『おちょやん』 第54回 感想~芸人のキャスティング

スポンサーリンク

第54回(第11週)「親は子の幸せを願うもんやろ?」

あらすじはコチラ→

みつえと福助は駆け落ちを決意。
みつえが出て行った岡安は大混乱。
シズはみつえが小さい頃の着物を抱え「ほんまに可愛くて・・・」と思い出を千代に語る。
しかし舞台は待ってくれない。
「マットン婆さん」が始まる。
千之助はまたもアドリブ連発。
「母親の無償の愛」を描きたかった一平は怒りを覚えるが終わって見れば、これが自分の描きたかった「母の無償の愛」だと語る。
千代も「マットン婆さん」から感じた母の無償の愛とみつえの小さい頃の思い出話をしていたシズを重ね合わせ、舞台衣装のまま道頓堀を駆け出す。




ちっとも面白くなかった「わろてんか」。←私感ですので好きな人には申し訳ない
吉本興業の創始者の話でした。
その中で惹きつけられたのは北村有起哉さんと笹野高史さんの落語。
あのドラマではお二人の落語だけが見所でした。
今回は松竹新喜劇の女優だった浪花千栄子さんのお話ですが。
劇中劇は落語のように上手くいかない。
落語ならすべて放送できるし、またそんじょそこらの上手さではなかった。
「マットン婆さん」については、人情話が得意な松竹新喜劇の前身を思わせる内容でしたが・・・。
「母の無償の愛」の部分だけ見せられても面白くもないし、感動もしないし。
ただ千代に母の愛情を感じさせるだけの道具だった。
「わろてんか」はストーリーは・・・・ちっとも面白くなかったけど、あの落語を見られただけでもうけもんと思わせるお二人の「芸」がありました。



話のキモとなるほっしゃん・・・やっぱりばあちゃんではなかった。
じいさんならまだいけたかも?
男性の喜劇役者が老婆役をやる場合。
見た目や声も大事。
いや、それより演技力が大事。
リハーサルでは棒読みで板の上に立てば役に命が注がれたように老婆に変身!笑いあり涙あり!
そんなん・・・・無理やん(苦笑)
年齢的には無理かもしれんけど、千之助の取り巻きのヒャックリの役くらいがちょうどエエのではないかね。
もしくはエエ人の役でエエのに。
あ・・・名倉潤の役ならまだイケたのでは。
芸人の役は元芸人より本物の喜劇役者を使ったら良かったのに。



で・・・ロミジュリのようなみつえと福助。
駆け落ちしたら・・・親は折れる。
死ぬ選択はなし。
二人とも駆け落ちしたところで上手くいかない。
所詮、ボンボンとお嬢様が生活をしていく力もないので、千代に止められ待ちやな。
昨日、ハナさんが「おばあちゃんはみつえの味方」って言うてたし、ハナさんは知っているのかもしれんけどね。
本気の恋じゃねーだろって冷めた目で見てしまう。
だけど、みつえの中の人も福助の中の人も好感が持てます。
上手やわ~!
こういう無名に近い人を上手にキャスティングするのがNHKなのに、芸人のキャスティングは・・・なぁ。

そうそう「澪つくし」では今や大師匠のさんまの主演回でした。
うっすら浮いて、ずっとうっすらすべっていたさんまw
リハーサルをサボったり、醤油樽の中に自ら落ちて自殺をはかったりしたのに。
さんまにこんな有終の美を作ってやったジェームス三木ってエエ人やなぁ。
津川雅彦さんとさんまの2ショットを見て、ここに奥田瑛二が加わって合コン三昧やったのか・・・と思うとより一層楽しい!?
「澪つくし」のほうが楽しいな。今、特に。



「おちょやん」感想はコチラ→

にほんブログ村 テレビブログへ  にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援していただけると嬉しいです。

主題歌:「泣き笑いのエピソード」秦 基博

キャスト
竹井千代(杉咲花/幼少期:毎田暖乃)
天海一平(成田凌/幼少期 中須翔真)
岡田シズ(篠原涼子)
竹井テルヲ(トータス松本)
須賀廼家千之助(星田英利)
須賀廼家天晴(渋谷天笑)
須賀廼家徳利(大塚宣幸)
須賀廼家百久利(坂口涼太郎)
漆原要二郎(大川良太郎)
高峰ルリ子(明日海りお)
須賀廼家天晴(渋谷天笑)
石田香里(松本妃代)
岡田シズ(篠原涼子)
岡田宗助(名倉潤)
岡田みつえ(岸田結光)
岡田ハナ(宮田圭子)
かめ(楠見薫)
富士子(土居志央梨)
玉(古谷ちさ)
節子(仁村紗和)
里子(奥野此美)
富川菊(いしのようこ)
富川福松(岡嶋秀昭)
富川福助(松本和真)
椿(丹下真寿美)
山村千鳥(若村麻由美)
須賀廼家万太郎(板尾創路)
語り/黒衣・桂吉弥

コメント