第13週「サラバ 涙」
あんぱん 連続テレビ小説 Part1/中園ミホ/NHKドラマ制作班
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終戦から5か月 闇市でふかし芋を買ったのぶは子供たちにひったくられる
学校では教科書はほとんどのページが真っ黒に塗りつぶされる
のぶは病気が回復しない次郎の見舞いのため、海軍病院に通っていた。
手帳になにやら書いている次郎は
「子供らのことが気になるんじゃないか?」
とのぶを気遣う
病院食は具のない雑炊と少しのカボチャ
「今度 次郎さんの好きな煮物を作ってきます。」
咳をする次郎にのぶが近づこうとするが、次郎は静止
朝田家
海軍病院も薬が足らないと話している朝田家の人々
学校も進駐軍が来て大変
教師を辞める人も多い
メイコはのぶも学校を辞めるのか?と心配する
「のぶは愛国のかがみやき 大変やろうにゃ」
釜じい
「とにかく今は次郎さんのそばについていたいやろう」
と羽多子
次郎の好きなお芋の煮っころがしを作って病院へ行くのぶ
「闇市で買いました
前におなかをすかせた子供ら
きっと空襲で親を亡くした孤児
そういう子供らが日本中にいる」
次郎が食べる姿を笑顔で見つめるのぶ
「うち教師を辞めたがです」
「やっぱりそうか
そんな気がした
すまんぼくのせいで」
「違います。
うちは子供らに間違ったことを教えてきました
日本は必ず勝ちますと
男の子には立派な兵隊さんになってお国のためにがんばりなさい
あの子らのあの澄んだ目を見たら何も言えなくなった
その時 うちはもう教壇に立つ資格はないと思うたがです」
「君らしいね
僕も船の上から戦況を見て
この戦争は悲惨なものになると思ってちょった
けんど何もできんかった」
「うちは‥子供らまで巻き添えにしてしまいました」
「やっと終わったがやき
これからの話をせんか?」
「次郎さんいつか話してくれましたね
戦争が終わったらいろんな国の写真をとりたいって」
「でも今はもっと大事な夢ができた」
日記帳を開く次郎
記号のようなものをかく
「不思議な模様のような…」
笑う次郎
看護師がやってきて、検査の時間だと言われる
「今度教えちゃーき」
夜
ベッドに体を起こし、日記帳を開く次郎
不思議な模様の続きを書く
咳が止まらず手ぬぐいで抑える
その手ぬぐいを見た
朝、次郎の母が野菜を持ってやってきた
台所で煮炊きしているのぶと次郎母
「この間次郎さんがなんか不思議な記号みたいなもんを書いちょったがです」
「ああそれは速記やろ
次郎は学生時代から速記とかカメラとかに興味を持って
死んだ夫に<おまんは将来はスパイにでもなる気か!>言われちょった
家に次郎の速記の本があるから今度持ってくる」
そこへ電報が届く
<キトク>
の文字
肺浸潤は肺結核ではない
治ると先週言うてたけど
結核というと死ぬ病気という認識から肺浸潤と呼ばれるようになったそうで…
もう…
そういえばうちの祖母は曾祖母の看病で早くに亡くなったらしいので、そういう時代か
次郎さんの速記がのぶを新聞記者へと導いてくれるのね。
にしても…
次郎さんはつらかろうが、最後はなんとか安らかな時間を持ててよかった。
速記を書き留めて、のぶへの遺言も残しているだろう。
最後までロマンティックな男だ。
千尋にはそんな時間もなく、遺骨も戻ってこないだろう…。
嵩の地獄は終わらないと思うと…。
終戦したとはいえ、今週もつらい一週間になりそう。
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主題歌 -RADWIMPS「賜物」
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キャスト
若松のぶ(今田美桜・幼少期 : 永瀬ゆずな)
柳井嵩(北村匠海・幼少期 : 木村優来)
朝田結太郎(加瀬亮)
朝田羽多子(江口のりこ)
朝田蘭子(河合優実)
朝田メイコ(原菜乃華)
朝田釜次(吉田鋼太郎)
朝田くら(浅田美代子)
原豪(細田佳央太)
柳井登美子(松嶋菜々子)
柳井清(二宮和也)
柳井千尋(中沢元紀)
宇戸しん(瞳水ひまり)
柳井千代子(戸田菜穂)
柳井寛(竹野内豊)
辛島健太郎(高橋文哉)
小川うさ子(志田彩良)
貴島中尉(市川知宏)
座間晴斗(山寺宏一)
屋村草吉(阿部サダヲ)
いせたくや(大森元貴)
神野万蔵(奥野瑛太)
島中隊長(横田栄司)
八木信之介(妻夫木聡)
語り – 林田理沙
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