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直人(柳楽優弥)と誠二(奥田瑛二)は実の親子では無かった。
母・ゆり(岸本加世子)の記憶が書き換えられていただけだった。
直人はゆりが亡くなったとき、継父・誠二が病室にいなかったことを根に持っていた。
しかも誠二は酒屋にいた。
それが許せなかったナイト。
しかしゆりが最後に「大福が食べたい」と言ったこと、そして病院の売店には粒あんの大福しかなく、こしあんの大福はおいていなかったこと。
売店の店員が言うには、バスで2つ離れた場所にある酒屋にはこしあんの大福がおいてあると言うこと。・
いい加減で女遊びばかりしていた継父が嘘をついたと思っていたが、本当のことを言っていたことがわかった。
そんなとき、AI母ちゃんから突然の「さよなら」のお知らせ。←アンインストール
母ちゃんは家族仲良く暮らしたかった。
誠二はやっと父を許すことができた。←許すっつーか。嘘つきでも無かったけど。
「父ちゃん!!」
継父を泣きながら呼ぶ直人。
継父と直人は仲良く暮らしましたとさ。←多分
”近未来を舞台にした切ないホームドラマ ”って言うからには、もっと近未来的なんだと思っていた(苦笑)
切ないホームドラマ??
ワタシにはそうは思えなかったなぁ。
AI母ちゃんって設定は、近未来的ではあるけれど、それ以外は何も近未来を感じさせない。
簡単に記憶解析出来るから、AIに関することだけ、発展しているっちゃしてるんだけど。
医療や生活・・・すべて近未来ではなかった(苦笑)
瀕死の状態の母を病室に一人にしていた。
酒屋にいた。
ってのがすご~~く腹が立つみたいだけど・・・。
そんなに母ちゃん思いなら、もっと頻繁に母親と連絡を取っていれば良かったのでは?
そりゃ、父ちゃんもそんな瀕死の状態の母を残して、大福を買いに行かなくてもねぇとは思うけどさw
10才のときにやってきた継父とずっとうまく行かなかった。
だから母が死んだときに酒屋にいたのが許せなかったのか・・・。
それだけではないにせよ、ずいぶん執念深いなぁと思っちゃって。
血が繋がっていてもいなくても、うまく行かない親子関係ってあると思うんだよね。
家族がいないと生きていけないわけでもないと思うんだよね。
煩わしいなら一人で生きたら良いんだよ。
でも最後には継父とAI母ちゃんにほだされてしまった息子。
継父の介護要員のためにAI母ちゃんが存在したとしたら、怖すぎるなぁ。
特に、柳楽君の「父ちゃん」って叫んだときの表情を見られたのだけは良かったかな。
あの柳楽君の顔は・・・表情は・・・ほんっとに上手だなぁと思った。
柳楽君と奥田瑛二の父子関係も自然だったしねぇ。
AI母ちゃん(岸本加世子)が長渕剛の乾杯を歌い出す迷走っぷりは・・・?
「母ちゃん、ホントは生きてたの!」
ってオチもありっておもってしまった(苦笑)
実は中二病の息子のためのAIだったとか、入れ替わりに父ちゃんがAIになるとか。
なんとなくAIって設定・・・ちゃんと使い切れていない印象でした。
「血が繋がっていなくても家族は仲良くしなさい。」
と説教された気分になったから、あまり共感できなかったのかも。
こんなAIがあったら、悲しみが大きければ大きいほど、亡くなった人のことを思い、いつまでも立ち止まって前へ進めない気がする。
ワタシは嫌だ。
ワタシが死んだら、忘れて欲しい。
前を向いて生きて欲しい。
時々、ふとしたときに思い出してくれたら、それはそれで嬉しいけれど。
生きている人にAIに振り回されるような生活を送ってほしくはないねぇ。
死んだら、はい!それまでよ~!!
ってのが一番良いよ。
残された人も。
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キャスト
野田直人……柳楽優弥
野田誠二……奥田瑛二
野田ゆり……岸本加世子
布村よし子…市川実日子
君塚恭敬……野間口徹
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