはからたの痛みだけではなく心の痛みだったりもする。
「みなさんちょっと痛いなしんどいなって思ったら
心に貯めていること 言えないこと 少しだけでも外に出して見て下さい
ここに来て話てみてもいいです
声を聞かせて下さい」

放送が終わりしばらくするとあかりが来ていた
「来てくれて嬉しい」
と話すモネ。
何か言いたくて言えないあかり。
「あのね あかりさん
子供は堂々と大人の力を借りて良いと思うの。
私、いろんな人の力借りてきたから」
「永浦さんはテレビに出てた人でしょう
ってことは永浦先生の娘さんですよね。
先生に会いたい」



あかりを自宅に連れ帰ったモネ。
北海道に転校していたあかりとの再会に喜ぶ亜哉子。
亜哉子に中学校をサボったのかと聞かれたあかりは
「時々です
本当に時々」
と今日だけではないことを白状してしまうあかり

二人の会話を別の部屋で聞いていたモネ
「本当は戻って来たくなかった」
「うん」
「でもお父さんもお母さんもこっちに戻れてすごく喜んでるから・・・。」
「あかりちゃん優しいもんね」
「違う。気仙沼嫌いじゃないです
普通に中学も楽しい
新しい友達もできたし
ただ・・ずっと言えなくて。」
「うん。
言えて良かった
言って貰えて良かった」
涙ぐむあかりの肩をさする亜哉子
「来てくれてありがとう。」



その日の夜、亜哉子はモネに礼を言う。
「嬉しかった」
しかし台所に立つ亜哉子の手が止まる
泣いている亜哉子

「本当に言っちゃかったのよ
可愛かった。1年生だもんね。
あの時あの子たち。
あの時学校で私、子供達を守ろうと必死だった。
でもあの長い夜の一瞬・・・ううん
一瞬て言うのは都合の良い言い方かな。
どれぐらいだろう・・・10分くらいかな
私 あなたたたちのこと考えてたのよ。」
「私たちの」
「モネはお父さんと一緒だからきっと大丈夫
でも未知はおばあちゃんと二人でうちにいるの?
きっと避難しているはずだ」
モネが仙台で耕治とはぐれていたら。
未知は大丈夫・・・?
モネも未知も泣いてたら・・・・
震える亜哉子の背中を見つめるモネ
「気がついたら私
学校から出ようとしてた
あなたたちよりうんと小さいあかりちゃん達を置いていこうとしてた。」



ずど~~~ん!
昨日も盛りだくさんで、今日は亜哉子さんの痛み・・・。
亜哉子さんが家族のことを思うのは当然で責められることではない。
でも学校を出ようとしていた自分を軽蔑して教師を辞めたのかと思うと・・・それはそれで辛い。
亜哉子さん、ここが痛いって言えて良かった。
体験していないとわからない痛みは誰しも持っている。
震災の時は・・・モネは耕治と一緒だからと言って痛みがないわけではないんだけどね。
辛いね。
この話・・・龍己さんにもぜひして欲しい。
こういう時には誰も立ち聞きしていない(爆)

あかりちゃん役の女の子の笑顔。
友達ができても・・・あの震災のトラウマがあって帰ってきたくないって思っていたのかも。
笑顔が可愛かったね。お芝居も上手だし、これからどんどんお目にかかる機会が増えそう。
ちょっと志田未来さんに似ているかも。
でも・・・今、2019年なら・・・中学生のあかりちゃんが小学校に通っていたのか否か。
卒園時に震災かなと思うけど。
あれ??違う?2011年の3月に1年生の子は2019年に中学3年生か?




震災の日。
亜哉子さんは本土で数日間。
みーちゃんはその間、支えになったのがりょーちんだった。
ま、三生や悠人くんもスーちゃんも一緒だったはずだけど。
りょーちんがみーちゃんを気にかけていたんだろうな。
あの人、世話焼きっぽいしなw
それでずっとみーちゃんはりょーちんへの想いが揺るぎないんだろうな。

やっぱり震災って辛いわ。
永浦家の皆さんだけではなく、みんな真面目でみんな自分を責めすぎる。

今日は泣きそうになったなぁ。
堪えたねぇ(爆)
昨日、菅波不足!と書いたけど、今日はしょっぱなから出てきてくれて嬉しい!
菅波・・・ずっと病院にいるなぁw
どうすんのかなぁ・・・・。

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BUMP OF CHICKEN「なないろ」

キャスト
永浦百音(清原果那)
菅波光太郎(坂口健太郎)
永浦耕治(内野聖陽)
永浦亜哉子(鈴木京香)
永浦未知(蒔田彩珠)
永浦龍己(藤竜也)
朝岡覚(西島秀俊)
神野マリアンヌ莉子(今田美桜)
及川亮(永瀬廉)
野村明日美(恒松祐里)
後藤三生(前田航基)
早坂悠人(高田彪我)
及川新次(浅野忠信)
石井あかり(伊東蒼)
太田滋郎(菅原大吉)
高橋美佳子(山口紗弥加)
遠藤克敏(山寺宏一)
語り/永浦雅代(竹下景子)

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