松本清張「疑惑」ネタバレ感想~事件よりも米倉×黒木のキスシーンに焦点をあてた結果。なんじゃこりゃ。

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松本清張「疑惑」


岩下志麻/桃井かおり「疑惑」


田村正和/沢口靖子「疑惑」

佐原(米倉涼子)の主張。

事件は福太郎(中村梅雀)による無理心中だった。

福太郎は、海に車ごとダイブして球磨子(黒木華)と無理心中をしようと決意。
しかしその決意が揺るがないように、自分の履いていた靴とスパナを、ブレーキの下に押し込み、ブレーキを踏めないようにした。

球磨子は記憶を取り戻した。
海の中のできごと、そして福太郎から逃れて、「あーちゃん(母)」と捨てられた母を思い出したこと。

球磨子無罪。



なんじゃこりゃ!!

ブレーキの下に靴を挟み込むトリック・・・。
目撃者の証言の信憑性・・・。
それらの検証よりも、やり手弁護士腹黒弁護士の米倉涼子にスポットを当てすぎちゃって、よくわからない結果に。
ってか・・・。
松本清張原作って肩書きだけが欲しいだけだからねぇ。
なぜ松本清張なら米倉涼子!ってなってんのかわからんけど、悪いとこ全部でたって感じw
米倉涼子をスタイリッシュに綺麗に見せることしか頭にない演出だったね。

法廷シーンはチラっと最後にでてきたけどさ。
米倉涼子弁護士の被告人質問に余貴美子検事が「異議あり!」を連発しているのに、なぜあの裁判官は「聴きましょう。」と言い続けたのか。
その結果、クマコを捨てた母親は生きていて、東京に住んでいることを法廷でバラすっていう。
個人情報を法廷で弁護士がバラしたぞ?
ええんか?

ま、まじめに突っ込むのもアホらしいか。

一番最近の常盤貴子×尾野真千子の場合だと釈放されたクマコがもしかしたら・・・やっぱり犯人なんじゃないか・・・。
ってちょっとしたモヤモヤが残るんですが。
それすらなくて。

「今度、またクマコが誰かを殺すかも。」
とナレーションが言っているわりには米倉涼子の顔が晴れやかっていう・・・。
なんの湿り気もなんのカタルシスも遺さないのが、米倉涼子版の松本清張らしい。←褒めてないぞ。

米倉涼子と黒木華と余貴美子の戦いを描きたかったのかもね。
売りは、米倉涼子と黒木華のキスシーンってとこかな。

何度も映像化されている「疑惑」。
一番有名なのが映画版の「疑惑」でしょうか。
一番面白かったのも映画版かな。
原作では弁護士が男性なんですが、映画版が当たったからか、女性弁護士に変えてことが多いですね~。

いしだあゆみ×石橋凌←秋谷役
余貴美子×佐藤浩市←秋谷役
沢口靖子×田村正和
尾野真千子×常盤貴子

とドラマ化されてますが。

いしだあゆみさん以外の作品は全部視聴してますな。
ただし、いしだあゆみさん、余貴美子さんがクマコ役を演じたときは、弁護士ではなく秋谷記者が主役でした。
佐原役は小林稔侍、中村嘉葎雄。
原作は秋谷は重要な人なんですよ。
原作の結末は、真実にたどりついた佐原を秋谷が殺そうとするところで終わっている。←記憶が正しければ。
秋谷はクマコが無罪だと困るから。
そういう結末って、松本清張には多いんですよね。

クマコ役は沢口靖子さんだけが異色って雰囲気でしょうか?
クマコの素直さやまっすぐさはなかなか良かったんじゃないかと記憶しておりますが。
余貴美子さん尾野真千子さんはいかにもクマコ(爆)

今回のキャスティングですが・・・。
脚本の焦点がブレているんだもんねぇ。
鬼熊を弁護する弁護士も悪女ってのがもうブレブレ。
事件なんて二の次だもんなぁ。
誰がやっても同じかもな。

だけど・・ムチムチの二の腕を持つワタシが大好きな黒木華ちゃんは、クマコには早すぎたかも。
あと福太郎の梅雀。
ハマるといえばハマるけれど・・・梅雀の靴があんなに大きいかぁ?

とりあえず、松本清張の映像化は、映像化するたびに品質が悪くなるというか・・・。
映画も原作も超えられない。

脚本家は何か違うことを!何かオリジナリティを!と思って、変なことやっちゃうのかも。
原作通りが良いのよ。

今回は設定を現代にしたくせに、証言者は公衆電話から目撃したって設定を変えないってのもナゾ。
今時、港に公衆電話がある?
あったとしても大雨の中、公衆電話で婚約者と長話する??

設定を現代にするのには無理があるって。



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キャスト
佐原 卓子——米倉 涼子
白河 球磨子—-黒木 華
小田 秀子——余 貴美子
秋谷 茂一——板尾 創路
豊崎 勝雄——永山 絢斗
野田 さかゑ—-YOU
前田 健次——勝村 政信
大木 暁子——堀田 茜
木下 保——–伊武 雅刀
加藤 正義——平泉 成
大貫 由紀——萬田 久子
白河 福太郎—-中村 梅雀
原山 正雄——津川 雅彦

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