「健康で文化的な最低限度の生活」第7話ﾈﾀﾊﾞﾚ感想～ディスレクシアへの理解

「笑わない鉄の女VS働かない男」

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「健康で文化的な最低限度の生活」 :柏木ハルコ

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中林吉徳(池田鉄洋)は識字障害だった。
障害は認定され、1ヶ月もすれば障害者手帳がもらえる。
栗橋(川栄李奈)は、”障害者枠での就職”を目指しハローワークに掛け合うが、高圧的な態度だったため、ハローワークから役所のクレームがくる。
中林には
「障害者、障害者っていわないでください。
あなたが一番、ボクの気持ちをわかっていない。」
と言われてしまう。
とうとう中林の担当を外された栗橋。

しかし中林、文字を覚える勉強を始めた。
そして中林は、阪神タイガースファンの社長がいる工場に就職が来ます。

ちょっと、省きましたｗ
中林さん、急に勉強を始めたのは、姉に栗橋を重ねたのかなって思ったんですが、どうでしょう。
しかし小学生の時から識字障害（ディスレクシア）があったのなら、なぜ病院で診察してもらわなかったのか。
もちろんその頃はディスレクシアの認識が低かったとは思うが、なんらかの学習障害や発達障害があるのでは？と教師なら思うんじゃないだろうか。
小さいころに療育されていれば・・・・。
ってか、今からあの手のドリルをやって、文字の読み書きができるんだろうか。
いや、ドラマではひらがなが書けていたけれど（”う”は左右反対になっていた）、ホントに？
あんな短時間で・・・？

ここ、重要だと思うんですよ。
このドラマを見た人なら、ディスレクシアをただの勉強が出来ない人という偏見は持たないと思う。
しかしあのドリルを勉強したら、ひらがなくらいは書けるって認識して大丈夫なのかどうか・・・。

栗ちゃん（川栄李奈）、別に愛想悪くないけどなぁ。
お役所の人って、もっと無愛想でもっと感じ悪い人がたくさんいる！←これは偏見か？

障害者就労支援センターとハローワークの人、とっても感じが悪かった。
あれでクレームを入れてくるっておかしいんじゃないの？
最初から横柄でさ、見つける気、皆無だった気がする。
ワタシもハロワでは嫌な思いをしたことある（苦笑）

「障害障害」って言い過ぎるのは、愛想が悪いのではなく、デリカシーがない！
ただ、障害を持っているのだから、就職活動はしやすくなると言う考えは賛成。
障害だと認められたのは複雑だった様子の中林さんだけど、グレーゾーンよりずっと良いと思うんだよな。

先週の父親に性的虐待をされていた男性（佐野岳）。
そして今回の識字障害。
受給者から報告してもらえないもんだろうか。
面談だけで役所の人が察するのには限界があると思うんだよな。
これで保護を打ち切ったら役所のせいになっちゃうのか。
そりゃ、ちょっとおかしいんじゃないのとも思う。
もちろん、障害や虐待を明かすことは辛いとは思うんだけど。
思うんだけど、この制度を利用するなら仕方ない。

今回は一話完結。
最後、ちょっと急ぎ足だったけれど、やっぱり1話完結のほうが良い。
中林役の池鉄。
めっちゃ上手だったなぁ～。
男の悲哀がよく出ていました。
コメディで見ることが多いんですけど、いろんな引き出しがあるんだなぁ。

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キャスト
義経えみる++++吉岡里帆
半田明伸++++++井浦新
栗橋千奈++++++川栄李奈
七条竜一++++++山田裕貴
後藤大門++++++小園凌央
桃浜都++++++++水上京香
石橋五郎++++++内場勝則
京極大輝++++++田中圭
南英里佳++++++安座間美優
向井里香++++++谷まりあ
川岸彩++++++++鈴木アメリ
青柳円++++++++徳永えり
阿久沢正男++++遠藤憲一