『桜の塔』　最終話ﾈﾀﾊﾞﾚ感想～まさかのハッピーエンド！正義って何かね？

『上條漣は、もういない』

あらすじはコチラ→☆

刈谷銀次郎（橋本じゅん）を殺害した犯人は優愛（仲里依紗）だった。
5年間かけて上條（玉木宏）は優愛を洗脳した。
刈谷がストーカーしたから殺害した。
優愛は父・千堂（椎名桔平）に連絡し、千堂が蒲生兼人（森崎ウィン）に濡れ衣を着せた証拠を持っていた。
千堂はそれでも大丈夫だと笑っていた。
しかし優愛は離婚して千堂宅に帰っていたので千堂家に家宅捜索が入ることとなった。
上條の父が殺害されたとき、別の方向に防犯カメラがあった。
そのカメラには重要な証拠が残されていた。
矢上（尾見としのり）が押収品が横流しされたという証拠のビデオだった。
千堂はその弱味を握っていたのでここまで出世できた。
家宅捜索には改革派で固められていた。
程なく証拠の防犯カメラ映像が千堂のコレクションルームからでてきた。

上條は優愛に対面する。
「あの日記は私に殺意を抱かせるために書いたもの｡
あなたは、私を操ってたつもりかもしれないけど
そうじゃないの｡
私は、自分の意思で刈谷を撃ったの｡
あなたを愛してるから｡
刈谷を殺してパパを追い詰める事で漣が、復讐から解放されるならそうしてあげたかった｡
私にできる事はそのくらいしかないから…｡
だからあなたは、罪悪感なんて抱かなくていい｡
後ろめたい事なんて何もない｡
どうかお父さんの遺志を受け継いで、立派な警察官になってください｡」

優愛の言葉を聞いて後悔をする上條。
「父はこんなこと望んでなかったんだ。」
そんな時、爽（広末涼子）から呼び出された。
爽は全て気がついた。
自分の復讐の為に優愛を巻き込んだことを。
日記には改造銃の場所など書いていなかった。
上條が優愛に刈谷を殺させた。
犯罪者にした。

5年前、蒲生兼人に強盗をけしかけた時２丁の改造銃を手配させた｡
1つは、証拠を捏造するため｡
もう1つは、自分のために｡
銀行強盗で、もし死人が出たら責任を取って命を絶つつもりだった｡
しかし千堂に負けて悪魔に魂を売った｡
そして、その改造銃を他人に使おうと決めた｡
千堂大善を追い詰めるために優愛を利用して、刈谷を殺した｡
「上條漣は、もういない｡
ここにいるのはサッチョウの悪魔だ｡」
「あんたの信じた道は、間違ってる｡」
「今度こそ俺を楽にしてくれるのか？」
「あんたを裁けるのは私しかいないでしょ｡」
引き金を引く爽。
しかし父の形見のウィスキーケースに弾が当たり助かった上條、。
「お前の茶番だろ｡」
「私はあんたを助けたつもりはない｡
生きて償いな｡
これでサッチョウの悪魔は死んだ｡
おかえり、漣｡」
ってことで・・・警視総監になったのは権藤（吉田鋼太郎）。
でも千堂は警察を辞めていない。
ないないに千堂の悪事をおさめたとか。
玉木宏もやめてない。
広末涼子だって・・・あんなとこで発砲したのにお咎めもなさそう。
んでもって・・・・広末涼子と岡田健史は結婚したっぽい。

尾美としのりさんだけ消えてたな！
主要人物のほとんどが元気に警察の仕事を続けていて驚いた。
なんなのこれ？
ハッピーエンドみたいになってるけど、みんなそれぞれすんげー悪いことしてたんだけど。
これだから警視庁は良くならないんじゃないの？
自浄できないんじゃん。

みんな正義正義って言っていたけど、正義なんてどこにもなかったわ！
ただただ仲里依紗ちゃんだけが可哀想だったなぁ。
あんな男に惚れたために復讐に使われて・・・。
だけどさ、2発で元刑事の橋本じゅんを仕留めるって、ホントに初めて拳銃に触ったのかしら？
スナイパーの才能がありすぎるやろ！

それでも仲里依紗ちゃんは服役しているはずなのに父親も元夫も警察を辞めないなんてあり得ない。
娘が服役してるのにチャラチャラクラブで酒食らってる場合じゃないでしょ。

まさか続編をするためにバッドエンドはやめたのかしら？
この雑なハッピーエンドのどこに正義があったのか知りたい。

読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援して頂けるとウレシイです。

主題歌 – 宮本浩次「sha・la・la・la」

キャスト
上條漣（玉木宏・小学生時代/小林優仁）
水樹爽（広末涼子）
吉永晴樹（光石研）
権藤秀夫（吉田鋼太郎）
千堂大善（椎名桔平）
富樫遊馬（岡田健史）
荒牧雄彦（段田安則）
馳道忠（渡辺大知）
新垣広海（馬場徹）
牧園隆文（関智一）
高杉賢剛（長谷川朝晴）
轟啓一（駒木根隆介）
蒲生兼人（森崎ウィン）
千堂優愛（仲里依紗）
刈谷銀次郎（橋本じゅん）
小宮志歩（高岡早紀）
及川明深（井本彩花）
上條勇仁（岡部たかし）
水樹鉄朗（小松和重）
土門義郎（野間口徹）
矢上（尾見としのり）