「イチケイのカラス」第9話ﾈﾀﾊﾞﾚ感想～裁判員裁判でも職権発動

「自由な裁判員たちにタジタジ…裁判員裁判スタート」

原作はコチラ
浅見理都『イチケイのカラス』

あらすじはコチラ→☆

被害者は桐島優香（八木さおり）の娘・希美（松風理咲）は体が弱く心臓移植手術をしていた。
被告人・高見梓（春木みさよ）の亡くなった娘の心臓だった。
それで高見梓は桐島の家政婦となった。
高見梓はやっとこさ自供。
事件当日、高見梓は予定より早く家についた。
優香は高見梓が希美を我が子のように愛してくれるとわかっていた。
その上で、高見梓に遺産を残し、希美を託した。
優香は夫に騙された結婚した。
勝手に会社を作って、借金も作っていた。
13年前、長野の別荘に呼ばれた優香は夫に殺害されそうになった
夫は、心臓の弱い希美と優香が亡くなって遺産を手にすることを考えていた。
隙を見て別荘から逃げ出した優香。
その際、夫を突き飛ばした。
優香は道ばたで倒れ病院に運ばれていた。
病院から別荘に戻ると、夫はまだ倒れたままだった。
意識が戻ったもののそのまま放置に死ぬのを待った。
山林に遺体を埋め失踪したように見せかけた。

その遺体が発見された。
身元がわかるのも時間の問題。
遺体の所持品から夫が通っていたクラブのライターがあり、クラブの女性から金を脅されている。
優香は自殺を決意。
壊れたベランダから水のないプールに飛び降りた。
救急車を呼ぼうとした高見梓だが、
「やめてお願い。」
と最後の力を振り絞って話す。

判決は懲役1年、執行猶予3年
被告人の刑は殺人ではなく自殺幇助

裁判は終わる。
しばらくして坂間（黒木華）が以前担当した「集団カンニング事件」の犯人が坂間を襲う。
入間（竹野内豊）に助けられた坂間。
完全な逆恨みだったが、坂間はこれからも裁判官として頑張ることになる。

今日は少し長く感じました。
このドラマのキャストや雰囲気は大好きなんですが、裁判員裁判のドラマって難しいですよね。
結局描くところは裁判員たちの葛藤になるので、事件はおざなりというか。
2時間ドラマでは、裁判員が捜査したり、裁判員がその裁判の関係者だった・・・ってのもあったけど、そういうのってシリーズ化もできないもんね。
毎回裁判員に選ばれるわけもないしさ。

裁判員たち・・・。
最初から中盤まで・・・なんつーか過剰にわーわー騒いじゃって。
もちろん素人だし戸惑いもあるんだけど、ほぼみんなクレイマーみたいで。
正直、素人が裁きを下しても大丈夫なのか・・・って思っちゃうよね。
最後にはやっぱりまるく収まるんですが、なんだか丸く収まりすぎ。
殺人ではなく自殺というのは「相棒」でも「科捜研の女」でも「一課長」でも「特捜9」でもありがち。←全部テレ朝ｗ
ワンシーズンに一度はある。
だから今回もそれでも良いんだけど。

13年前の夫殺し。
殺人認定はされないと思うんだけど、遺体遺棄はしちゃったし。
病院に運ばれて治療して・・・殺されそうになった別荘に戻る優香もどうかしているし。
そんな行動とるかな？って思ってしまう。
遺体遺棄さえしなければ・・・こんなことには。
ってか、会社を勝手に経営して借金だらけだったのに、遺産はたんまり・・・ってのもよくわかりませんでした。
ま、そういうこともあるのかもしれませんが。
ただ自殺幇助はちょっとなぁ。
裁判員たちが荘決めたのは仕方ないけど・・・せいぜい保護責任者遺棄かなと。

せっかくの裁判員裁判なら・・・職権発動しなくても良かったかなぁとも思う。
あと・・・毎回、検察の不手際なんだけど、被告人が真犯人なのに無罪を訴えているとかないかな。
なんか検察と警察に「なんで起訴したん？」って聞きたくなるような事件が多い。

で、みちお、頭打っていたけど・・・大丈夫かなぁ。
なんでいきなり「集団カンニング事件」とかでてきたんだろう。
来週に続く伏線があるのか？

　　
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援していただけると嬉しいです。

CAST
入間みちお(竹野内豊)
坂間千鶴(黒木華)
石倉文太(新田真剣佑)
井出伊織(山崎育三郎)
浜谷澪(桜井ユキ)
一ノ瀬糸子(水谷果穂)
川添博司(中村梅雀)
城島怜治(升毅)
日高亜紀(草刈民代)
駒沢義男(小日向文世)
中森（矢島健一）
小宮山（テイ龍進）

ゲスト