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江戸川乱歩全集(「黒蜥蜴」「お勢登場」「妖虫」収録) / 江戸川乱歩
江戸川乱歩妖美劇画館 2 「白昼夢」「人間椅子」「芋虫」「お勢地獄」「巡礼萬華鏡」「お勢登場」
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「お勢登場」
おせい(満島ひかり)は不倫をしていた。
しかし格太郎(宮藤官九郎)は、子供の将来を案じ、黙認。
おせいが不倫相手の元へ出かけた後、格太郎は息子の正一とその友人達とかくれんぼ。
格太郎は長持の中へと入る。
子供たちに見つからずにすんだが、掛け金が落ち長持の蓋が開かない。
格太郎が密閉された長持の中で苦しんでいる内に、おせいが帰ってきた。
おせいは格太郎に気付き、長持ちの蓋を開けたがすぐにしめた。
良心の呵責に苛まれたお世だが、今、格太郎を助けると殺意を認定されてしまう。
その夜、格太郎の遺体が発見された。
長持の蓋の裏には無数の掻き傷があった。
その傷の上には「オセイ」と書かれていた。。
これは格太郎のダイイングメッセージ。
格太郎の弟はそれに気づくも、ダイイングメッセージだとは思わなかった。
格二郎をも騙したおさい。
葬儀が終わると屋敷を売り払い、かなりの遺産を受け取り、居場所を転々。
親類の目の届かない場所に行ってしまった。
BGMもこだわったとあさイチで満島ひかりが言っていたが、なるほど。
満島ひかりもヴォーカルとして参加しているのも楽しい。
ゲバゲバからサクセーースまで!
演出がクドいと言えばクドい。
珍しく子役が下手くそと言えば下手くそ。
クドカンはうま下手みたいな。
女中もクセのあるひとだが、警官役のマメ山田さんの登場にも驚く。
お久しぶりに拝見しました。
江戸川乱歩の世界にマメ山田さんはピッタリ!!
ツインテールもお似合いでした。
最後のカーテンコールまでクドかった。
ただ、これは全編通してですが、満島ひかりの衣装は素敵。
不倫女に見えるメイクも。
おせいは悪女かもしれないが、未必の故意はあったものの、自ら手を下すこともなく、良心の呵責もあった。
そんなに悪女ではない。
なんて思ってしまう。
淫靡な雰囲気も悪女っぽいし、旦那の手懐けかたも素晴らしい。
しかし…。
息子はどう思っていたのか?
下手くそ凄ぎてわからぬ(爆)
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出演
満島ひかり,宮藤官九郎,猫田直,岩井勇気,嶋田久作,高良健吾,
語り
久保田祐佳
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