『黒薔薇2 刑事課強行犯係 神木恭子』~丁寧に札束を並べる柳葉さん。

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『黒薔薇2 刑事課強行犯係 神木恭子』

原作:二上 剛/「黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子」「ダーク・リバー 暴力犯係長 葛城みずき」


あらすじはコチラ→

20代女性の飛び降り自殺。
その現場を見に行った沼検視官(青山勝)が足を踏み外して転落死。
一気に怪しくなる検死官のドライバー・島垣雅也(川口覚)。
島垣は資産家の蔵元夫人の離れに下宿していた。
蔵元夫人は亡くなっていて、検死していたのは亡くなった安岡(宮本大誠)だった。
蔵元夫人の遺言状には遺産の半分を島垣に譲ると書かれていた。

辻井捜査一課長(柳葉敏郎)から警察の膿を出すと言われ、霊安室を隠し撮りしてほしいと頼まれた。
また身元不明の発見され霊安室に遺体が運ばれる。
映像を確認すると、検死官が出て行ったあと、葬儀社と島垣が手術を始めた。
葬儀社の一人は亡くなったはずの安岡で、島垣と一緒に肝臓を取り出し袋に詰めていた。
首謀者は島垣のように見えた。
頭を抱える辻井。

暴力団幹部の二代目で、班目クレジットサービス社長・班目淳(小沢和義)から電話があり、臓器売買に関わる警察官を見つけたと言う。
やはり島垣が臓器売買の黒幕で、暴力団・松坂組と繋がっていた。
島垣は臓器の摘出から移植までルートを作った。

そんな時、折原(岸谷五朗)が半グレ集団に襲撃された。
松坂組に乗り込む神木。
島垣に動画の存在を暴露。
豹変した島垣はペラペラと自分の犯罪を喋りまくる。

3年前、安岡が臓器摘出を始めた。
安岡が現場で金を盗んでいるのを知って、もっと金になる臓器売買を持ち掛けた。
島垣は暴力犯係にいたころ、臓器売買を研究した。
当時いた署の署長の息子も臓器待ちをしているというので、手伝ってやった。
安岡は警視に昇進。
貸しを作った。



浦辺はヤクザに殺された。
そして浦辺を安岡の死体に身代わりした。
安岡を自由に使いたかったからだ。
島垣は人助けをしているつもりだという。

蔵本夫人、沼検死官を殺害したのも島垣。
神木は、動画を引き換えに2億を要求。
「イチオクナラクレテヤルヨー!」
となぜか高音で話す島垣。

取引現場は蔵元夫人の工場。
電機が消える。
銃声がする。
島垣が死んでいた。

現れたのは辻井。
辻井は2億の金を整理し始める。
辻井は全てを知っていた。
島垣が5億の遺産を受け取れるように、蔵元夫人の弟も説得。
安岡惨殺事件、身代わりは浦辺。
DNA鑑定も歯形の鑑定もしていなかった。
そんなことができるのは辻井だけ。
安岡が生きていることも知っていた。
知っていて泳がせて神木に真実を突き止めさせた・を
島垣や安岡を告発していれば、島垣に遺産が渡ることなく、沼も死ななかった。
辻井の目的は最初から蔵元夫人の金だった。
「結局僕はお金と権力が欲しいんですってだだこねているだけじゃない。」
辻井は島垣の拳銃を手にして、クズ警察官同士(神木&島垣)が殺し合ったことにするという。
間一髪やってきたのは折原(岸谷五朗)登場。

逃げ切れないと悟った、辻井自殺。
その後、戸籍が亡くなった安岡も自殺。

辻井は島垣の暴走を止めるために死んだことになり、二階級昇進。
臓器売買も公になることはない。
あ・・・そういえば、辻井はガンらしい。
なんでガンだったのに金が欲しかったんだろう?



いや~。
今回も、警察の膿は出ず。
なにもかも隠蔽されて終わっちゃったぜい!
前回と同じだぜ!!

ラストシーン。
2億を丁寧に並べるギバちゃんに笑ってしまった。
しかし2億ってあんなもん?
もっと多いイメージだけど、島垣、1億にしたんじゃね?
島垣、やたら目をひんむいていたけれど、ちょっと芸人の匂いがしたなぁ(苦笑)

このドラマのヒロインはダークなので、自分の手を汚す。
あの動画をネット上に拡散することもない。警察の上層部と対決するかっていったらそれもない。
「隠蔽されちゃうのか」
で終わる。
ニュータイプ(爆)

最初から怪しかった柳葉敏郎。
柳葉敏郎が歯を出して笑う。
口を膨らます。
間をためまくって話す。
もれなく原口あきまさを思い出す。
結局、お金が欲しかった。
世に出ない金・・・ではないと思うんだけど?
蔵元さんの弟さんはきちんと段階を踏んで遺産を渡しているはずだから、相続税がいると思うの。
5億の半分も手元に残らないと思うわ。
それとも臓器売買をした金が手元に残るとでも???
余命半年のわりには、思い切った犯罪をしたねぇ、ギバちゃん。



安田は踏んだり蹴ったりだよなぁ。
若い警察官にそそのかされて臓器売買に手を出したあげく、妻も寝取られた!
まったく・・・バカだなぁ。

島垣は貫地谷しほりちゃんを殺害しようと思っていたかもしれないが、だからとて真相を話しすぎ。
お金が渡るまでの数日間に貫地谷しほりちゃんがなにか画策していたら、どうするつもりだったのかなぁ。
島垣雅也役の川口覚さん。
エキセントリックではあった。
目を見開く・・・だけだったけれども。

途中から岸谷五朗が空気みたいになっていたけれど、最後に見せ場があって良かったな~。
小沢和義と貫地谷しほり。
設定ではいくつ違いなんだろうか?
国体で見たって逝っていたけれど、どう考えても20年は年齢が違いそうw

回想シーンとは言え、野際陽子さんと津川雅彦さんがご出演されていてほっこり。

原作はこれで終わりみたいだけど、貫地谷しほりちゃんと岸谷五朗さんのペアもありだなぁ。

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感想はコチラ
「黒薔薇~刑事課強行犯係 神木恭子」 ネタバレ 感想~いつもと違う野際陽子さん

キャスト
神木恭子・・・貫地谷しほり
折原圭作・・・岸谷五朗
辻井幸則・・・柳葉敏郎
島垣雅也・・・川口 覚
安岡章・・・・宮本大誠
木下宏・・・・木下ほうか
神大寺義経・・ミッツ・マングローブ
班目淳・・・・小沢和義
神木綾子・・・丘みつ子 ほか

コメント

  1. ジョセフィーヌ より:

    ギバちゃん、余命半年ってなんか意味あったんですか?
    五億もの金を半年でどうしようと?
    なんか設定が・・・???
    貫地谷しほりさんの視線がやたら鋭くて、最近ホンワカした役しか見てなかったので、嘘くさい感じで。

    警察が腐りきってて、本当に警視庁があんなんだったら、
    日本に正義なんてなくなるだろうな、と。
    最近クソみたいな警察の話しかなくて、ちょっとげんなりです。

    野際陽子さんと津川雅彦さんが・・・(野際陽子さん最初わかんなかったんだけど)名優がいなくなりましたね。

    • tarotaro tarotaro より:

      ジョセフィーヌさん、おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      いろいろ説明の足りないラストでしたね。
      ギバさん、なんで金が必要だったのか、余命宣告されて自暴自棄?
      前回もそうだったのですが・・・このドラマの主人公は正義感の塊ではなく、ヤクザの拳銃も借りちゃうようなキャラなんですよ。
      初回もそうでして、そこが面白かった部分でもあったのですが。
      ラストも勧善懲悪ではないんです。

      野際さんと津川さんがご出演されていた前回のことを考えると・・・パワーダウンしたかなぁと。
      ベテランの存在感って大切だと思いました。

  2. なお より:

    こんばんは
    たろたろさんのコメント見て大笑いしてしまいました笑っ
    ギバちゃんのくだり…原口あきまさは出てこなかったけれども
    職場の上司が出てきました笑っ
    剣道?の国体で会ったって斑目?が一般の部で出場したのかなと思ってました。(そんなくくりはないのかな?)
    あの時はああいうしかなかったと言ってたので何か二人はもっと関係があったのでしょうか?
    再生のドラマの貫地谷さんと全く雰囲気違っててやっぱり上手だなーと思いました(^_^;)

    • tarotaro tarotaro より:

      なおさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      ギバちゃんの”ため”は原口あきまさに寄せていっているのかと思ってしまいます(苦笑)
      そうそう国体・・・。
      どう見ても先輩後輩ではなく、教師と生徒でないとおかしいくらい年齢差があるように見えますよね。
      小沢さんと貫地谷しほりさんは・・・親子に近いくらい離れているのでは??
      貫地谷しほりさんは声が良いですね。
      聞きやすいです。