「相棒21」 第11話 ネタバレ 感想~誰も死なない事件が起きない元旦SP!祝)薫ちゃん正規雇用

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「大金塊」

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「袴田にとってかけがえのないものを守って下さい」
袴田虹子(いしのようこ)は土下座をして、右京、薫、寧々(茅島みずき)、大門寺(斉木しげる)、串田(佐藤B作)、野崎(井上肇)に頼み混む。
財産価値以外の何かが金塊にはある。

袴田家の居候たちは揃いも揃って金塊があることは知っていた。
しかしその場所は知らなかった。
そこであの予告状を出して、どこに金塊があるかあぶりだそうとしていたのではないかと右京は考えた。

予告日、能面の男が入ってくる。
チワワのラムが能面の男に吠える。
能面の男はピッキングして侵入。
虹子(いしのようこ)と鉢合わせになり、悲鳴を上げる寧々。
侵入者は取り囲まれる。
「約束通り金塊はいただいた!」
弱っちい侵入者を即逮捕。
しかし余興だという侵入者。
「袴田茂昭(片岡孝太郎)さん。
この家の当主に頼まれた」
とおどける地獄の軽業師こと”猪鹿蝶助”。
猪鹿はフリーの役者。
逮捕されるとリモートで袴田議員に命じられたと動画を提出した。

しかし金塊は盗まれていた
金塊が正真正銘の金塊だと確認されていたのは3年前だと言う袴田議員。
犯人はなぜ金塊を盗むだけではなく、偽物をすり替えておいたのはなぜか。
犯人は袴田茂昭が金塊をちょこちょこ確認することを知らなかった人物。
寧々は偽物を置いたのはカムフラージュではなく別の意味があるんじゃないか。
2022年の元日スペシャル 「二人」で捕まった袴田の元秘書・結城の妻がやってきた。
袴田は寧々と美和子が面会にきたことで金塊のことを思い出した。
結城によると金塊は時効とはいえ賄賂だから醜聞になる。
ちょっとつつけば金を出すのではないかとやってきたが門前払いとなる。

伊丹らが特命の捜査に合流することになる。
伊丹が袴田議員に話を聞くと「(金塊を)盗まれてせいせいした」と捜査しなくても良いと言う。
それを聞いた右京は、奥様は「かけがえのないもの」と言った金塊を袴田議員が「盗まれてせいせいした」と…?と不思議に思う。

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猪鹿蝶助がリモートで頼まれた袴田議員はAIだったことが判明。
そしてそれが内調の仕業だったと聞きつけた右京は社美彌子(仲間由紀恵)に会いに行く
「キーワード”頼まれもしないのに”」
頼まれもしないのに消去した音声データ←2022年の元日スペシャル 「二人」
それは袴田議員を支配下に置くため
敵となると煩わしいがコントロールできるとしたら心強い
「この件に関しては警視庁と手打ちが済んでいるみたいなので、僕ごときが騒ぎ立てても仕方ないのでしょうが。」
と右京が言うとニヤリとする美彌子

甲斐(石坂浩二)が特命がやってきた。
22年前の列島改造近未来プロジェクトに袴田議員が参加したあと、徐々に袴田の政界での地位が上がる。
5社は当時、新進気鋭の会。
そこから金を受け取り、これら企業の後押しを受け政界での存在を増した。
時価総額20億の金塊も22年前は2億2千万。
企業5社からの献金としてはおかしくない金額。

寧々を訪ねる右京と薫。
すると熟年トリオから「袴田議員が憧れていたのは大物議員の初代(祖父)ではなく、清廉潔白だが大物とは言えない二代目(父)」だった。
そして飾られていた二代目のブロンズ像は春先に茂斗(森崎ウィン)が作らせたものだと聞く。
急に袴田議員の記事がでた。
袴田の家の鑑識作業もできることとなった。
窃盗犯が金塊をブロンズ像に変えた…。

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袴田議員に会いに行く
犯人(といえる?)は茂斗(森崎ウィン)
初代ただのブロンズ像、2代目は外見はブロンズでも中身は黄金
「犯人もあなた同様2代目を評価しているんです。
ここまで言えば今回の犯人はおわかりですね」
庭師の部屋から「空飛ぶ二十面相」の本が消えた。
茂斗の本だった。
庭師の部屋にある蔵書は茂斗のものだ。
高額な古書が揃っていた
茂斗は探偵小説マニアだった。
子供の頃、探偵小説を禁じられていたからかマニアとなった。
茂斗は金塊を盗んでも当分気づかれないことは知っていたが、気づかれないままだと暗示にも気づかれない。
あえて盗難騒ぎを起こした。
延べ棒の一部を溶かしてこの銅メッキの黄金像を作る。
「余興だよ。」
茂斗の仕業なら家族の間のこと。
窃盗罪も免除でき事件として扱うことはない。
「そういうことだ
お前の出る幕はない
ご苦労さんだったね」
「実はもう一つはっきりさせたい事が
そもそもあなたは今の自分に嫌気がさしているのではないですか?」
清廉潔白が夢なのに汚職で出世とは不本意。
金塊は出世のシンボル
汚らしく出世した自分とオーバーラップする。
金塊を見るのが嫌になった
見るのも嫌なら処分すれば良い。
しかしそれだと妻は納得できない。

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「引退しよう
それでどうだ
お前の真の目的は俺の首だろう?
お前も俺の前に二度と顔を見せるな!」
右京は引退まで考えるのは内調に助けて貰ったからかとさらに詰める。
議員を続ける限り、内調にコントロールされてしまう。
「引退なされたければどうぞご自由に」
右京の目的は袴田議員が犯した罪を償うこと。
あまりこういうことは言わないが…と前置きし
「首を洗って待っていろ!」
にらみつける右京
ひるむ袴田

右京が出て行く
薫は茂斗に
「汚れなきゃ出世できないのが政界の現実かもしれないが
理想で現実に立ち向かってくれ
お父さんの果たせなかった夢を君が果たせば良い」
と声をかける

茂斗は自分が浅はかだったと謝罪。
父が自分と同じく二代目を理想にしていたと思わなかった。
しかしそれを知った時、父の肩の荷を降ろしてあげたいと思った。
「肩の荷がおりたよ。」

なぜか嘱託職員から正規雇用の辞令がでた薫。
袴田議員の命令だと聞きつけた右京が電話をかける。
運を売るつもりではない。それくらいの力は自分にあるという袴田議員。
薫が茂斗にかけた言葉に感謝(?)しての事だった。

その後、袴田議員は逮捕された。
2022年の元日スペシャル 「二人」で消された音声データを内調にいる青木から手に入れた右京。
それが証拠となった。

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去年の元旦スペシェルの件をサクッと解決してくれましたね。
1年後でなくても…と思ったんですけど(苦笑)
しかし1年前は嫌な議員だった袴田。
まさか「清廉潔白」を目指していたなんて、微塵も感じさせなかった。
早く片付けたかったのかしら(爆)
殺人教唆とかしてなかったっけ。
しかも薫を正職員に格上げ?した袴田。
ま、袴田議員は逮捕されたけど、去年の事件で取り調べも何にもないから、どこまで認めるのかもわからん。
清廉潔白になったのか。
実は憧れでしたと言われても…ねぇ。
んでもって、4代目の森崎ウィンが清廉潔白の道を行くかどうか。
そりゃ無理だろうな(苦笑)
闇落ちするか議員を廃業か。
どっちかだろう。

ゲスト陣。
探偵団の面々はベテランの味。
片岡孝太郎さんのお芝居はなんとなく香川照之さんを思い出させ
森崎ウィンさんは、あれ?こんなに日本語がたどたどしかったっけ?と思ったり。
茅島みずきさんも帰国子女?ってくらいなんとなくしっくりこないイントネーションだった。
でも瑞々しくて美しいのは間違いなし。

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最近の元旦SPの中では割と面白いほうじゃないですかねぇ。
これも薫ちゃんフィルターかしら?
緩急がちょうど良いっていうか。
殺人が起きない、いや、事件すら起きていない正月SPも珍しい。

ここしばらくの元旦SP特有の「なんかすんげーことが起きている!」みたいな。
雰囲気だけは本格サスペンス!っていうのではなかったのも良かったかも。

一番良かったのは薫ちゃんが復職したことですかね。
もう嘱託ではないので、それも良き!!

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出演者
杉下右京(水谷豊)
亀山薫(寺脇康文)
亀山美和子(鈴木砂羽)
伊丹憲一(川原和久)
芹沢慶二(山中崇史)
角田六郎(山西惇)
出雲麗音(篠原ゆき子)
小出茉梨(森口瑤子)
益子桑栄(田中隆三)
大河内春樹(神保悟志)
中園照生(小野了)
内村完爾(片桐竜次)
衣笠藤治(杉本哲太)警視庁副総監
社美彌子(仲間由紀恵)
甲斐(石坂浩二)

ゲスト
袴田茂昭(片岡孝太郎)
袴田茂斗(森崎ウィン)
大門寺寧々(茅島みずき)
串田純哉(佐藤B作)
大門寺尚彦(斉木しげる)
野崎長吉(井上肇)
袴田虹子(いしのようこ)
甲良尚真(小橋川建)
本多力
沼田楓愛
小早川真由

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