『心の傷を癒すということ』 第2話 ネタバレ感想~震災ストレス。みんなしんどい。

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「僕たちの仕事」

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阪神淡路大震災当日。
安和隆(柄本佑)は勤務先の病院に向かう。
和隆は、避難所を回りながら、精神科医として自分にできることは何かを模索し続ける。
そんな中、 新聞記者から「震災を内側から書いて欲しい」とコラムの連載の依頼を受けた。

避難所で赤ちゃんを亡くしたときの話をする看護師の新島(平岩紙)。
その看護師に
「公立病院の看護師やったらトイレの掃除をしろ。」
と言う男。
「精神科医の世話にはなりたくない」
と言う女性。
奔走する和隆。
そんな時、柊子(尾野真千子)が倒れたと聞く。
自分の実家に避難させた柊子に会いに行く。
睡眠不足と食欲不振で倒れてしまった柊子。
「震災のストレスやな。」
「神戸の人たちは罰が当たったんやって言われてりすんねん。」
「辛かったなぁ。
それ言うた人、きっと怖いやと思うわ。
ワタシらは何もしてへんから大丈夫
そう思わなこうわってしょうがないやろな。」

和隆は自分が安心するために、大阪に妻子を避難させていたことを後悔していた。
「一緒に帰ろう。」
うなずく柊子。



神戸に戻ると避難生活に悲鳴を上げる人が増えていた。
「精神科医の世話になりたくない」と言っていた女性が睡眠薬が欲しいと言う。
自分だけ生きてしまったことに、また余震が来るんじゃ無いかという恐怖に怯えていた。
夫には同じ経験をしたのに、なぜお前だけ立ち直れないのだと怒られるらしい。

子供たちのメンタルも弱っていた。
子供たちはなんと「地震ごっこ」をしていた。
台の上にペットボトルやら皿やらを置き、揺らす。
大人たちは無神経だと非難する。
「子供たちも受け止めきれないんです。」

新聞記者の谷村も悩んでいた。
小さな赤い靴を握りしめて泣いている男性を遠くからカメラで撮影した。
その男性に近づき何枚も写真を撮る新聞記者もいた。
「ボクのやっているのはこんな仕事か。
意味はあるのか。」

と和隆に相談。
「意味はあります。
僕は谷村さんの仕事だから原稿を書いているんですから。」
救われる谷村。
夫に怒られると言っていた女性も夫とともに深呼吸。
少しずつ前に進む被災者たち。

避難所になっている学校の校庭でキックベースをすることにした大人たち。
子供の遊ぶ場所を!
盛り上がっているが、うるさいと耳を押さえている人もいる。




苦しい・・・。
まだまだ苦しいなぁ。

「弱いってええことやで。弱いから他の人の弱いところはわかる」
精神科医の先生、懐が深い。
なんでも受け止めてくれるやん。
でも自分の妻子も被災者で、受け止めてなければいけないのに、妻が倒れたことは堪えたやろな・・・。

今も避難場所は過酷だと思うけれど、阪神淡路大震災は今よりもっと過酷な場所だった。
プライバシーなんて一つもなかった。
それが当たり前だと思っていた。
「命があるだけで良かった。」
命があってもあの生活は・・・。
看護師さんんいトイレの掃除をさせるくらいなら、お前がやれ!って言いたくなるけどね。
未だに、お客さん気分で避難所に行く人が多いと聞く。
ホント・・・なんだと思ってんの?



和隆と仲良くなった阪神タイガースの帽子をかぶった少年は元気そうやったけれど、祖父ははまだみつかっていない。
探す手立てがないのよね・・。
「なんかな、ずっと揺れとう気がするねん。」
せやねん。コレ。コレ。
ワタシもずっとそんな気がしていた。
周りの人と「今揺れた?」って確認し合う。
ずっと揺れて酔ってしまうみたいな。

地震当日。
主人公が電話をかけていたシーンで流れていたニュースは本物かな?
最初は「西宮市」が一番多かったって報道されてました。
当日、当然ながら停電だったのでラジオだけが頼りでした。
ライフラインが通ってなくて。
公衆電話はよく繋がると聞いていろんな人に電話をして。
でも電話・・・繋がらなかったなぁ。





大阪のおばちゃんの「罰が当たったんや」はいま聞いても腹が立ってしまいました。
なんで兵庫県民だけに罰が当たるねん!!
川を東に東に行くと、被災度が違うんです。
淀川渡ったらもう普通。
大阪の友人だけが頼りの食生活(苦笑)
大阪の友人から聞くニュース。
停電だと知りたい情報が入ってこないのよねぇ。

その後、ボチボチと近所の公衆浴場が営業再開した。
しかし1時間並ん入れるのは15分。
入れ替え制だからね。
そこにやってきたのはテレビクルー。
綺麗にお化粧した女性アナウンサーが暖かそうなコートを着て。
香水の匂いをプンプンさせて
「オープンして良かったですね!
嬉しいですね?」
なんてインタビューしてたな。
あの東京のアナウンサー、もうテレビに出てないけれど、忘れへんで!←根に持つタイプw

そんなことを思いだし、何でも泣きそうになっちまった。
理解してくれるお医者様がいることが大事なんだなぁ。
あんなに人の気持ちを理解することができるドクターなのに、でも相変わらず父・哲圭(石橋凌)は怒りまくっていた。
事業がうまく行っていないらしい。




   
   

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キャスト
安和隆・・・柄本佑
安終子・・・尾野真千子
安哲圭・・・石橋凌
朴美里・・・キムラ緑子
安智明・・・森山直太朗
安壮介・・・上川周作
湯浅浩二・・濱田岳
谷村英人・・趙珉和
喫茶店ママ・濱田マリ
片岡心愛・・清水くるみ
結城理恵・・谷村美月
校長先生・・内場勝則
梓・・・・・紺野まひる
北林医師・・浅香航大
新島看護師・平岩紙
永野良夫・・近藤正臣

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