第4週「フタリ、クラス、シマスカ？」
連続テレビ小説 ばけばけ Part1 （NHKドラマ・ガイド）
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銀二郎と一緒に暮らす松江出身者の錦織（吉沢亮）、根岸（北野秀気）、若宮（田中亨）と一緒に銀二郎を待つトキ
「東京に来ると松江の文明が遅れている」
とみなが口々に言う
「松江をかえんとな」
と錦織
「でも…私は今日来たばかりで
松江が遅れちょるとかそんなこと…」
「浅草や銀座を見れば良い」
「だがそんな暇はないんじゃないか」
よほどの理由があって
銀二郎に会いに来たんだろ」
「銀二郎さんに逃げられまして。
家に婿に来てくれちょったんでうが
返せるあてもない借金を返す毎日
おまけに未だにまげをゆっちょる
祖父のしつけ
それでも我慢してくれることをええことに
私自身もあの人に甘えちょって
最後は置き手紙を1枚のこして
ちゃんと理由を聞きたい
一緒に松江に連れ帰って
またやり直したいと思っちょリまして」
「申し訳ない
そんな秘め事を会ったばかりの人間に」
「こちらこそこげな恥ずかしい話
聞いてもらってありがとうございます。
皆さんに私のことを言ってなかったってことは
銀二郎さん もう
松江に戻るつもりないんですね」
「ただいま帰りました
おトキちゃん」
「おかえりなさいませ」
外に出る二人
「皆さんおもしろい方たちですね」
「あ 本当に 根岸さんと若宮さんは
橋の南側のなんとかっていう小学校の同級生だそうで」
「え…近い」
「帝大にいくような秀才は松平家から毎月10円援助してもらえるので
多少家が貧しくても大学に通えるそうです」
「ええですね」
二人同時に口を開く
「おトキちゃんから」
「銀二郎さんから」
「では…
あの…
すんませなんだ 急にいなくなって
行き先も告げず
でも…まだあの時はどこに行こうか
ひとまず 待てを離れようと
そげな気持ちで
でも…
おトキちゃんには 本当に申しわけなくて
この通りだが」
土下座する銀二郎
「やめてごしなさい」
「ただ…ただ…
今も おトキちゃんのことは好いとります
それは今でも変わらない
でも もう…あの家には
申し訳ない」
「いえ…
そげなことないです。
朝から晩まで…
朝から朝まで働かされて
それが一生続くかもしれん
そげなこと誰も我慢できん」
銀二郎に向かい正座するトキ
「なのに…私も本当に甘えちょった」
「いやおトキちゃんは」
「いえ甘えとった
武士だ 格だって
おじじさまがうるさくいうのも止められんかった
でもおじじさまが
家の鎧や刀を全部売りました
それで東京に
おじじさまも
銀二郎さんには申しわけなく思っておると思います
そして なにより
私は…銀二郎さんとまた一緒に暮らしたい
毎朝 しじみ汁を作って食べたい」
「二人じゃだめだろうか
東京で 二人で
夫婦ふたりで…暮らしませんか？」
松野家
「なら行ってくる
それは東京」
司之介が出ていこうとする
「どうして」
「歩いてに決まっている
じゃが おトキを連れ戻すにはそれしか
帰ってこんかったら
おトキだけでなく
跡取りを失う」
「養子をもらうか
養子をもらって
またわしが鍛える」
唖然とする司之介とフミ
東京の下宿
ランプの明かりで勉強する錦織
銀二郎が寝返りをうつ
「今日はすんません
大事な試験の前日に」
「これしきのことでは落ちたりせん
しばらくおってよいからな
女房殿だ
私も松江二妻を残してきた身
大切にするんだぞ」
「ありがとう存じます」
トキも起きていた
翌朝 若宮と根岸が押入れで目を覚ます
「いい匂いだ！」
「泊めていただいたお礼に」
「おトキちゃんが作ったんだよ！」
大家さんがいう
顔を洗いに行くふたり
「アサリですか」
顔を洗った銀二郎が聞く
「しじみが良かったのですが
あさりが初めてなので…」
「美味しいに決まっとる
おトキちゃんの作ったもの
楽しみだな」
仲睦まじい二人に
「今日は二人だけで食べるか？」
錦織がいう
「あ、いらしたんですか」
「ずっといた」
「錦織さんの試験と
朝餉を作ってくれたおトキさんに感謝して
いただきます」
隅に控えてるトキ
「美味しい！
さすがです
活力が湧いてきます」
「お味噌汁おかわりありますけ」
「銀二郎さんこんな美味しい朝餉を作ってくれた
おトキさんをおいて逃げてくるなんて」
「根岸シャラップ」
錦織がいさめる
「でももう…ずっと一緒だと思います」
銀二郎が微笑む
「へえ～」
おトキは…
やっと二人きりで話せたね
いつも…ずっと松野家のみんながいた
銀二郎にとってはずっとアウェイの
一間しかなくて、夜もずっと二人のほうを見ている勘右衛門
そう やっぱりこの勘右衛門がねぇ。
鎧や兜を売る羽目になったのも自業自得だし
それに…働かないのはコイツ一人←コイツって言っちゃった！！
トキと銀二郎に逃げられても まだ養子を貰えるつもりでいる
松野家はぶっ潰すしかないじゃねーか？？
このまま勘右衛門は髷のまま死んで行くのかしら
こんなに働き者の銀二郎を手放すことになったのに
銀二郎は働くことが嫌ではないのよね
ただただいろんなことを押し付けられているのは辛いわな
誰が養子に来てくれるって言うんだ！？
おじょのことより、結局家かとガッカリ。
めっちゃコメディな演出なんだけど
この内容シリアスにしたら…
<おしん>なみにしんどいぞ（苦笑）
でも銀二郎が男で良かった
逃げられる
これが嫁にきた人だと…
逃げることもできないもんね。
銀二郎が初めて言いたいことを言えて。
そしておトキちゃんと一緒に暮らしたいと言えて
トキも一緒に暮らしたいと言った。
嬉しそうな銀二郎
でもトキは松野家のみんなと一緒に暮らしたいってことだから…・。
もう銀二郎を説得するのは無理だし
トキはもう…松江に一人で帰ることになるんだなぁ。
好き同士なのにさみしいね。
そして大磐石・吉沢亮は松江に妻がいた！
松江に戻ってくるんだなぁ
なんの試験かは知らないけど、でっかくなって松江に戻ってくるんでしょうな。
もし錦織の関係で働くとしたら…銀二郎もいつか松江に戻ってくるのかしらね…。
今週は二人の初めての新婚生活みたいだな。
だけど切ない
ばけばけの感想はコチラ→☆
主題歌 – ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
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キャスト
松野トキ（髙石あかり/少女期：福地美晴）
レフカダ・ヘブン（トミー・バストウ）
松野司之介（岡部たかし）
松野フミ（池脇千鶴）
松野勘右衛門（小日向文世）
松野銀二郎（寛一郎）
雨清水傳（堤真一）
雨清水タエ（北川景子）
雨清水三之丞（板垣李光人）
野津サワ（円井わん/幼少期:小山愛珠)
なみ（さとうほなみ）
江藤（佐野史郎）
江藤リヨ（北香那）
チヨ（倉沢杏菜）
せん（安達木乃）
森山善太郎（岩谷健司）
森山銭太郎（前原瑞樹）
花田平太（生瀬勝久）
花田ツル（池谷のぶえ）
ウメ（野内まる）
梶谷吾郎（岩崎う大/かもめんたる）
上野タツ（朝加真由美）
中村守道（酒井大成）
錦織友一（吉沢亮）
イライザ・ベルズランド（シャーロット・ケイト・フォックス）
蛇の声（渡辺江里子/阿佐ヶ谷姉妹）
蛙の声（木村美穂/阿佐ヶ谷姉妹）
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