『おちょやん』 第60回 感想~倉悠貴くん、ブレイクの予感

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(第12週)「たった一人の弟なんや」

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ヨシヲの放火を寸前で止めた千之助、一平、千代。
すでに鶴亀の社長とヨシヲの親分とは話が付いて、ヨシヲの仲間たちはすでに神戸に向かっていると言う。
千代はヨシヲを岡安に連れ帰る。
ヨシヲは騙されているのだと説得する千代
「騙されててもええ
俺を必要としてくれるんやったら嬉しい
俺にはあの人らしかいてへんねん。」
「私がいる!」
「無理や。
今更家族になんかなられへんわ」
「なれる。絶対なれるで」
「もうええ!」
岡安のみんながヨシヲが岡安に住めばいいと言ってくれているのも優しくしてくれているのも、千代が大事にされているからだ。
女優としてちやほやされてるからだ。
映画のポスターに千代の名前を見つけた時、なんとも思わなかったと言うのは嘘。
なんで姉やんだけうまいこといってんねんと腹が立った。
俺をおいて出ていった癖に。
姉やんが出て行かなかったら、俺はこねなことになれへんかったのにと思った。
「今回の仕事も鶴亀を潰すだけではなく、姉やんを引きずり降ろしたろうと思てたんや
俺と姉やん住む世界が違う。」
「ヨシヲ、あんたは人の痛みがわかる優しい子や」
継母・栗子がお腹を痛がっていたときも薬草を取りに行った。
今も変わってないはず。
さいぜんかて結局火をつけなかった。
本気でやろうと思ったらできたはず。
「アンタ迷てたんやろ
ほんまは誰かに止めてほしかったんちゃうの
ずっと止めて欲しかったんちゃうの
堪忍してや。
今まで助けてあげられへんんかって。
ほんまに堪忍やで」
「勝手に決めつけんといてくれ
俺の何がわかんねん
所詮人間は一人や」
「アンタはな人さんのことを何遍も助けてる!」



千代は何回もヨシヲの存在に助けらた。
岡安に来て何もわからなかった時も、道頓堀にいられなくなったときも、京都のカフェーでも千鳥劇団のときも撮影所を
お払い箱になったときも・・・
「うちはアンタを思い出して頑張れた
ヨシヲもきっとどっかで頑張っている
13年間、ずっと励まし続けてくれてたんや
あんたスゴいんやでヨシヲ。」
それでもヨシヲは出て行く。
「おおけに。迷惑かけて堪忍やで」
千代は母の形見、ガラス玉を出してヨシヲの手に握らせる
「今までうちが独り占めしてしもたさかい。
今度はあんた守って貰う番や。
いつか必ず返しにくんねやで
約束な。
その時、姉ちゃんうんと気張ってとびきりの喜劇見せたるさけな。」
「楽しみにしてるわ。」
「ヨシヲ、誰が何という追うとあんたはうちの自慢の弟や。
元気でおって、どうか元気でな。」
振り向かず去って行くヨシヲ
笑顔で見送る千代。
しかし涙が溢れる。
一平が傍らにやってくる。
「止められへんかった。
うちはまた一人や。」
千代を抱きしめる一平。
「一人ちゃう。俺がおる。」
一平にしがみつく千代



千代とヨシヲがエエ芝居すればするほど・・・なんやもったいのうてなぁ。
二人の別れのシーンはこちらももらい泣きするほどの名演。
しかも杉咲花ちゃんに至っては、感情を爆発させても関西弁のイントネーションを全く外さない。恐ろしい子!!
こんなことネイティブでも難しいんちゃうやろか。
だから・・・だからこそもう少し。
もう少しどないかならんかったんやろか(苦笑)
ここまでくるストーリー展開が・・・。
もう千代が・・・千代が苦手ですぅ。
わて、千代が苦手ですぅ!!!←何回も言うな
なんつーか恩着せがましいし、自分の気持ちを優先にするし。
もう・・・ほんまにもう。
ヨシヲを説得する千代も・・・やっぱり絵空事すぎるというか。
綺麗ごと過ぎるっていうか。
悪い仲間と手を切らせたいって・・・今ならそうかもしれないけど、当時は・・・そうかぁ??



鶴亀の社長はどんな手を使って連中を黙らせたのか。
鶴亀の社長にもヤクザがついているんでしょ?
興行とヤクザは切り離せない。
鶴亀が手打ちしたからって、ヨシヲは親分のとこに帰らなアカンやろな。
でないと足抜けでけへんやろし。
いや、足抜けするんやろうか。
ワタシには見える。ヨシヲが戦争で姉やんのことを思いながら亡くなるのが。
ビー玉がヨシヲであることが決め手になるんだな。
そして千代がまた一人って思うんだな。←勝手な想像。

まぁ、それでも杉咲花ちゃんと倉悠貴くんのお芝居はスゴかったのでエエか。
倉悠貴くん・・・これでハネる予感。
少年っぽさが残る今、バンバンエエ作品に出て欲しい。
とにかくエエ作品に!!

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主題歌:「泣き笑いのエピソード」秦 基博

キャスト
竹井千代(杉咲花/幼少期:毎田暖乃)
天海一平(成田凌/幼少期 中須翔真)
岡田シズ(篠原涼子)
竹井テルヲ(トータス松本)
竹井ヨシヲ(倉悠貴)
須賀廼家千之助(星田英利)
須賀廼家天晴(渋谷天笑)
須賀廼家徳利(大塚宣幸)
須賀廼家百久利(坂口涼太郎)
漆原要二郎(大川良太郎)
高峰ルリ子(明日海りお)
須賀廼家天晴(渋谷天笑)
石田香里(松本妃代)
岡田シズ(篠原涼子)
岡田宗助(名倉潤)
岡田みつえ(岸田結光)
岡田ハナ(宮田圭子)
かめ(楠見薫)
富士子(土居志央梨)
玉(古谷ちさ)
節子(仁村紗和)
里子(奥野此美)
富川菊(いしのようこ)
富川福松(岡嶋秀昭)
富川福助(松本和真)
椿(丹下真寿美)
須賀廼家万太郎(板尾創路)
語り/黒衣・桂吉弥

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