第15週 「ウークイの夜」
あらすじはコチラ→☆
賢三と兄妹のように暮らし始めた。
もう泣くことも笑う事も出来なくなった優子
自分だけ生き残って、この先生きていても楽しいことはないと思っていた
「家族の思い出を話してくれ
家族の分まで幸せになれ
優子の心の中に家族は生きている
家族の分まで幸せになってくれ」
うちはその時、もう絶対に離れないと決めた
この人と家族になりたい。
もう一度一からコツコツ働いて生きていきたい
結婚して賢秀が産まれた
死んだ弟にそっくりだと思った
そして良子、暢子、歌子。
嬉しかった。
だけど優子の両親と姉は山のどこかに
そう思うとたまらなかった
「そんなある日新聞でこの記事を見つけたわけ」
遺骨収集活動の記事だ。
賢三と相談して1年に1度でも手伝っていた。
遺品の一つでもないといつまでも割り切れない遺族の思い。
その頃、「あまゆ」の田良島は
「沖縄で戦死した兄は骨も戻ってこなかった
今でも沖縄のどこか山の中にいるんです
自分はまだ10才でした
兄がどうして死んだのかわからずに泣きました。
大人になったらわかるのかなって
でも今でわかんないんです」
と話していた
んでもって優子
「房子さんも陰ながらずっと援助してくれる
あの人も同じようにつらい思いをしてる。
房子さんだけじゃない
善一さんも毎年寄付をしてくれている
とっても良い人。
いつもうちたち家族の味方にいてくれて
だけど再婚はしない
ようやくお父ちゃんんとの約束が果たせたさ
いつか必ず子供達に昔のこと伝えようと話していた」
「なんで今まで」
「怖くてたまらなかった
何年経ってもふと思い出すと泣いてしまうから
泣いてしまっておかしくなってしまいそうで
秀夫のことを思い出すと
この腕の中で冷たくなった
うちの腕の中で…
自分の食べる分も弟にあげれば良かった
そうしたら死なずにすんだからもしれない。
もっと遊んだり働いたり子をしたり無い立ち笑ったりしたかったはず」
すすり泣く優子
「うちだけこんなして食べていて良いのか
生きていて良いのか
終わっていないわけうちの戦争は
いつまでたっても
亡くなった人たちのぶんまで
あんたたちには幸せになって欲しい
幸せになることを諦めないでちょうだい
ずっとそう思ってた
だからあんたたちには絶対に家族を亡くすようなおもいをさせないはずだったのに
賢三さんが無理をしていたことに気づいてあげられなかった
ごめんね。
みんなの大好きなお父ちゃん守ってあげられなくて
ごめんなさい。
ずっとずっと言えなかった
ごめんなさい
ごめんなさい」
「それは違う
誰もそんな風に思ってない。」
「お母ちゃんのせいじゃないさ」
「お父ちゃんははずっとうちたちの心の中に生きてる
会いたい時は会える
うちたちは絶対に幸せになる
だからうちたちに謝ることなんてない」
「お母ちゃん話してくれてありがとう」
みんなで優子を抱きしめる
ありがとうと言い合う家族。
お盆の儀式?はやんばるの比嘉家でも「あまゆ」「フォンターナ」でも執り行われた
火垂るの墓みたいになっとる。
語りで終わってしまった。
来週は沖縄のロケーション!と思っていたけど、洞窟の比嘉家じゃん。
賢秀のことを甘やかすのは腕の中で死んだ弟を思い出すから。
いや、それとこれとは別だよ。
優子の哀しみは優子にしかわからないから、30になった息子や娘達に話せる時期が今日だったのなら仕方ないけど。
米の統治下では話せなかったのかも知れんけど。
でももっと早く話していれば賢秀もこんな馬鹿にはならなかったのでは?
賢秀は孤児だったとか、もっと隠さなければいけない出来事があったのかと思ったんですけどw
賢秀を甘やかし続けていたのは死んだ弟の。
もしあれば妹なら良子を甘やかしていたのか?
これを境に賢秀が生まれ変わるのか?
30で生まれ変われる子が犯罪まがいなことに手を出さないよね。
この話、この時期にするには比嘉家の子供達の出来が悪いっつーかなんつーか。
こんなことならもっと早く話せよって思われてしまう。
最後の「ごめんなさい」は賢三を死なせたことと、ちゃんと育てられなかったことへの謝罪か…
歌子は「若草物語」のベスだったら…歌子死ぬじゃん。
でも歌子、死なないのかな。
これで死んだらヤバいんだけど。
しかし比嘉家は今まで、ウークイはどうしてたんだよ?
あの送り火的な者を形式的にやっていただけなの?
優子も賢三も両親が既に亡くなっていて…賢三がなくなるまでの間は形式的にやって、お祭り騒ぎだったんだろうか。
せっかくの仲間さんの熱演だったけど、そこにはホロリときたが、その話を聞く子供達の顔を見て…みんな大人なのに。
小中学生に話している訳ではないのに…と思ってしまったよ。
それに…ガッツリ戦争の話ではなく、優子と賢三のなれそめ物語でもあり。
どうでも良いヒロインの恋愛を何週もかけて行ったあとだと。
しかもその話はいま「タイム」中でこのあとも続くことが予想されることを思うと。
ここまで戦争の話を小出しにしていかないと、どうしても唐突に思えてしまうんだよな。
で、ここまでこのドラマを見ていると、このあと何もなかったように和彦と暢子が結婚してしまう可能性もあるっていう恐ろしさ。
田良島はともかく、オーナーは遺骨遺品の収集にも寄付をしているってことを優子は知っていなら。
優子と賢三もわりと不義理よね。
ま、オーナーも賢三の手紙を受け取っていたなら、あそこまで恨むことなかったよね。
落ち着いたら沖縄に行って、「おめでとう」くらい言ってやっても良かったのになぁって思うわ。
オーナーが妹を亡くしたように、賢三だって両親を亡くして。
戦争から帰った賢三の明るさが失われたことも理解していたなら。
オーナー両親がオーナーの姉を沖縄の親戚に預け本土に渡ってから、沖縄の地をふむことのなかったオーナ-一家。
賢三の母がオーナーの姉ってことなんだけど。
賢三の母ってハードモードなんじゃない?
姉はほぼ他人と言っても、両親と離ればなれになり、顔も知らない妹たちがいる賢三母のことを思いやってやれず、賢三に裏切られたって思うオーナーもなんだかな。
このドラマの主要キャストが、あと少しでも他人を思いやってやれる人物なら、もっと楽しく見られたのになぁ。
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主題歌:三浦大知「燦燦(さんさん)」
キャスト
比嘉暢子(黒島結菜/幼少期:稲垣来泉)
比嘉優子(仲間由紀恵)
比嘉賢三(大森南朋)
比嘉賢秀(竜星涼)
比嘉良子(川口春奈)
比嘉歌子(上白石萌歌)
青柳和彦(宮沢氷魚/幼少期:田中奏生)
石川博夫(山田裕貴)
砂川智(前田公輝)
大野愛(飯豊まりえ)
猪野清恵(佐津川愛美)
田良島甚内(山中崇)
猪野寛大(中原丈雄)
大城房子(原田美枝子)
二ツ橋光二(高嶋政伸)
平良三郎(片岡鶴太郎)
平良多江(長野里美)
淀川春夫(本田博太郎)
嘉手刈(津嘉山正種)
【語り】ジョン・カビラ
コメント
なんだか駆け足で。
これで戦争の話は終わりなんでしょうか。
あの抱き合うシーンを前に、どうして今までまっとうな子供達の成長を描いてこなかったのかと残念でなりません。
「どうか幸せに…」「うちら幸せになるよ」
って親子のやりとりも、賢秀も暢子も良子も、それぞれ我儘で自分勝手な大人なのを今まで視聴者は散々見せられて知ってるので、感動は出来なくて。
優子がちゃんと厳しく優しく子育てしてて、みんなが大好きになる4兄妹であったら!
亡くなった賢三の教えやら、もっと何かにつけて懐かしく思い出して、皆でお父ちゃんを大切に想うシーンがもっと散りばめられていたら!!
今日のシーンは全然違うものになっていたかもしれないのに、誠に残念。
そして朝ドラ受けで、華丸さんが沖縄のお盆の儀式を説明してくれなければ、視聴者になんも伝わらなかった!!
沖縄では亡くなったご先祖様が、あの世でお金に困らないようにウークイでお札を燃やすって、
何故そこをドラマで説明せんの!?
ありえんwww
って思いましたよ。
ミートゥさん、コメントありがとうございます。
明日は夏休みを楽しむんでしょうか。
とりあえず和彦には合いますよね。
辛い経験をした優子と賢三だけど、子供の育て方は間違いましたねぇ。
人の幸せを奪ってもグレイトになりたいニーニーなんてまさに。
優子は再婚しない。
それを確かめるために集まったのに戦争の話
無理やり過ぎます。
もっと丁寧に描かねば。
沖縄の人はどう思っているんでしょうね。
沖縄のお盆なんて…もっと厳かでしょうに。
特に、あの頃は、まだ戦争経験者が多い時代だったろうに。
9月末で終わるとのアナウンスですが、あと2ヶ月で軌道修正は無理ですよね。