『おかえりモネ』 第20回 感想~津波を見ていないモネ

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第20回(第4週)「みーちゃんとカキ」

あらすじはコチラ→

ガイド本

みーちゃんの自由研究のカキは思うように育たなかった。
バーベキューにベテラン漁師たちから地場採苗の研究が笑われたみーちゃん。
「採算が合わない」
それを聞いたモネは、未知が本気で研究に取り組んでいること。
ちゃんと採算のことを考えていること。
それが地元の役に立つと!
最初からダメって思わないで!
みーちゃんも種を買うのに300万円もかかっているんだから、なんとかそこを!と。
ベテラン漁師たちは龍己を「幸せだなぁ」とうらやましがる。



翌日に登米に帰ることになったモネ。
荷造りをしているとみーちゃんが気象予報士の本を見つけた。
モネはちょっと見てみたけど難しいから。
みーちゃんと違って無理だからと話す。
すると未知は
「私のせい?」
と聞く。
一瞬、時が止ったように表情が固くなるモネ。
3年前、落ち込む未知に
「大丈夫。おばあちゃんも退院するし、普通に戻れるよ」
と声をかけた
「戻れるとかよく簡単に言えるよね
わかんないからか
お姉ちゃん、津波見てないもんね」
息が止ったように未知を見つめるモネ
涙が落ちる。
記憶を押し殺して
「みーちゃんが頭が良すぎるから、自信なくしちゃって」
と笑う。
「最初からダメって言ってたらダメだよ
可能性はゼロじゃないよ」



翌日、海から帰ってきた龍己に小さい頃、なぜサヤカの山に木を植えたのかと聞く。
気仙沼からはけっこう距離がある。
サヤカの山から流れた水は川を渡り、石巻に行く。
じいちゃんのカキの種は石巻の種。
だから、あの山に木を植えたのだ。
モネが天気の勉強をしたら、おじいちゃんや誰かの役に立つと思う?
「漁業はギャンブルだ!」
天気によって儲けがかわる。
ここぞというときにはモネに相談すると笑うじいちゃん。←可愛い顔の藤竜也よ!!!!

程なく東京のホテルからカキの注文が入った。
大忙しの永浦家。
モネは一人船乗り場に行く。
追いかけてきた母・亜哉子からおじいちゃんのカキをたくさん貰って、船に乗る。
海を見て、空を見て・・・海で育ったモネは空のことも知るべきだと気象予報士朝岡に言われたことを思い出す。
モネは見つけた!やりたいことを!



里帰りにちょくちょく挟まれた3年前の記憶。
すべてナレーションで解決、説明するのではなく、風景と表情で視聴者が読み取ってくれ方式なのね。
モネはやっぱり自分だけが津波を見ていないことが後めたい。
そして一緒にいた耕治も・・・しかり。
銀行員という仕事柄、そのことを責められることもあっただろうな。
それでもモネと幼なじみたちにはわだかまりはないように思えた。
りょーちんは真っ直ぐ育っているように見える。
無理しているのかもしれないけれど、みーちゃんが父を責めたようにりょーちんは耕治へのわだかまりは・・・あんのかなぁ。
ないと思うんだけどなぁ。
新次はバリバリあるけどな(爆)



モネに引導を渡したのはみーちゃんだったのか。
高校受験に失敗してモネもキツかっただろうけど、津波を見て、避難しようとしないばあちゃんを見て、辛くなってキツい言葉をかけてしまったみーちゃんを責められないわ。
みーちゃんもまだ中学生だったわけだし。
みーちゃんも今となっては辛い思い出。
お互いにまだわだかまりがあるのかもしれないけど、モネはみーちゃんの地場採苗を「可能性はゼロじゃない」と言い、みーちゃんはモネの気象予報士になるのも「可能性はゼロじゃない」と。
お互いの夢を応援し合えるようになった。

じいちゃんのギャンブル話の時の表情が素敵でさ。
藤竜也さんが好きすぎるw
40代半ば過ぎのワタシが藤竜也さんがめっちゃ格好良い時代を知っている最後なのかも?
ダンディなおじさんのイメージがあったんだけど。
最近のおじいちゃん役の藤さんもホント素敵です。



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「おかえりモネ」感想はコチラ→

BUMP OF CHICKEN「なないろ」

キャスト
永浦百音(清原果那)
永浦耕治(内野聖陽)
永浦亜哉子(鈴木京香)
永浦未知(蒔田彩珠)
永浦龍己(藤竜也)
新田サヤカ(夏木マリ)
菅波光太郎(坂口健太郎)
佐々木翔洋(浜野謙太)
川久保博史(でんでん)
朝岡覚(西島秀俊)
及川亮(永瀬廉)
後藤三生(前田航基)
野村明日美(恒松祐里)
早坂悠人(高田彪我)
及川新次(浅野忠信)
語り/永浦雅代(竹下景子)

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