第12週「逆転しない正義」
あんぱん 連続テレビ小説 Part1/中園ミホ/NHKドラマ制作班
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嵩のいる駐屯地では補給路がたたれ、乾パンが支給された
「朝田パンで焼いたのかも」と思いをはせる
しかし朝田パンでは材料がなくなり休業していた
釜じいは休む間もなく若い兵隊の墓を彫る
蘭子は郵便配達
羽多子、メイコは防空壕を掘っている
小学校では農家の手伝いをして、子供たちもへとへと。
とうとう食糧が底をつく
乾パンの支給が1つになる。
明日から補給路の重点警備を命じられた
康太は腹をすかしダンゴムシでも食べそうになる
康太は家に侵入し食べ物をあさる
老女はさっきあんたみたいなやつらが来て全部持って行ったと中国語で話す。
銃を向けて脅す康太
神野と嵩は康太を必死で止める
「恥を知れ!!」
「待っていなさい!」(中国語)
老女は奥に入る
「コンタ!お前は自分が何をしているのかわかっているのか!」
「ワシらはどうせすぐに死ぬ
せめて最後は腹いっぱい食べて死にたい」
老女は奥から卵を持ってきた
ゆで卵にしてやる老女
出来上がると神野と康太は6個のゆで卵を殻ごとむさぼり食う
ぼーっとしている嵩
嵩の手に卵を握らせる老女
何度も何度も頭を下げて礼を言う嵩
殻ごと卵をむさぼり食う
「おいしい。おいしい」
老女がつぶやく
「空腹は人を変えてしまう」
岩男はリンと一緒にいた
「いいか もう俺には付きまとうな
お前は便衣だと疑われている
スパイのことだ
もちろん俺はリンを信じてる
だがな…。」
「もう会えないの?」(中国語)
「そうだ お別れだ
これまで…ありがとうな。
さようなら(中国語)」
と岩男
岩男に抱き着くリン
「さようなら イワオサン」
抱きしめられた岩男から笑顔が消える
康太が嵩に話す
「あのばあさんうちの母さんに似ていた」
すると銃声が聞こえる
「おい!大丈夫か!」
八木が岩男駆け寄る
「大丈夫であります…」
「ガキが逃げたぞ」
馬場が言う
「おい!違う
あの子は関係ありません!」
「じゃ、なぜ逃げた?
「衛生兵を呼べ!」
八木は駆け出す
岩男に声をかける嵩
「おい!しっかりしろ!
おい岩男!」
銃を手に藪に入る八木
茂みの中で銃を構えているリン
苦しい。
朝から苦しい。
しかしやなせたかし夫妻をメインにするなら、戦争は切っても切れない
あと少しの辛抱だ…。
空腹の辛さなんて、ワタシにわかるはずもない。
コンタの行動を諫めた神野班長も食べ物を目の前にすると卵を貪り食う。
あの中国人老女の憐れむような顔も
彼女とて食糧を強奪され辛いだろうに…。
戦争は人が人でなくなってしまう。
本来勉強をするはずの子供たちが勤労にかりだされ、勉強ができない。
彼らも空腹だ。
学校で勉強ができない
学校が学校じゃない。
嵩の駐屯地は山に見えたが、山菜もないのか。
食べられる雑草はないのか…。
食べなければ餓死
極限状態に陥ったら、プライドとか恥とか理性とかなくなって
コンタのしたことは最低なことだとは思っても正論なんて通用しない
そしてリン。
もう困惑。
リンくんにはリンくんの事情があった。
無邪気そうに見えて、本当はそうではなかったのかも
リン君が幼稚園児から小学校低学年にしか見えないから無邪気でかわいいって思っていたけれど、幼児が幼児でなくなるのも戦争なのかも。
リン君にご両親はいるのか?
祖父母はいるのか?
彼の背景が見えないが日本兵がリンの家族を奪うようなことをしていれば、幼児?児童?くらいの年齢のリンだって、鬼になる。
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主題歌 -RADWIMPS「賜物」
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キャスト
若松のぶ(今田美桜・幼少期 : 永瀬ゆずな)
柳井嵩(北村匠海・幼少期 : 木村優来)
朝田結太郎(加瀬亮)
朝田羽多子(江口のりこ)
朝田蘭子(河合優実)
朝田メイコ(原菜乃華)
朝田釜次(吉田鋼太郎)
朝田くら(浅田美代子)
原豪(細田佳央太)
柳井登美子(松嶋菜々子)
柳井清(二宮和也)
柳井千尋(中沢元紀)
宇戸しん(瞳水ひまり)
柳井千代子(戸田菜穂)
柳井寛(竹野内豊)
辛島健太郎(高橋文哉)
小川うさ子(志田彩良)
貴島中尉(市川知宏)
座間晴斗(山寺宏一)
屋村草吉(阿部サダヲ)
いせたくや(大森元貴)
神野万蔵(奥野瑛太)
島中隊長(横田栄司)
八木信之介(妻夫木聡)
語り – 林田理沙
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