第33回（第7週）「サヤカさんの木」
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ガイド本
サヤカ、中村、朝岡が出会ったのは4年前。
東日本大震災で出会った。
中村は災害派遣の医師。
朝岡は観測機の設置で沿岸部を回っていた。
サヤカはこの辺りの建物を復興支援に入った人に開放していた。
登米を拠点にあちこち救援活動を行っていた。
以来なんとなく関係が続いている。
「こうして二人の関係が続いてんの。嬉しいですよ」
とサヤカ
「しかしまだまだだなぁ」
「まだまだですね」
と中村と朝岡。
その頃、永浦家ではみーちゃんが大学進学をやめて水産試験場で働くと希望。
耕治は大学進学を勧める。
「みーちゃん、無理してないか？」
「無理なんてしていない」
と答えるみーちゃん。
朝岡が東京に帰る日
「リードタイムってなんですか？」
とモネが聞く
「やっぱり食いつきましたね」
朝岡は10分後の天気がわかると話したときのモネの食いつきからリードタイムにも反応すると思っていたのだ。
未来は平等に誰にもわからないが、気象はわかる。
今ここで起きている気象現象は南の海や北の大陸に必ず起因する。
それを分析すれば、未来がわかる。
危険を予測し回避する時間が得られる。
これが我々のリードタイム。
自分たちが全力をつくして提供するのは大切なものを守る時間だ。
「あと・・・
何にもできなかったと思っているのは、あなただけではありません」
初めてモネに会った日、雲を見て泣いていたモネの回想シーン。
数日後、台風がやってきた。
サヤカの部屋は山側だからとモネの部屋で布団を並べて寝る二人。
サヤカは「カスリーン台風」に日に生まれた。
モネも同じく台風の日に生まれた。
「ほら、ここの山にひっぱられてる」
とサヤカが言うとモネは山の神様の怒りなんて鎮められないとと言う。
「そんなもん私だって鎮めらんないよ」
サヤカは台風の混乱の中で産まれて、ここの山主に引き取られた
伊達の殿様に命じられた通り、山にコツコツと木を植えてきた家だった
「木は家になるでしょ。
暖をとる燃料にもなる。船にもなる。
何もかも失ってしまったとしても、そこに木があれば人は必ずそれを使って生きようとする。
300年のヒバは人々の暮しを守る最後の砦。
そう教えられてきた。
この土地を守るのが役目だと思って生きてきた。
案外真面目でしょ？」
電気が復旧して目が覚めたモネ。
サヤカは電話をしていて各地の被害を確認していた。
朝岡の言葉を思い出すモネ。
「私たちはサヤカさんも、もしかしたら誰もが、自分が何もできなかったと言う思いを多少なりとも抱えている。
何も出来なかったって言う人は次はきっと何か出来るようになりたいと強く思うでしょ？
その思いが私たちを動かすエンジンです。」
朝岡の言葉と笑顔を思い出すモネ
朝のニュースで朝岡の天気予報を見つめるモネ。
「あの日、何も出来なかった」
と涙を流したモネを見ると・・・あたしゃ、涙腺がどうにかしちゃうよ。
でも・・・清原果耶さん、「あの日」より大人っぽい表情になり、さすがだなぁって思う。
ヘアスタイルも変わらないのに。
来ている服なんてずっとダサいままなのに（笑）
サヤカもモネも台風の日に生まれた。
サヤカはモネの誕生日も知らなかったのね～。
同じ誕生日なのに～～～。
モネの部屋の写真を見て驚いていた。
モネの部屋はドアもないのに。
プライバシーを尊重してんのかしら。
サヤカさんのお部屋も見てみたいなぁ～。
きっとオシャレだ。
カスリーン台風は1947年9/8-9/17。
雨台風だった。この台風による死者は1,077人、行方不明者は853人、負傷者は1,547人。
サヤカさんの誕生日は9/17。
台風の中産まれたモネを後継者だと・・・サヤカさんは思うでしょ。
でもモネは東京に行くことをアナウンスされているので、二人の別れは切ない。
でも「おかえり」なんだから・・・・いつか登米に、気仙沼に帰ってくるのかな、モネ。
朝岡の言葉にふれ、次は何かしたいと思うモネ。
それには東京への武者修行も必須か。
で、みーちゃん。
水産試験場に出入りしているなら、高卒と大卒との違いはわかっていると思うんだよね。
高卒で試験場に入ってもできることは限られているんじゃ・・・。
でもみーちゃんはそこで技術を身につけて、気仙沼のカキをなんとかしたい。
ずっと試験場に骨を埋めるつもりはないんだろうな。
なら出世なんて関係ないし・・・。
だけどみーちゃんからはモネ以上の悲壮感が溢れている。
なぜ？
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「おかえりモネ」感想はコチラ→☆
BUMP OF CHICKEN「なないろ」
キャスト
永浦百音(清原果那）
永浦耕治(内野聖陽）
永浦亜哉子(鈴木京香）
永浦未知(蒔田彩珠）
永浦龍己(藤竜也）
新田サヤカ(夏木マリ）
菅波光太郎(坂口健太郎）
佐々木翔洋(浜野謙太）
川久保博史(でんでん）
朝岡覚(西島秀俊）
中村信弘（平山祐介）
田中智久(塚本晋也)
語り/永浦雅代(竹下景子）
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