許されぬ罪の重さぞ
あらすじはコチラ☆
連絡が取れていなかった雪菜(長澤樹)がサーフィンの大会のチラシをもって桐子(松坂慶子)に会いに来た。
「絶対に見に行く!」
桐子は雪菜の父・カズヤ(神尾佑)を誘う。
雪菜はその大会で優勝してハワイに行くつもりだった。
しかし雪菜は準優勝。
悔しくて泣いている。
そんな時、トモ(由紀さおり)の娘・奈穂美(戸田菜穂)から形見分けをしてくれると連絡が入った。
トモが編んだ黄色いブランケットを貰った桐子。
そしてトモの一句の意味を聞く
「”我が罪を知る人は無し夕霞”
”我が罪”ってなんのことか心当たり有りませんか?」
「実は母は父からずっと言葉の暴力を受けていたんです。」
毎朝毎晩、トモを怒鳴り散らしていた。
それでもトモは毎日欠かさず夫のために料理を作り続けていた。
美味しいけれどカロリーが高い料理を自分や娘のとは別に作った。
夫が糖尿や高血圧で危ないと言われた時もやめようとはしなかった。
そして夫を納骨にしたあと、娘にこう打ち明けた
”私、負けたくなかったのあの人に。”
トモは何十年にもわたって密かに復讐を果たした
”強い人や悪い人に負けたくないって思っているの”
と言っていたトモの言葉を思い出す桐子
帰宅した桐子はトモの写真を前に
「悪い人に負けたくないってそういうことだったのね…
苦しかったのね。辛かったのね。」
黄色いブランケットを抱きしめて夜空を見上げる桐子
パチンコのパートに復帰した桐子。
久遠が詐欺グループの4人組に絡まれているのを止めに入る。
いそいそと帰って行く4人組
桐子は久遠に
「昔のことを引きずって卑屈になるのはもうやめる!
強い人や悪い人にもう負けない!
分かった?」
と励ます。
パートの帰りに商店街を自転車で走っていると、シャッターの前に座り込み酒を飲んでいる寺田(宇崎竜童)に会う。
”最後は誰かと一緒にいたい。”
余命幾ばくもない寺田の言葉を思い出す桐子
「決めました。
やります。一緒に戦います。」
「本当?ありがとう」
桐子の手を握る寺田。
寺田の計画。
事務所から500万盗む桐子。
桐子は引っ越すため不動産屋へ。
「ちょっと良いお部屋へ」
今度は商店街で寺田と桐子が喧嘩をする。
人だかりができる。
寺田にゆかり(木村多江)がやってきて、お金のことならなんでもするから桐子を許してやってほしいと言ってくる。
桐子は寺田の計画の為に色々なことにケリをつける。
俳句会では
「終わることなんてまだ考えないで長生きして下さい。」
と励まされ、三笠(草刈正雄)からは
「薫子さんの事から立ち直れてようやく笑えるようになりました
だから今度は僕があなたを笑顔にしたい。
これからの人生、一緒に生きて行きませんか」
とまで言われた。
「三笠さん
あなたは誰かと一緒じゃなくても大丈夫です。
ご自分を信じて生きてって下さい。
あなたなら出来ます!」
丁寧にお辞儀をし笑顔で去って行く桐子
久遠にパチンコ店をやめると伝える。
「感謝するのは俺の方だ
もう一度司法試験に挑戦しようと思っている
法律で人を助ける仕事をしたいと
犯罪の相談をしてくれたおかげだ。
感謝している」
「だったら一ついいかしら
やり直したのはそれだけじゃないんじゃない?
あなたは一人じゃない。
そうでしょう」
娘とのことへもエールを送る桐子
いよいよ明日、計画決行。
前日に雪菜がやってきたが、すぐに閉め出す
雪菜は桐子の様子がおかしいことに気づき、久遠に相談。
「刑務所行き諦めてないのかもな」
計画の日、久遠は寺田を、雪菜は桐子を尾行するが、二人とも若人たちの尾行をまく。
橋の上で喧嘩をおっぱじめる二人。
道行く人が見ている。
最後に寺田は初めての友達が桐子からもしれないと言う。
そんなことを言われて…寺田を突き落とす事なんてできない。
飛び降りようとする寺田を思わず止める桐子。
すると寺田が苦しんで倒れる。
二人を見つけた久遠と雪菜は救急車を呼ぶ。
寺田は一命を取り留めた。
久遠と雪菜を前に
「今、私、一人じゃないのかも
だから塀の外でもうちょっと頑張ってみるわ…。」
微笑む久遠
涙を浮かぶ目で二人を見る桐子
「ムショ活終了!」
「じゃあ、これからも桐ちゃんと会えるんだね?
娑婆で。」
「うん娑婆で」
桐子に抱きつく雪菜
瀬戸内海を進む船に桐子と雪菜が乗っている。
小さな島に着いた。
トモが生まれ育った島。
墓参りをして、イチゴ大福をたくさん備える。
トモが桐子を連れていきたいと言っていた大きなクスノキの木を見る。
「決めた!
私ここに住む!
うんここならトモとまた一緒に暮らせる
この木を見てたら不思議とそんなふうに思えて来たの?
どう思う?」
「いいんじゃない?」
半月後
自転車で島の道を走る桐子
トモが通っている小学校で掃除のおばあさんをする事になった。
トモが私とこの島のご縁を結んでくれた。
トモの娘のご厚意でトモが生まれ育った家で暮らしている桐子
いや~。すんごく泣けて笑って楽しいドラマでした。
なんせ松坂慶子さんが可愛い!!
ホントに可愛くて泣けた。
最後はどんどんどんどんハッピーに。
寺田さんを看取るのかなぁと思ったけど、一命を取り留めた。
あのままあの街に住んでいれば、久遠も、雪菜も、句会の人達も、三笠さんも寺田もゆかりも・・・。
みんながいるのにあんな小さな島に引っ越さなくても…って思うんだけど、トモが一番なんだもんなぁ。
いや、ホントにあの島ではなく、あの街で暮らしたほうが良いと思うんだ。
だけどね。
だけども、桐子は笑って長生きするにはトモの存在が必要なんだなぁ。
みんなハッピーエンドだと思いたい。
いや、寺田は死ぬんだろうけど(苦笑)
桐子のような朗らかでちょっとバカで素直な人が、晩年になってからトモしか親友が出来なかったなんて思えない。
トモは…トモは…夫にカロリーが高くてでも美味しい料理を作り続けることで、夫に復讐を。
驚いた。
でもそういうトモがこのドラマのスパイスになっていた。
ちょっとトモ…怖かったもんねw
トモ、罪深いよ、桐子に対してもなんて思っていたんだよなぁ。
ずっと笑って長生きしてねって呪縛が…解けたならよかったなぁ。
とっても素敵なドラマでした。
ホントに松坂さんが可愛い!
これにつきます。
あと雪菜ちゃんね。
彼女は良い役を勝ち取ったなぁ。
こんな素敵な役者さんとガッツリ。
表情豊かで伸びやかでした。
フレッシュさんな長澤樹ちゃん。
そして、木村多江さん、片桐はいりさん、宇崎竜童さん、草刈正雄さん、由紀さおりさん
大ベテランが脇を固めて。
さすがNHK、豪華なキャスティングでした!
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援して頂けると嬉しいです。
感想はコチラ
「一橋桐子の犯罪日記」 第1話 ネタバレ感想~ムショカツ!!
「一橋桐子の犯罪日記」第2話 ネタバレ 感想~寸止めせずにやり過ぎてムショへ!?
「一橋桐子の犯罪日記」 第3話 ネタバレ 感想~誘拐なら即刑務所だ!
「一橋桐子の犯罪日記」 第4話 ネタバレ 感想~松坂慶子さんが可愛すぎる
キャスト
一橋桐子(松坂慶子)
久遠樹(岩田剛典)
榎本雪菜(長澤樹)
友岡明子(片桐はいり)
寺田一男(宇崎竜童)
斉藤薫子(木村多江)
宮崎知子(由紀さおり)
三笠隆(草刈正雄)
坂井春菜(富田望生)
コメント
いいドラマでしたね〜
最終回、いろんな感情が入り混じって涙が( ; ; )
気がつけばみんな桐子さんに感謝しているんだなぁ。
松坂慶子さんのドラマってハズレがないよなって思って見始めましたが、
出演者の皆さんがそれぞれすごく良くて、いちばん楽しみなドラマになって。
しんどい事の多かったここ1か月、このドラマ見てtarotaroさんの感想読んで、とても癒されました。
これからも楽しみに読ませていただきます(^^)
sachiさん、コメントありがとうございます。
最終回までホントに楽しみました。
そう。気がつけばみんな桐子に夢中w
桐子がみんなを巻き込んでみんなの人生を明るいほうに導いた気がしますね。
出演者の方々もとても良かったですね。
こちらこそこれからも宜しくお願い致します(^^)