『おかえりモネ』 第5回 感想～あの日もこの日もおそろしい子！清原果耶

第5回（第1週）「天気予報って未来がわかる？」

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ガイド本

「登米能」の定例会の後、サヤカはあのヒバの木を伐採する決意をした。
森を若返らせる為。
何年経っても能舞台に使われる木のように何かの役に立って貰うため。
言い聞かせるようにモネに話す。
オープニングの後、サヤカの自宅で打ち上げが行われている。
デッキにでたサヤカが電話で百音の祖父・龍己（藤竜也）に百音の様子を伝えている。
龍己は電話越しに聞こえるモネのラフターヨガの笑い声に驚く。
音楽が好きでずっと明るい子だったが高校に入って少し影を落とした。
思春期の女の子はそんなものかと思っていたが・・・。
高校を卒業するときに家業でも手伝うかと思っていたが自分から
「この島を離れたい」
と言った。
その様子をうかがっているモネの父（内野聖陽）

翌日、朝岡（西島秀俊）の希望でモネたちは北上川を見にでかける。
移流雲と霧を見る。
隙間から朝日が上る
その景色を見たモネの顔から笑顔が消えた。
モネの故郷、気仙沼でも同じような景色が見られる。
”けあらし”と呼ばれるその景色、海から現れる朝日を見るのが小さい頃から大好きだった。
「でもあの日・・・・わたしは何もできなかった。」
モネの頬を涙が流れる。
「霧はいつか晴れます。」
モネは父にメールを送る
”お父さん、おはよう
ずっと電話に出なくてごめんね”
”島がイヤなわけじゃない”
と打って手が止る。

”島がイヤなわけじゃない”を消して
”わたしはここにいます”と送信。

森林組合に帰り、朝岡は東京へ帰る。
その朝岡に空の写真を見せるモネ
虹色の雲は「彩雲」と呼ばれるらしい。
「これを見たら良いことがあるって聞きました。ホントですか？」
「迷信でしょう。」
がっかりしてしまうモネ
「空を見て綺麗と思えるなら。その人は前向きに慣れていると思います
だとしたらそれは良いことが起きる前兆といってもいいのでしょう。
もう一度みたいです？
10分後、外に出てこの方向を見て下さい。
もし見られなかったら電話を下さい。
謝ります」
名刺を渡す朝岡
モネは10分後、言われた方角の空を見上げると朝岡の予言通り、虹色の雲があった。
「なんで！なんで出てんの。これ魔法！？あの人何者？」
笑顔のモネ。
確信はないけど多分ここには何かある
目の前に少し光がさしたそんな日。

朝日を見て、”あの日”を回想するモネ。
とにかくここ！ってタイミングが涙が一筋。
すでにワタシは、涙がポロポロ。
現在の景色と”子供はどうするかを”あの日”の景色。
清原果耶ちゃんの顔のアップ。
そして涙を流す。
潤む目。
同じアップなのに何を見ているのか、どういう光景を見ているのかわかる。
なんつー繊細さ、やっぱり清原果耶、おそろしい子！
ワタシは彼女のお芝居を観て、何度もそう思う。
「おかえりモネ」でも何度もそう思うことでしょう。
って、今、2度目のモネを見ても感心しきりですｗ

モネを察して、そばにいた大人が慰めなかったのが良かったなぁ。
「霧は晴れる」
その言葉だけで良い。
阪神淡路大震災後、「焼け野原から復活したんじゃありませんか！」と励ましているつもりの瀬戸内寂聴のACのCMを見て「クソ尼！」と思ったワタシはそう思いますｗ

何か光が見えて。
何か何か・・・。
モネは朝岡のことを魔法使いのように見ているのかしらｗ
18歳の素直な心情が表れていてとても素敵。
来週への希望が溢れる最初の週の最終日でした。

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「おかえりモネ」感想はコチラ→☆

BUMP OF CHICKEN「なないろ」

キャスト
永浦百音(清原果那）
永浦耕治(内野聖陽）
永浦亜哉子(鈴木京香）
永浦未知(蒔田彩珠）
永浦龍己(藤竜也）
新田サヤカ(夏木マリ）
菅波光太郎(坂口健太郎）
佐々木翔洋(浜野謙太）
川久保博史(でんでん）
朝岡覚(西島秀俊）
及川亮(永瀬廉）
野村明日美(恒松祐里）
後藤三生(前田航基）
早坂悠人(高田彪我）
及川新次(浅野忠信）

語り/永浦雅代(竹下景子）