第12週「逆転しない正義」
あんぱん 連続テレビ小説 Part1／中園ミホ／ＮＨＫドラマ制作班
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「あの子にやられたんだろ？」
品詞の岩男に尋ねる嵩
「柳井伍長！違います！
ずっと前から覚悟しちょった
リンはようやった。
これで‥これでえいがや。リン！」
「岩男くん」
息絶えた岩男
八木はリンが見つからなかったと上官に報告
上官は岩男を名誉の戦死にすると答えた
八木を見る嵩の頬に涙
八木と嵩が二人きりではなす
「あの子は親の仇を討ったんだ」
「あの子に会ったんですか？」
「1年前ゲリラ討伐が命ぜられた
その時あの子の両親は射殺された
母親はリンをかばい覆いかぶさって死んだ
母親を撃った日本兵をリンは見たそうだ」
「まかさ
それが岩男？」
回想
＜お父さんの形見の銃で仇を撃った
でも僕の胸はちっとも晴れない
イワオサンはぼくの優しい先生でした。＞
「お前は…リンが憎いか？
幼馴染みの敵を討ちたいか？」
「わかりません」
「占領地民を己が同胞兄弟と心得」
壁に貼られた紙を破り捨てる八木
「こんなもの！
柳井 前に戦場で生き残るには卑怯者になることだと言ったのを覚えているか
卑怯者は忘れることっができる
だが卑怯者でない奴は決して忘れられない！
お前は…どっちだ。
どっちなんだ！」
胸ぐらをつかむ
「どっちなんだ！」
八木は出ていく
一人になった嵩が破り捨てられた神を拾う
「わかりません。」
とつぶやく
その後も補給路再開のめどは立たず
しゃがんでたんぽぽを引き抜く嵩
ねっこをかじる
「タンポポの根っこは食べられるぞ」
康太もはいつくばって食べる
そのタンポポすら食べつくしてしまう
フラフラ歩きへたり込み、ポケットから清の手帳を出す。
倒れて意識を失う
誰かが嵩の手から手帳をとる
暗がりで目を覚ます嵩
＜嵩 大丈夫か？＞
＜会いたかったよ。父さん＞
＜父さんもだ
どうした？嵩
そんな顔するな。＞
＜父さん。
あの時食べたあんぱん おいしかったね。
千尋と母さんと みんなで食べたあんぱん
また食べたいな。
千尋は…どこにいるんだろう
僕はもうすぐ餓死すると思うけど
千尋は…名誉の戦死をするのかな…＞
＜バカなことを言うな
こんな下らん戦争で
大切な息子たちを死なせてたまるか
だが…。
こんなみじめでくだらない戦争を起こしたのも…人間だ
でも人間は美しいものをつくることができる
人は人を助け 喜ばせることもできる
だって あんなにみんな喜んでいたじゃないか
お前の紙芝居＞
＜でも僕はこんなに無力だ…＞
＜お前は何一つ無駄なことはやっていない
いいか嵩
お前は…。
父さんの分も生きて
みんなが喜べるものを作るんだ
何十年かかったっていい
諦めずに作り続けるんだ＞
＜父さん…。＞
嵩の手に手帳を握らせる清
＜嵩 大きくなったな＞
清の姿がタンポポの綿毛がふわふわ舞う光の中へ消える
目を覚ます嵩
「柳井君」
「健ちゃん…なんで？」
「重度の栄養失調だって…
食べり」
おかゆを食べさせる健太郎
「死に損なったろう
救援隊が到着したけん。
食料も届いたよ」
「ありがとう 自分で食べるよ」
オープニングはなかったです。
リンは日本軍のだれかに両親を殺され復讐したのではなく、最初からい岩男にロックオンしていたのか
とてもクレバーというか。
きっと頭の良い子だった。
岩男を殺して仇を討ったけれど…心が晴れない。
リンの今後は
リンは誰と暮らしているのか
リンみたいな孤児は中国にも日本にも多かっただろうし。
今現在、戦争が起こっているので…。
あんな小さな子が…。
岩男の妻は生き延びて、まだ見ぬ岩男の子はすくすく育ってほしい。
嵩は会うのだろうか…。
動くニノをこんなに長く見るのは初めてですねぇ～。
千尋のとこにも出てきてあげて欲しい
もしくは…千尋のところには出てきた後なのか。
やっと食料が届いた。
で、久しぶりに「食べり」を聞いて、しんどいなと思っていた心が晴れたｗ
食べりはハッピーワードなんだな～。
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主題歌 -RADWIMPS「賜物」
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キャスト
若松のぶ（今田美桜・幼少期 : 永瀬ゆずな）
柳井嵩（北村匠海・幼少期 : 木村優来）
朝田結太郎（加瀬亮)
朝田羽多子（江口のりこ)
朝田蘭子（河合優実)
朝田メイコ（原菜乃華)
朝田釜次（吉田鋼太郎)
朝田くら（浅田美代子)
原豪（細田佳央太)
柳井登美子（松嶋菜々子)
柳井清（二宮和也)
柳井千尋（中沢元紀)
宇戸しん（瞳水ひまり)
柳井千代子（戸田菜穂)
柳井寛（竹野内豊)
辛島健太郎（高橋文哉)
小川うさ子（志田彩良)
貴島中尉（市川知宏）
座間晴斗（山寺宏一)
屋村草吉（阿部サダヲ）
いせたくや（大森元貴）
神野万蔵（奥野瑛太）
島中隊長（横田栄司）
八木信之介（妻夫木聡）
語り – 林田理沙
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